イスタンブルのチューリップが２００年をへて帰国した

５月１０日　イスタンブルのチューリップが２００年を経た今、トルコに帰ってきたと、オランダ総領事が言いました。

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「今日、２００年を経て、私たちはイスタンブルのチューリップを帰国させました！」と、バルト・ファン・ボルイス駐イスタンブル・オランダ総領事がツイートで言い、赤黄色のチューリップの写真をシェアしました。ファン・ボルイス総領事はオリジナルのイスタンブルのチューリップを、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長に、ビデオ・メッセージとともに手渡しました。

「オスマン帝国はチューリップの栽培と文化の基礎をつくり、オランダ人がチューリップを開発し、世界中にひろめました。イスタンブルのチューリップは、まだオランダで、小規模ながら栽培されています。そしていま、チューリップは故郷のイスタンブルに帰ってきました」と、ツイッターは言っています。

イマムオール市長は先週、アムステルダムを訪問する予定で、ファン・ボルイス総領事は、その時、サプライズとして市長にこのチューリップを贈るつもりでした。しかし、コロナウイルスのため、市長のアムステルダム訪問は中止になってしまったと、総領事は説明しました。

「私たちはオランダとトルコの友情のシンボルであるチューリップが、イスタンブル市長と皆様に慰めと信頼をもたらし、このパンデミックをともに克服できるよう願います」と、ツイートは付言しています。

トルコとイスタンブルのシンボルであるチューリップは、１５世紀後期、ヨーロッパに伝わりました。チューリップはオランダで人気となり、カナダの首都オタワに伝わり、世界中で知られるようになりました。カナダ、オランダ、トルコ、日本では、毎年、チューリップ祭りが行われています。

保健職員たちは「母の日」にも子供たちと会えなかった

子供を持つ保健職員たちは子供たちと離れて暮らしているため、重い気持ちで「母の日」を迎えました。ウイルスの拡大を抑えるため、多くの人々は家にこもり、家族との触れ合いを避けていますが、保健職員たちはパンデミックとの献身的な戦いをつづけています。保健職員たちは公共の健康のために自身を隔離しながら働き、子供たちを抱きしめ、キスする日を夢見ています。

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「私は子供たちと7週間も離れています。子どもたちに会いたいです。こんなに子供たちと離れているのは初めてです」と、セミハ・チェリキ・エキンジ医師はアナドル通信に語りました。２人の子供の母親であるエキンジ医師は、子供たちは安全な場所で、祖父母が世話をしていると言いました。

「私は子供たちと毎晩いっしょにゲームをし、抱きしめて寝ていました。いま、子供たちは私のビデオ電話から逃げ出します。母親はみな、子供を抱きしめたいのです」と、彼女は言いました。

ファトゥマ・ニハン・アクコチュ・ムスタファイエフさんも、子供を祖父母に預け、夫といっしょにいると言いました。彼女も子供にはまれにしか会えないと言い、「子供は最初はゲームかなにかだと思っていたようですが、いまは事態に狼狽しています」と語りました。

ウイルスから快復したビルチン・クルチュさんは、治療を受けながら、子供たちの世話をしなければならなかったと言いました。「子供たちはウイルスに感染しませんでしたが、子供に触れられないのは、とても悲しかった。子どもたちといっしょにいながらキスもできないのですから」

コロナウイルスの死者は３,７８９人になり、快復者数は９２０００人を超えた

トルコの確認されたコロナ感染者数はこの24時間で１,５４２人増え、４７人が死亡し、死者総数は３,７８９人になったと、５月１０日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

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コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者は１３８,６５７人になりました。この２４時間で、３,２１１人の患者が快復したとコジャ保健相は言いました。快復者総数は９２,６９１人になりました。コジャ保健相はまた、昨日、３６,１８７人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１,３７０,５９８人なったと言いました。

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介護ホームも入居者をコロナから守るために防護対策

５月９日　トルコの高齢者ケア・ホームも、コロナウイルスの危険から高齢者を守るための対策を講じています。

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トルコには、労働・社会サービス・家族省の下に運営されている国立の介護ホーム２７,５００と、民営の介護ホーム４２６があります。どのホームもスタッフは特別なシフトを組み、入居者にウイルスの症状が出れば、すぐに感染経路をたどります。スタッフのPCRテストは１４日ごとに行われています。

アンカラの介護ホームのひとつ「７５周年高齢者ケア・リハビリ・センター」をアナドル通信の記者が取材しましたが、記者はまずコロナのテストで陰性を確認されてから、完全防護装備で職員とともにホーム内に入ることを許されました。コロナ・パンデミックのため、介護ホーム内は隔離状態で、ホーム内のレストランやカフェは閉鎖され、食事は防護服を着たスタッフが、使い捨ての食器で個室のドアまで運んでいたそうです。

トルコの身障者・高齢者サービス部長のオルハン・コチ氏は、政府は３月２６日から高齢者ケア・ホームに完全な隔離ルールを適用したと言いました。この対策のおかげで、ホームのウイルス感染リスクは最小限になったと、コチ部長は言っています。ホーム内で疑わしい症状の人が見つかれば、すぐに検査し、陽性なら病院に運ばれ、退院後は隔離されます。

高熱、不規則な脈拍、呼吸、下痢、無臭覚、腹痛のようなウイルスの症状は、１日に数回チェックしていると、コチ部長は言っています。

９０人以上のトルコ・キプロス人が、英国でコロナのため死亡

イギリスに住むトルコ・キプロス人９１人が、コロナ・パンデミックのため死亡したと、ロンドンの北キプロス・トルコ共和国のオヤ・トゥンジャリ代表が、５月７日、言いました。

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「イギリス政府はパンデミックとの戦いを始めるのが遅かったし、考えが甘かった。トルコ・キプロス人たちは、政府の対応のために、他の人々同様、ウイルスで大きな被害を受けました」と、トゥンジャリ代表は言いました。「わが国は２６歳の若者から、９４歳のお年寄りまで多くの国民を失いました」

イギリスに住むトルコ人の死者は４７人に達し、３７人の遺体が葬儀のため、トルコに帰ってきました。

イスタンブルのグランド・バザールが６月１日オープンする

イスタンブルの歴史あるグランド・バザールが、６月１日からふたたびオープンすると、バザールのファティフ・クルトゥルムシュ議長が、５月８日、言いました。

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カパル・チャルシュ（グランド・バザール）委員会のクルトゥルムシュ議長は、５００余年の歴史を持つ建物内で、記者団に、オープン後の新たな対ウイルス防護対策について語りました。世界初のショッピングモールと言われるグランド・バザールは、３月２３日、コロナ拡大を阻止する対策の一環として閉鎖されました。

６月１日から、バザールの２１の入口の半分だけを、訪れる人のために開くと、クルトゥルムシュ議長は言いました。「私たちは抑制した姿勢でお客様を迎えます。バザールに入る方は必ずマスクを着用し、体温も計られます。ソシアルディスタンスのルールも守っていただきます」

歴史的なバザールには、毎日、１５万人の人が訪れていました。グランド・バザールの商人のうちの７人が、コロナでなくなっています。

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「母の日に介護ホームを訪れないように」家族省

５月８日　労働・社会サービス・家族省は、「母の日」と、ラマザンの終わる祝日エイド・アルフィトルに、退職者ホームや介護ホームの訪問は不許可とすると、５月８日、発表しました。

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コロナがいまも全国の多くの人々、とくに高齢者に感染しつづけていることを考えたうえでの、感染拡大を防ぐための対策です。また、ちょっとした接触も、施設に暮らす人の生命の危険につながるかもしれないため、これら施設へ贈物や花を送らないようにと、同省は勧告しています。

昨１２月、中国の武漢で発生したウイルスは、世界の１８７の国と地域に拡大しています。

青空市場の規制の一部が廃止される

コロナ拡大を防ぐ対策の一環として、青空市場に課されているいくつかの規制を廃止すると、内務省が全国８１県に回状で発表しました。

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政府は、当初、オモチャ、衣類、ガラス器、花のような不必要な商品を、青空市場の屋台で売ることを禁じていました。内務省はこの禁止令を取り下げ、必要な保健上の用心をすれば、これら商品の販売を許可すると言いました。しかし、市場内の屋台は互いに少なくとも3メートルは離すこと、売り手はマスクを着用することなどのルールは、ひきつづき守らなければなりません。

内務省は地方行政に、ルールがきちんと守られていることを視察するよう依頼しました。規則を破った者は罰金を科されます。エルドアン大統領は５月４日、トルコは５月１１日からコロナ抑制対策を緩和しはじめ、７県の都市間移動の規制を廃止し、高齢と若年の市民に課されていて週末の外出禁止令も緩和すると発表しました。

「この２週間、コロナ拡大のペースが遅くなってきているので、トルコは５月、６月、７月、対策の緩和を始める」と大統領は言いました。大統領はまた、ショッピングモール、理髪店、商店の一部について、正常化ルールを守れば、開店を許可すると発表しました。

コロナの死者は３,６４１人に、快復した人は８２,０００人を超えた

トルコの確認されたコロナウイルス感染者は、この２４時間で１,９７７人増え、５７人が死亡し、死者総数は３,６４１人になったと、ファフレッティン・コジャ保健相が、５月７日言いました。

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コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者は１３３,７２１人になりました。また、この２４時間で、４,７８２人が快復したと、保健相は付言しました。快復者総数は８２,９８４人になりました。

コジャ保健相はまた、昨日、３０,３９５人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１２６５,１１９人になったと言いました。現在、集中治療室で治療中の患者は１,２６０人、人工呼吸器を使用している人は６６５人だと、保健相は語りました。

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「トルコは対コロナ戦の第2段階に入った」保健相

５月７日　トルコは新型コロナウイルスとの戦いの第１段階を終えたと、５月６日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

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ウイルスと戦う努力と、診断と治療の成功の結果、トルコはパンデミックを抑制したと、コジャ保健相は科学委員会の会議後、記者団に語りました。集中治療室にいる患者と、人工呼吸器を使っている患者の数は減りつづけ、これまでに全国で、７３,２８５人の患者が快復したと、保健相は言いました。

コロナ感染は昨１２月、中国で発生し、１８７の国と地域で報告されています。

この５年間で、家族の人数は減少し、単身世帯が増加している

トルコ統計局（ＴＵＩＫ）が行った生活満足度調査によると、トルコの平均的世帯の人数は、２０１４年は３．６９人でしたが、２０１９年には３．３５人に減り、トルコの家族の子供の数が減少傾向にあり１６ます。

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調査によると、２０１４には核家族が構成する世帯の割合は６７．４％でしたが、２０１９年には６５．１％に減少しています。核家族とその他の人々で構成される世帯の割合は、２０１４年には１６．７％でしたが、２０１９年には１５．０％に減っています。一方、単身世帯の割合は、２０１４年の１３．９％から、２０１９年の１６．９％に増加しています。

１世帯の平均人数が最も多いのは東部のシュルナク県で、６．１１人、１世帯の平均人数が最も少ないのは西部チャナッカレ県で、２．６３人でした。単身世帯率が最も高いのは東部トゥンジェリ県で、２６．４％。

１８歳以上で、家族といっしょにいるときが最も幸せとと言った人は、２０１９年、７４．１％でした。家族といっしょにいるときが最も幸せといった男性は７９．５％、女性は６８．８％でした。子どもといっしょにいるときが最も幸せとと言った男性は７．４％、女性は１８．１％でした。

１６歳以上で、親戚と結婚した人の割合は８．５％。血族結婚が最も多いのは南東部のマルディン県で、２０．８％。最も少ないのは北西部エディルネ県で１．１％でした。２０１０年の公式結婚では、５．９％が血族結婚でしたが、この数字は次第に減ってきています。

トルコの茶葉生産者はコロナによる旅行規制に困惑

茶摘みの季節労働者、とくにジョージアからの季節労働者が、今年はコロナウイルスによる旅行規制のために来ることができず、茶摘みは近隣の人々でしなければならないことになりそうです。

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「黒海地方の農業者たちは、コロナ拡大のために、昔に返って、自分たちで茶摘みをしなければならないでしょう」と、トラブゾン・ベースの「茶葉産業ビジネス協会」のムスタファ・ユルマズ・カル事務総長がアナドル通信に語りました。季節労働者、とくにジョージアからの季節労働者約２６,０００人が、３月から国境が閉ざされているため、トルコに入国できずにいます。

トルコ国内でも、ウイルスを拡散しないため、県間の移動が規制されていますから、黒海地方に茶畑を所有してイスタンブルに住んでいる農業者たちは、自分の茶畑へ行くのが難しくなっています。

カル事務局長によると、茶葉生産のために働く人々の約６５％はすでに黒海岸に到着しています。「彼らはすでに茶畑に肥料をやりましたから、まもなく茶葉を摘みはじめるでしょう。しかし、茶畑所有者たちは旅行規制のため黒海岸に行かれず、まだイスタンブルにいます。彼らに早急に旅行許可を与えるべきだと、私たちは考えます。旅行許可が出るのを待っています」

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離れて住む友人たちがオンラインでいっしょに“イフタル”

５月６日　トルコの異なる都市に住み、コロナ発生で会うことができない友人グループが、断食明けのディナー「イフタル」をオンラインでいっしょに楽しんでいます。

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イフタルの御馳走から、モスクのお祈りまで、世界中のムスリムたちは、今年はコロナ・パンデミックのために、孤独なラマザンに耐えています。ムスリムたちは、ラマザン中は夜明けから日没まで断食し、その後、家族や仲間たちと集まって食事をし、イスラムの聖月の夕べを過ごします。

トルコでは、ラマザンは４月２４日に始まり、エイド・アルフィトル（ラマザン明け）の祭りで終わります。１日の断食が終わってとる食事を「イフタル」と言います。しかし、今年は、コロナウイルスの拡大で、家にこもったままのラマザンになりました。世界中のムスリムたちは、コロナ拡大の中でも、愛する人たちとともにラマザンを過ごす方法を見つけようとしています。

トルコのある友人グループは、ビデオ会議のプラットフォームで“オンライン・イフタル”を楽しんでいます。医師夫婦のセダ・ウーウラル・サプジュさんと夫のメルト・サプジュさんは、離れた都市に住む友人たちとオンラインでイフタル・ディナーをしています。

「ラマザン中はいつも、友人や親せきたちと会い、にぎやかなイフタルを楽しみます。私たちは賑やかなイフタルが恋しいけれど、今年はコロナウイルスで友人たちと会えないので、このアイディアになりました」と、セダ・サジュさんはアナドル通信に語りました。「オンラインでも、素晴らしいイフタルができます。私たちは同じテーブルにいるように、食事をし、お茶を飲み、おしゃべりをしました」

「オンライン・イフタルは私たちにとって、心理的にもよいことですね」と彼女は言いました。

シリア人男性がコロナの治療のために免疫血漿を提供する

コロナを克服したシリア人男性が、トルコ人への感謝をこめて、免疫の血漿を提供したいと言っています。

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ムハムメド・アリスマイルさん（２７）は７年前、シリア内戦を逃れて家族とともにトルコに来ました。彼はカラビュク大学で環境工学を学びました。４月１１日、アリスマイルさんはコロナのテストで陽性と判明し、トルコの病院で治療を受けて回復し、退院しました。
アリスマイルさんは自分の免疫の血漿を提供して、人々の命を救いたいと言いました。免疫の血漿とは、ウイルスと戦う抗体を持った血液中の成分です。「５月７日、私はある患者さんの治療のために、私の免疫血漿を提供します。コロナから快復した人は、他の患者のために免疫血漿を提供するべきだと思います」とアリスマイルさんは言いました。

コロナウイルスによる死者は３,５２０人に、快復した人は７３,２８５人に　

トルコの確認された感染者はこの24時間で１,８３２人増え、５９人が死亡し、死者総数は３,５２０人になったと、ファフレッティン・コジャ保健相が、５月５日、言いました。

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コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者数は１２９,４９１人になりました。この２４時間で、５,１１９人の患者が快復したと、保健相は付言しました。快復した人の総数は７３,２８５人になりました。

コジャ保健相はまた、昨日、３３,２８３人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１,２０４,４２１人になりました。現在、集中治療室で治療中の人は１,３３８人、人工呼吸器を使っている人は７０７人いると、保健相は付言しました。

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エルドアン大統領がコロナ対策正常化計画を発表した

５月５日　トルコはコロナ封じ込めの対策を５月１１日から緩和しはじめると、エルドアン大統領は言い、６県の都市間移動規制を廃止し、高齢と若年市民に週末に課されている外出禁止を緩和すると言いました。

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過去２週間、拡大ペースが遅くなりはじめたため、トルコ政府は発生抑制のための対策を緩和しました。エルドアン大統領は５月４日、トルコは５月、６月、７月、対策を緩和しはじめると言いました。

エルドアン大統領は閣僚会議後、「高齢と若年市民は、今週から１週間に１日、４時間の外出が許される。また、移動規制は、イスタンブル、アンカラ、イズミルを除く７都市で廃止される」と言いました。ショッピングモール、理髪店、商店の一部も、正常化ルールの範囲内で、５月１１日からオープンを許可されると、大統領は言い、大学は６月１５日から大学のカレンダーにもどると付言しました。

しかし、正常化計画に従わなかったら、政府はより厳しい対策を課すと、大統領は警告しました。

欧州委員会委員長がコロナ対策への結束に対し、トルコに感謝

欧州委員会のウルスラ・フォン・デルライアン委員長が、トルコの大統領に、国際「コロナウイルス地球対策会議」に出席・貢献したことに対し感謝しました。

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ライアン委員長はツイッターで、欧州委員会主催の「コロナウイルス地球対策会議」に出席した各国のリーダーたちに感謝しました。会議は診断・治療・ワクチンのために７５億ユーロ（８０億ドル）を集めることを目的としています。ライアン委員長はエルドアン大統領のツイートにシェアし、「支援をありがとう」と言いました。

エルドアン大統領は会議でのビデオ・メッセージで、すべての人々にワクチンが届くことの重要性を語りました。「だれも置き去りにされることなく、みながワクチンを入手できることが非常に重要です。わが国はこれらの問題を考慮し、ワクチン開発に財政的貢献することにします。５月２３日までにその額を発表します」と大統領は言いました。

EUは国際的組織として、１０億ユーロ（１０億９００万ドル）を提供し、加盟国も貢献します。ヨーロッパの２大寄進国フランスとドイツは、それぞれ５億ユーロ（５億４６００万ドル）と５億２５００万ユーロ（５億４７００万ドル）を約束しました。中国は５０００万ドル、日本は８億３０００万ドル、カナダは６億ドルを提供します。

３月２６日に行われたG-２０ビデオ会議で、リーダーたちはワクチンの早急な開発のために基金を提供することを約束しています。

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政府は高齢者に対する規制を緩和するかも

５月４日　政府は、６５歳以上の高齢者に対する外出規制の緩和を考慮していると、５月２日、大統領府のイブラヒム・カルン報道官が言いました。

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「４日、大統領がよいニュースを発表するかもしれません。科学委員会の意見としては、６５歳以上の高齢者が、一定の日、一定の時間、外出することを認めています」と、カルン報道官はＴＶ２４で語りました。「いまははっきり言えませんが、大統領は科学委員会の勧告を聞き、最終決定をして発表します」

外出禁止令はコロナ対策の一環として、ラマザン中は行われると、報道官は言いました。「今後の３週間のコロナ発生の状況を見て、最終決定が出されます」

フアト・オクタイ副大統領は、いま“正常化カレンダー”を研究中で、まもなく仕事を終えると、カルン報道官は言いました。トルコはコロナ対策の一環として、３月２１日、６５歳以上の高齢者と持病のある人に対し、部分的外出禁止令を出しました。トルコ政府は“もとのもくあみ”になることがないよう、徐々に産業を回復させていく計画だと、副大統領は言っています。

コロナによる死者総数は３,３９７人になり、快復者は６,３０００人を超えた

トルコの確認された感染者数は、この24時間で１６７０人増え、６１人が死亡し、死者総数は３３９７人になったと、ファフレッティン・コジャ保健相が、５月３日、言いました。

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コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者総数は１２６０４５人になりました。また、保健相は、この２４時間で４８９２人の患者が快復したと言いました。快復した人の総数は６３１５１人になりました。保健相はまた、昨日、２４００１人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１１３５３６７人になったと言いました。

現在、集中治療室で治療中の患者は１４２４人，人工呼吸器を使用している患者は７６６人ということです。

西アフリカからも１２２人の市民が帰国した

トルコはコロナウイルスのための帰国要請に応じて、１２２人のトルコ市民を、西アフリカのブルキナ・ファソとギネアから帰国させました。

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コロナ・パンデミックの中、ラマザンのために外国に住む市民を帰国させる活動の一環として、トルコ政府と大使館の支援によるフライトで、多くの市民が故国に帰ってきました。コロナ・パンデミックが始まってから、トルコ政府は世界各国から６０,０００人のトルコ市民を引き揚げさせました。

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トルコと欧州委員会がコロナウイルスについて話し合った

５月３日　トルコと欧州委員会のリーダーたちが、５月１日、電話会談を行ったと、通信連絡局が発表しました。

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声明によると、エルドアン大統領と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長（写真右）は、コロナウイルスとの戦いにおける協力と、相互の結束、中東問題について話し合ったそうです。

昨１２月、中国で発生したＣＯＶＩＤ－１９は、少なくとも１８７の国と地域に拡大しました。

コロナの１日の感染者数が２０００人以下になった

トルコの１日のコロナ感染者数が、３月３０日以来、初めて２,０００人以下になったと、５月２日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

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トルコはコロナ対策を続けてきた結果、５８,２５９人の患者が快復したと、保健相はツイッターで言いました。コジャ保健相によると、５月２日には、４,４５１人が快復しましたが、この数は新たな感染者数の２倍になります。

一方、コロナによる死者は、７８人増え、３,３３６人になりました。２４時間で８０人以下の死者数はしばらくぶりだと保健相は言いました。トルコは１,９８３人の新たな感染者数を記録し、感染者総数は１２４,３７５人になったと、保健相は言いました。

トルコは毎日、テストの数を増やしています。この２４時間で３６,０００人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１１１万人を超えました。５月２日午後、コジャ保健相はツイッターで、トルコは毎日５,０００人のテストができる研究所を設立したと発表しました。研究所は北西トルコのコジャエリ県ゲブゼ地区に、産業技術省とコジャエリ産業会議の支援で設立されたと、保健相は付言しました。

トルコは「ゴースト拡散者」を見つけるためにテストを行っている

トルコは、症状はないがコロナウイルスを持っている“ゴースト拡散者”を発見するために、テストを行っていると、科学委員会のメンバー、アテシュ・カラ教授が言いました。

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「データによれば、世界的に見ても、コロナ感染者の３０％は“ゴースト拡散者”です。ゴースト拡散者とは、無症候のウイルス保持者です。トルコに１２２,０００人の感染者がいるとしたら、そのうちの３６,０００人は、症状なしでウイルスに感染している人です」とカラ教授は言いました。

「アイスランドは国内の全員をテストしましたが、人口の３分の１が無症状で感染していました。中国や他の国々でも、同様の結果が見られます。だからこそ、私たちは、すべての人がマスクをし、それだけでなくソシアルディスタンスも守るようすすめているのです」

カラ教授は、“ゴースト拡散者”をすべて見つけるのは不可能だが、新しく開発されたテストでは、より早い結果が得られるようになったと言いました。「私たちは全国民をテストすることはできませんが、あるサンプル・グループにテストを行うことによって、“ゴースト拡散者”を見つける努力をしています。今後は、人が多い仕事場でのテストを行います」

トルコは、コロナ接触者の連鎖をスクリーニングする（感染の確率の高い人を選別する）フィリエーションという方法を使っています。ある人がテストで陽性だったら、その人と接触した人もテストします。この方法のために４０００人のチームが、ウイルスと接触したかもしれない人々を追跡しています。

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オンライン・ソフトウエア訓練プログラムに４５万人が応募

５月２日　ベラト・アルバイラク財務相の４月３０日の声明によると、ソフトウエア開発者を育成するトルコ財務省のプロジェクトに、４５万人以上の人々が応募したそうです。

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若者たちは「１００万ソフトウエア開発者」プロジェクトに、大きな関心を示しました。応募者数は１週間で４５１,０００人に達したと、アルバイラク財務相がツイッターで言いました。「情報企業と大学の支援を得ているこのキャンペーンは、若者たちに歓迎され、つづけられる」と財務相は付言しました。

政府は４月２１日、少なくとも１００万人のソフトウエア開発者をオンライン・コースで育成するキャンペーンを発足しました。アルゴリズム、ウエブ・プログラミング、携帯アプリ、ゲーム開発などに分類されたコースの数は、今年末までに１００コースで増やすと、財務省は言っています。

コースを修了した人の試験の得点は、自動的に財務省のウエブ・ポータルに集められ、履歴書に加えられます。財務省の発表によると、ＩＴスキルを持った従業員を求める会社は、コーす修了者たちの履歴にアクセスできます。このキャンペーンの目的は、情報セキュリティの専門家や、ウエブ・デザイナー、プロジェクトの管理者、システムの専門家のような仕事を１００万人分を生み出すことです。

このオンライン・コース・プログラムへのオンライン加入は無料です。トルコではソフトウエア開発で働く人は１４万人いますが、人材が不足しています。

コロナウイルスの死者は３,２５８人に達し、５４,０００人が快復

トルコの確認された感染者は、この２４時間で２,１８８人増え、８４人が死亡し、死者総数は３,２５８人になったと、５月１日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

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コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者は、１２２,３９２人になりました。この２４時間で、４,９２２人の患者が快復したと、保健相は付言しました。快復した人の総数は５３,８０８人で、これは全感染者の４５％になります。

昨日、４１,４３１人がテストを受け、テストを受けた人の総数は１０７５,１４８人になりました。トルコでは現在、１,４８０人の患者が集中治療室で治療中で、８１８人が人工呼吸器を使用していると、保健相は言いました。

トルコはウイルス支援物資の第2便をアメリカに送った

コロナとの戦いでNATO同盟国を支援するために、医療用品の第２便を積んだトルコ軍貨物機が、５月１日、アメリカに着きました。飛行機はワシントンDC近郊のアンドリュウ基地に到着しました。

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４月２９日の第１便は、外科用マスク７５０,０００枚、オーバーオール４,０００着、消毒液２,０００リットル、ゴーグル１,５００個、N-95マスク４００枚、顔蔽い５００個でした。今度の便にも主としてオーバーオール、ゴーグル、顔蔽いなどが積まれました。セルダル・クルチ・トルコ大使、空軍次官代理・地域問題担当マシュウ・Ｃ・イスラー准将、カディルジャン・コッタシュ・トルコ軍アタッシェがトルコ機を出迎えました。

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