先日、初めて自分で織ったストールを引っ張り出してみた、スタッフちょうさです。
今の自分の織りと、全然違います。
なんというか…緊張感が漂いすぎて、ちっとも余裕がない感じです。当然、冒険のかけらも見当たりません。
ただ、そこからの成長を思うと、とても愛おしい、大切な一枚です。
今もこれこれからも、ずっと成長過程ではありますが、
ただ、ただ、止まることなく変わり続ける自分であり、それを表現する織りでありたいという思いが、よりいっそう強くなりました。
さて、今回は織り人クラスの作品をご紹介。
Uさんは、仕立てがとてもお得意!
織った布はどんどん仕立てて、いろんなデザインのさをり服をお持ちです。
今回はロングスカートでした。
縮絨後、糸によって縮み方に差があり、どう仕立てようか悩んだそうです。
でも、そこはSAORI的思考回路でクリア!
その布の特徴を生かすことにされました。
まず、縮んだ部分は敢えて伸ばさず、そのままに残します。
そして、縮んだ部分は上に、あまり縮まなかった部分は下になるように布を置き、どんどん組み合わせていくと…
緩やか~に裾が広がるスカートになりました。
(ああ、私の説明がヘタ過ぎでスミマセン…)
さをりの仕立てでは、布を使う方向(洋裁でいう布地の方向)は自由です。
ですから、このスカートのように、(織ったときの)タテ向きとヨコ向きが組み合わさってもO.K.!
今回は、むしろそうしたことで、柄がとても効果的に生きています!!
SAORIの仕立てでは、まずジッと布を見て、布の声を聞いてみてください。
そうすれば、きっと素敵なさをり服ができるはず。
「織り人クラスには通えないけど、仕立てには興味があるわ」という方。
毎月第一金曜日に、『森のお仕立て講習会』を開催しています。
一緒に、「織る・創る・着る」のSAORIを楽しみませんか?
詳しくはコチラ。→2013年12月11日 【森のお仕立て講習会】2014年の予定