日経新聞の特集にあるネット人類未来。今朝の一面トップがそれです。2010年だったと記憶していますが、その当時話題になったクリスアンダーソンの“フリー”を思い起こします。この“フリー”は、ここでは自由と言う意味ではなく、無料という意味です。ロングテールの著書が描く21世紀の経済モデル。要約すると、コンピュータのハード価格の下落とインターネットの世界的な広がりによって、その周辺のあらゆるサービスも価格を下げていき、無料に限りなく近づくか、無料が当たり前になるというもの。そして、『情報は間違いなく無料になる』と言い切っています。
不動産はほんの一昔前まで、不動産業者に出向かなければ情報が得られなかった時代には、情報自体に価値がありました。今ではインターネットの普及により、物件情報はだれでも気軽に入手できるようになり、物件探しはお家にいながらにして自分の好きなペースで探すことができます。すでに情報に価値はなくなってきてしまいました。
サービスの内容によって、フィーは変わるのがビジネスの常識ではありながら、不動産業界は適度に宅地建物取引業に守られてきたおかげで、売買時の仲介手数料は成約価格の3%と位置づけられてきました。そこに疑問を抱くことも無かったですし、それが当たり前であったからこそ、新築分譲住宅の広告にお金をかけられていたのだと思います。売主・買主両方の仲介人になることで6%の手数料です。新築一戸建てや不動産業者が売主となる物件が、いろいろな会社(仲介業者)からリクルートスーモやホームズなどのポータルサイトを通じて掲載されているのはそのためです。
不動産業者に来て、
1.希望の条件などを整理し、
2.お金の計算をしてみて購入する予算がわかり、
3.そこから物件を選定、
4.物件探しから
5.ご案内、
6.見学の手配、
7.交渉ごと、
8.住宅ローンご相談、
9.住宅ローン手続きと金銭消費貸借契約段取り
10.物件調査、
11.物件説明、
12.契約書作成と契約業務、
13.所有権移転までの各専門家との調整、
14.決済(所有権移転)
1~5まではインターネットの普及によって容易になりました。8と9に関しても出来ないことはない(自分自身ですべての工程を期間内に取り纏めるのはかなり面倒ですが・・)。と言うよりネット銀行が低金利を売り物に進出してきました。契約上難しい面もありますので、取引する物件によっては、契約する前にその金融機関でローンを組んでも大丈夫なのかは確認した方がいいですが・・
現在は新築一戸建てを購入する際の仲介手数料はほぼ無料にしてしまいましたが、サービス内容によってフィー(報酬)を変えていく方法で、住宅ローン手続きを当方でお手伝いさせていただく場合には52,500円申し受けています。元来仲介手数料に含まれていたサービスですので、仲介業務と切り離した時に、サービス内容によって金額を決めるときにはいろいろな業者さんに話をきいたりして、悩みましたがこの金額が妥当であろうと判断しました。
今後はさらにサービス内容を精査してそれぞれ独立した業務体系をとれるようにしていきたいと考えています。自分の病気に対してよりよい判断をするために、主治医とは異なる専門家からも話をきくようなセカンドオピニオンな不動産業者という存在も、より明るい豊かなまちづくりに貢献できると考えます。
情報自体に価値がなくなったことにより、よりよいサービスの提供と明るい豊かなまちづくりをおこなう為、不動産仲介業務と合わせて、地元の強みを生かして土地を買取り、分譲を手掛けるようになりました。一つ一つの家を時間をかけてじっくり丁寧につくること、そこに住むことになる方々の生活を視野に入れて心を込めて家づくりをしていくことで支持され、今では複数の現場を抱えることが出来るようになったことで、さらにお客様の要望を取り入れることができるようになりました。
次のまちづくり分譲はさいたま市南区辻3丁目。自宅のはす向かいです。
|
さいたま市南区を中心に地域密着度“№1”を目指して突進む
まもなく創業30年の不動産業者 埼京ホーム |
土地・一戸建て・マンションを購入をお考えの方はこちら
http://www.saikyouhome.co.jp/baibai/
賃貸住宅をお探しの方
物件管理を検討中のオーナー様はこちら
http://www.saikyouhome.co.jp/
</BODY>