毎日教室から見える夕陽を眺めながら、一日の無事を感謝する、スタッフちょうさです。
日ごろ素行の悪い私でさえも、この瞬間ばかりは神妙な気持ちになるほど、美しい眺めなのです。
さて、今日はさをりの真髄に触れたとても幸せな一日でした。
学校がお休みだった子どもたちがご来館。
簡単な説明のあと、「さあ、自分たちの好きな糸を見つけて、好きに織ってごらん!」と言うと、みんな目を輝かせて、すばらしい集中力で、どんどん織り始めました。
この子たちには、定番色や組み合わせのセオリーというものはありません。
そこにあるのは、ただ『楽しいっ!』『好きっ!』。そんな素直な気持ちだけです。
だから、私たち大人の固くなった頭からすると衝撃的な作品を、いとも簡単に織り上げるのです。
大人にだって、『楽しい』や『好き』といった感情はあります。
ただ、いつの間にかそれに素直に従わなくなり、『お気に入りの服に合わせるには…』『今シーズンの流行色は…』なんてあれこれ考えるようになってしまっているのです。
ましてや『私はセンスがないから…』なんて思い始めたら、いつまでたっても悩んで迷って織りすすめられない。
でもね、そんな余計なことは考えなくていいんです。
ただただ無心になって、思いのままに、好きな糸を好きなようにどんどん織り込んでいけば、それでいいんです。
さをり織りは、自由に、何ものにも捉われない形で、自分自身の心を表現することが唯一の目的です。
布を織ろうとすると難しい。でも、自分を織ると思えば、なんでもOKって思えるでしょ。
まさにそうやって織られた子どもたちの作品をみて、改めてさをりに向き合うことができました。
今日はちょっとだけ、真面目なお話でした。
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