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奇皇后-ふたつの愛 涙の誓い- 第49話 真の味方

2020-09-25 15:00:00 | 奇皇后 -ふたつの愛 涙の誓い- あらすじ
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※このドラマは実在した奇皇后の物語ですが 架空の人物や事件が扱われ
史実とは異なる創作の部分があります
 
 第49話 真の味方 

独断でペガンを殺したキ・ヤンを タファンは許せなかった
キ・ヤンこそが 我が子を盾に権力を握ろうとしているようだ
そこでタファンは キ・ヤンに席藁待罪(ソッコテジェ)をせよと命ずる

タルタルが キ・ヤンの前に現れ 丞相が遺した文書を差し出す

『元で暮らす漢族の 五姓を皆殺しにするという計画が記されています
この暴挙をくい止めるためにも 私は叔父上を殺すしかなかった』

タルタルは この計画書を見せれば 陛下の怒りも解けると言うが

たとえこの計画書を差し出しても 丞相殺しを正当化するための捏造だと思われる
キ・ヤンは タルタルだけでも無傷に生き延びてほしいと願った
陛下を守れるべき人物は タルタルだけなのだと説得する

キ・ヤンは 許しを請うようなことはしていないと席藁待罪(ソッコテジェ)を拒否

キ・ヤンは そのままそこに座り続け タファンもまた断じて許さない
夜を徹して根競べをするような事態となった
結局タファンは キ・ヤンに 夜明けとともに宮殿を去るよう命ずる

『感業寺で 一日に百度 竹篦(しっぺい)を受けよ!打たれながら罪を悔いるのだ
罪を認めぬ限りは宮殿に戻って来てはならぬ!』

竹篦(しっぺい):座禅の際 戒めのために使う道具

これまでタファンは 何度となくキ・ヤンを許し傍に置こうとした
しかし 今度ばかりは決して許さぬ!と言いながら
ポロポロと涙をこぼすタファンであった

いよいよ好機が訪れたとほくそ笑む侍従コルタ!
しかしそこへ コルタの手下が気になる情報を持ってくる
なぜか市場に野菜や肉が大量に出回り 値が急落していると…!

市場では メバクの長たちが大量の穀物を交鈔に替え 値崩れが起きていた
ワン・ユは 下がり切ったところで買い占めよと命ずる
そこへ キ・ヤンが感業寺に追われたと知らせが入った

キ・ヤンが去る日 タファンは挨拶さえも拒否する
その無様な姿を見ようと 皇太后が…!

『傲慢に振舞うからこうなったのだ 分をわきまえれば良かったものを』

翌朝 大明殿に現れた皇帝タファンは すでに泥酔していた
臣下たちを指さし キ・ヤン派 ペガン派と値踏みしていく
チャン・スニョンにいたっては 皇太后の犬と…!

この皇帝に忠誠を誓う者は土下座せよ!と言われ 慌てて土下座する臣下たち
しかし タルタル1人だけが その場に突っ立っている
挑むような眼でタファンを睨みつけ 今の皇帝には忠誠を誓えないという!
激怒するかと思いきや タファンは満足そうに頷いた

乱心が酷くなるばかりの皇帝に 皇太后は“好機”だと話す
今こそ皇太子を廃位させ 新たな皇帝を擁立させる好機だと!

コルタもまた タファンの寝顔を見ながらほくそ笑む
その笑みは 侍従の顔ではなく メバクの頭の顔であった…!

将軍タルタルは ペガンの計画書とメバクとの取引が記された帳簿を提出する
タファンの横で微かに表情を強張らせるコルタ
ペガンは 漢族の五姓を皆殺しにする計画を立てていた
それに加えて メバクとの闇取引を行っていたのである
その資金を元手に ペガンは異民族を排除しようとしていたのだ

『ペガンによって潰された店は すべてメバクが掌握しています
それにより この国の民が困窮しているのです 連中を厳罰に処すべきでは?』

すべての処分を将軍に任せる というタファン
しかしタルタルは すべての官職を辞し 今後は学問に専念したいという…!
そして 心からの忠誠を誓う者を傍に置きたいのなら
キ・ヤン様を宮中に戻すべきだと

タルタルの言葉に心を動かされ 感業寺を訪れるタファンだが…
まだまだ会って話す心境にはなれなかった

一方 チョンバギたちは 偽の交鈔作りに励んでいた
顔に“非”の焼き印を押され 行き場を失った者たちが働いている

ワン・ユは 目標5分の1のところ 3分の1まで下がってきた時点で
そろそろメバクの頭が気づきそうだと考え 買占めを始めると決断する!

メバクの頭(コルタ)は 穀物を買い占めている長たちを一喝!
しかしこれは お頭から命じられて動いたことだと… 長たちは戸惑う

すぐにも穀物を買い戻せと命ずるが すでに市場から穀物は消えていた
チョチャムが聞き回ったところ 異民族の商団が買い占めて行ったという

この様子を偵察していたタルタルは ワン・ユの仕業ではないかと推察するのだった
間違いなく ワン・ユが大都に戻ってきていると…!

一方 タンギセは 親衛隊長となったかつての手下に会っていた
この親衛隊長を通じ 自分の手の者を親衛隊に加えるよう画策する…!

メバクの頭(コルタ)は 自分の偽者が暗躍していることに気づく
そして 長たちに知られる前に 一刻も早く片付けねばと…!

皇帝タファンは 激しい焦燥感に襲われ苦しんでいた
真夜中 感業寺を訪れるタファン
キ・ヤンは まだ竹篦(しっぺい)に打たれながら祈り続けていた
タファンが聖君となるよう そして健康を取り戻すようにと祈っている
その健気な姿に 怒りが消え 愛おしさが込み上げてくるタファン

皇帝の強い希望により キ・ヤンは再び宮中に戻った
皇太后は 必ずやキ・ヤンを潰し 今度は屍にして宮中から追い出すと息巻く!

一方 ワン・ユは
各行省の倉を 買い占めた穀物で埋め 今度は偽の交渉をバラ巻く番だという
それぞれの行省には“非”の焼き印を押された者たちを責任者として送り込み
大都の責任者には マクセンを任命した

『偽物をバラ巻き終えたらすぐに噂を流せ!』

宮中に戻ったキ・ヤンは タファンの知識のなさを指摘し
いかに軍を掌握すべきか…など指南していく
特にメバクに関しては キ・ヤンが独自に調べ上げた資料があった
コルタは じっと聞き入りながら動揺を気取られまいとする

『アユを守りたい一心で丞相と闘いました もう私に権力は要りません
今後はアユの教育に専念するつもりです それが陛下の望みでもありました』

タファンは これほど殊勝で従順なキ・ヤンを見たことがない
あまりにもキ・ヤンを誤解していたと 素直に詫びる

『ならばひとつ お願いがございます』
『何なりと』
『健やかに… 長生きなさいませ
お酒を断ち 常に元気でいてほしいのです』
『それともうひとつ』
『何だ 申してみよ』

コルタは あらためてキ・ヤンの恐ろしさを痛感していた
そこへ手下が 偽の交鈔が大量に流出していると知らせに来た
もはや交鈔は紙くず同然にまで価値を失っていると…!
おそらくこれは偽の頭が仕掛けてきたのだと察するコルタ
一刻も早く偽者を捕えよと命じていく!

一方 キ・ヤンは どうしてもタルタルを宮中に呼び戻したかった
何度使いを送っても タルタルは応じることがなく
いよいよ自らが出向き   訪ねて来たのであった

『是非ともタルタル殿に 丞相になっていただきたいのです
タルタル殿こそ 丞相の任をやり遂げられる人です
そもそも ヨンチョルやペガンが その座にいたことが間違いではありませんか』

帰り際 タルタルから偽の交鈔が出回っていると聞き
キ・ヤンは すぐにタファンに報告する
そして 貨幣の改革に乗り出しては?と提案していく
すぐに偽物が作れるような交鈔を廃し 国が銀貨を発行すればよいのだと

『貴族は反発しても 民が喜びます
交鈔は 貴族や高官のためのものですが 銀貨なら違います』
『貴族たちを敵に回すのか?』
『陛下 皇帝の権威を支えるのは民心ですよ 民のためにご決断ください』

この貨幣の改革について 皇命を読み上げたのは 丞相となったタルタルであった
これまでの交鈔は 出所が確かと確認された物のみ銀貨に替えられるという
侍従コルタは 衝撃のあまり倒れそうになり 後方で手下が支える事態に…!

皇帝タファンは この場でもうひとつ
キ・ヤンを 皇后に迎え入れると言明した
事前に聞かされていなかったキ・ヤンと 丞相タルタルも驚いたが
悲鳴に近い絶叫を上げる皇太后!

『お許しを求めることではございません これは決定ですので 皇太后様!』

 貨幣の改革により メバクは大打撃を負う
ワン・ユは 買い占めた穀物を宮殿に送るよう命じた
送り主の名は記されず ただ「民のために」と書かれた文書が添えられ
莫大な量の穀物を受け取ることになったタファン
キ・ヤンもまた 一体誰が…と首を傾げるのだった

怒り心頭のメバクの頭(コルタ)は ヨム・ビョンスとチョチャムを呼びつける

『私の顔をとくと見よ!!!』
『………う…うわぁっ!!!!!』

2人が腰を抜かすのも無理はない
頭の正体は 常に皇帝の傍で仕えた あの侍従コルタだったのだから!!!

ある日 タンギセがメバクの頭(コルタ)に宛てた密書を奪うことに成功した
密書には ただ皇帝とキ・ヤンの命を奪うと書かれている
ワン・ユは 再びメバクの頭に成り済まし タンギセを探ることにする

タンギセを待ち伏せし 縋るように行く手を阻んだのは あのソ尚宮だった
皇帝に マハの出自を話すことは出来なかったが
何としてもタンギセには真実を告げ 亡きタナシルリの無念を晴らしたかったのだ

その夜

メバクの会合で タンギセは 頭に仮面を外してほしいと願い出る
静かに仮面を外す頭
その素顔は タンギセが見たこともない男の顔だった
頭の後ろに控える側近こそが ワン・ユだったのである

『新たな皇帝を立てるべきです!』

民心を乱す皇帝を廃し 新たな皇帝を立てることこそが生きる道というタンギセ!
しかも その人物として 皇帝の又従兄弟パルラチョプが相応しいとまで…!

『酒と女に溺れている者です 操るにはちょうどいい
お頭はパルラチョプと皇太后を説得してください!
今や親衛隊は 私の手の者が支配しています
皇帝とキ・ヤン そしてアユルシリダラを殺すのも容易く出来ましょう!』

多くの民に救済米を施し 皇帝タファンは民心を取り戻しつつあった
それは タファンが初めて感じる充実感であった

宮殿に戻る途中 皇帝の行列の前に立ちはだかる者がいた
タンギセが 初めて皇帝とキ・ヤンの前に現れたのである
丞相ヨンチョル一族の 唯一の生き残りとして 今こそ復讐をと!

そこへ 黒装束の一団が現れ タンギセの手下を蹴散らしていく!
戦いの中 キ・ヤンの放った矢がタンギセに命中した
最後の力を振り絞り キ・ヤンに向かって剣を構えるタンギセ
しかし 黒装束の頭が背中からとどめを刺す!!!

キ・ヤンは 覆面から見えるその目を見て ワン・ユだと気づく…!

危険が去り 宮殿へ急ごうとする一行
地面に横たわるタンギセの 死に顔を見ようと近寄るタファン
すると突然 息を吹き返したタンギセが胸ぐらを掴む!!!

『マハは… 誰の子だ…?』
『離せ! 何を言っている!』
『マハは… ワン・ユ…と スン…ニャン の…』
『でたらめだ!!!』
『ソ尚宮がすべて… 知っている!!!
お前は… 一生…! スンニャンの心は得られない!!!』
『嘘だ… 嘘だあ!!!』

『陛下 どうなさったのです?』

近づくキ・ヤンと その背後に… ワン・ユが立っている…!!!

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