ちかごろのニュースをみると、なんていうのか……
感情をコントロールできないのか、
もともと徳がないのか、
ストレス発散のターゲットが自分より弱いもの
っていう事件が多い。
これって、何でデショウ。
昔は大家族で、ご近所さんもツーカーで、
プライバシーなんて無かったと思う。
小さな町や村だと、ほとんどの人が顔見知りだったそうな。
そんなのが嫌でプライバシーを求めた若者は、
自分のことを知らない都会へ……
地方から出て都会で出会って結婚、出産。
核家族で子育てをする。
年寄りやらご近所さんの色んな知恵を得ることができず、
孤独な中で子育てするお母さん。
ってのもあったっけ。
何が良くて何が悪いなんて、その時は誰にもわからない。
時代が流れてある程度落ち着いてくると、逆もまた真なり。
ってのが、多々あることデ。
てか、何が言いたいかというと、
あまりにも間違えたプライバシーの尊重で、
孤独な人が増えたんじゃないか……と。
自分と人との距離がはかれてないカンジ。
そしてプライバシーを尊重する都会では
孤独な『かまってちゃん』が大量発生中。
「俺を見るな!」とか、「睨んだ」とか言うのって、
自意識過剰じゃね? って思う。
誰もアンタなんか見てないし。
本音はかまってほしくて「かまって、かまって」とばかりに暴れる。
暴れる時は、絶対自分よりも強い人は選ばない。
ストレス発散は『自分より弱いもの』とか、
『背後から突然』ってところが、ちいせ~~な。
計画性おおいにアリアリ。
ところで、
道ですれ違う人と挨拶ができる?
人が大勢いるところではムリだけど、
せめて自分の住んでいる近所で、
見知らぬ人に挨拶ができるだろうか?
小さい頃はできたし、するのが当たり前だと思ってた。
でも、今は難しい。
知らない人と挨拶をするのは、とても難しいと実感するときがある。
ある意味、防犯になるというので積極的にした方が良いらしい。
そんなことを言うMは、
先日、1Fでエレベーターを待っていると、上の階から降りてきた女子高生が
「おはようございます」とMに挨拶した。
Mはボぉぉ~~っとしていて、とっさに「こんにちは」と、口から出かけ、
いや違う。朝だし、さっき女子高生は「おはよう」と言ったじゃないのよ!
と、頭の中でゴシャゴシャ考えて「モゴモゴ……」、
挨拶の言葉を言いそびれてしまい、彼女の背中に向かって
「行ってらっしゃい」というのが精いっぱいだった。
なんという不甲斐なさ。
挨拶が出来ないって、マジ恥ずかしい……。
コミュニケーションって、まずは挨拶からじゃないだろうか? と、
最近Mは思う。
なんったって近頃は、コミュニケーション・ツールで
声を出さずに見知らぬ人と仲良くなれる。
それって、人としてどんどん退化していってる気がスル。
実際は、知らない人とは挨拶さえもできないくせに。
おかしいワ。
孤独なかまってちゃんは、ご近所さんと挨拶をしてたのだろうか。
人間をやめてしまった人はしないだろうし、
挨拶をしていたからといって、事件を起こさないとは限らないけど、
ひとりでは生きていけない……ってことデ。