災害予防調査会(プラネット通信ブログ)自治州と環境と防災と新エネルギー

防災環境研究30年。危険な高層ビルや地下開発が進まないよう、防災環境基準作りと対策を州で行うよう訴えるブログを開設した。

大阪都構想と河田・藤井の大欺瞞②良い新書は深い知識のある学者実務家しか書けないぞ!

2015-05-17 08:03:28 | 大阪都構想と道州制
是非星5つをつけた人たちは古い、1970年代までの青本の岩波新書の社会科学系や中公新書を呼んでほしい。岩波でも古くても理系の本は数学のように抽象的な話以外は,非常に政治的に国民を誘導する、

政府の5か年計画の解説だったり、地震予知計画の解説だったり、建築基準法の改定の宣伝だったりして、地震予知がインチキなように、まず古いものは役に立たないから注意するといい。岩波なら黄色本の80年代か新赤本の90年代までの社会科学系が間違いが少ない。

藤井聡の本書は文春新書であるが、文春新書の出始めも私は知っている。それどころか吉川元忠氏の本をそこらじゅうに宣伝して、文春新書のスタートをささやかながら応援した読者のひとりである。

 それだけに文春がこんなでたらめ本を新書として出したことが残念である。こう書く以上、橋本対藤井河田の論争に第三者として一枚噛むつもりである。第一、この藤井聡というのは、私の1980年代に研究考案して、1997年から提唱している環境防災ニューディールを、看板だけ利用して自民党の伝統的な新幹線網建設利権を騒ぎ立てている男である。


新書は特に著者だけでなく、企画して著者とやり取りして読者のために本の方向性をきめる編集者の力量が問われる種類の本である。新書を選ぶ時のコツは、最後の参考資料と脚注を見ることである。新書版のルーツはフランスのクセジュ文庫で、日本語でも出ている。

この本のレビューは一方は星5つ一方は星1つで,ロットが結構多いのに評価が非常に極端である。私も星1つの、今まで読んだ中で最悪新書版であるといおう。

最近は新書版がたくさん出ているが、以前は岩波と中公と新日本新書ぐらいしかなかった。その中でも私は高校時代から岩波新書の愛読者だった。今の岩波新書は質が悪いが、かってはどれも著者の学問的蓄積を、ダイジャストに、しかも素人にもわかりやすくこなれた文書で書くことができる深い教養とデモクラシーが合体して良書をつくっていた。


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