“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

東日本大震災:過労、ショックで教職員11人休職…岩手県

2012年02月04日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
東日本大震災:過労、ショックで教職員11人休職…岩手県
震災がなくても大変な教育現場です。被災地域の教員は私生活面でも非常に大変です。災害時の避難所は小中学校が当てられることもあり、職場が避難者であふれることになります。自宅も、職場も異常な状態で教育にあたるわけです。自分がその立場に立てば「出来るだろうか」と考えさせられる調査結果です。大川小学校のように1年経っても地域、父兄との関係で厳しい立場に追い込まれている学校、教師もいます。
大阪のように教師を評価し、評価によって教師を追い込もうとしている自治体もあります。彼らは、その一方で、災害時はこのような業務、過重な負担を負わせようとするはずですが、本当に出来ると思っているのでしょうか??橋下、松井の発想は薄っぺらで、自治体の機能を勘違いした発想でしかないと思います。その弊害は全て該当自治体に居住する住民、父兄、児童が受けることになります。それがまた、負の連鎖を発生させます。居住環境の悪化、教育環境の悪化は、該当地域の教育内容、レベルをさらに悪化させることになります。3.11震災による現状、現象から教訓を引き出すようにしてほしいと思います。

<東日本大震災:過労、ショックで教職員11人休職…岩手県>

 東日本大震災による精神的ショックや過労で病気療養のため休職した岩手県の教職員が11人に上ることが県教育委員会の調査で2日分かった。同様の休職教職員数を把握したのは被災3県で初めて。
 県内の公立小中学校と県立学校、県教委事務局の教職員計約1万3800人を対象に、昨年11月末までに14日以上休職した教職員数と本人の申し出による休職理由をまとめた。
 県教委によると、3月12日~9月末に▽避難所運営など業務の多忙による過労6人▽家屋被災の精神的ショック2人▽家族の死亡による精神的ショック1人▽その他1人--の10人が休職、その後も1人が家族の死亡が原因で病気療養した。
 県教委は震災直後から、保健師が巡回する健康相談会や希望者対象のメンタルヘルスチェックを実施。より的確な状況把握のため昨年9月から調べていた。

消費税増税と国民の苦しみ

2012年02月04日 12時00分00秒 | 臼蔵の呟き
なかなか面白い記事なので紹介します。自分はこの番組を見ませんでしたので、斉藤貴男さんのコメントで番組の内容を知ることができました。以下が記事の内容です。

市井の苦しみに考えが及ばない大バカ首相補佐官と副総理 “消費税増税 自殺者数5万人の大台が常態化”日刊ゲンダイ 斎藤貴男

市井の苦しみに考えが及ばない大バカ首相補佐官と副総理


「週刊新潮」が見事なスクープを放った。2月2日号のトップ記事「ネットオークション三昧の『バカ首相補佐官』」である。野田首相の側近・手塚仁雄代議士(45)が、公費で賄われている議員会館をフル活用。しかも国家公務員である政策秘書を手足に使ってブランド品やら酒やらをヤフーオークションで売りさばき、小遣い稼ぎをしていたというのだ。
国民の負託を受けた議員が政治活動を行うための特権の私物化以外の何物でもない。だけでなく、このスクープは、当の新潮編集部が考えている以上の意味を帯びている。
なぜなら野田政権の消費税増税にかける執念はすさまじい。いざ実現された暁には税金分を価格に転嫁できない自営業、中小零細事業者は自腹を切っての納税を余儀なくされ、軒並み廃業に追い込まれるのが必定だ。14年連続で年間3万人を超え続けて社会問題になっている自殺者数も、5万人の大台を上回るのが常態化するだろう。
分かり切っている地獄絵図を尻目の、公費を私してのネット商売。記事には「国民に大増税を頼んでいる折も折」の副題も添えられていたが、折も折で済まされてよい話ではない。権力の構成員が、その権力に潰される人々の商圏をかすめ取っていく構図なのだ。
野田政権は財務省と財界と米国のためだけに政治をしている。消費税増税で不幸のどん底に突き落とされる人々をせせら笑う手合いが要職に就くのも、いわば必然なのだ。
25日に放映されたTBS系「朝ズバッ!」に出演した岡田克也副総理もひどかった。消費税増税で致命傷を受ける零細事業主たちの取材VTRや、納税義務者(年商1000万円以上の事業者)にされたら赤字だろうと取り立てられる、要は無理がありすぎる、だから、消費税が毎年新たに発生する国税の新規発生滞納額の50%前後を占めているというデータを突きつけられて、それでも彼はこう言い放ったのである。
「お気の毒ですね。でも納税の義務は果たしてもらわなくては。滞納が多いといっても、翌年には皆さん納められているというデータもあるんです。特に問題はないのでは」
潰された人々の商圏を、岡田家の家業であるイオングループが分捕るための消費税増税だとは、さすがに考えたくない。そんな謀略史観のはるか以前に、彼らには何ひとつとして理解できていないのだ。権力も資産もない市井の人間の生活を。命を。
こんな時代が、いったい、いつまで続くのだ。

▽さいとう・たかお
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。

輿石氏「会見でいちいち答えるな!」

2012年02月04日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き

懲りない面々のお話です。彼らには国民が見えないのだと思います。主権者は誰なのかと考えも及ばないのでしょう。いかにごまかすか。いかに収奪を行うかばかり考えているとーーー正直に物事を解説し、情報開示することは「国民をごまかす障害になるだけ」ということのようです。歴史にも愚民政策というのが出てきますが、現代版なのかもしれません。とにかく情報開示せず、決めてしまう。これが、消費税率の引き上げ、TPP交渉参加(秘密裏の交渉)、年金制度の改悪と国民生活の根幹にかかわる課題を全て「多数議席で押し通す」これが民主党中枢、野田のやり方です。スポンサーは経団連、大手マスコミ各社、御用学者、高級官僚です。

<輿石氏「会見でいちいち答えるな!」>

 主要政策を巡る政府・民主党の迷走ぶりがまたしても表面化した。
 藤村官房長官は1日午前の記者会見で、いったんは先送りを決めた年金抜本改革の試算の公表時期について、3月の消費税率引き上げ関連法案の提出前になるとの見通しを示した。しかし、午後の記者会見では「党の意向では(3月までの公表は)非常に難しく、時間がかかると聞いている」とあっさり修正した。
 民主党は、最新の将来推計人口を踏まえて新たに試算を作り直す方針で、前原政調会長も「来年の通常国会に間に合わせるスケジュールで考える」(1月31日の記者会見)としている。
 藤村氏はこうした党側の事情を十分に把握していなかったようだ。野田首相も同日午後の衆院予算委員会で、年金改革法案を提出する来年を念頭に、試算を公表する考えを表明。一時、首相と官房長官の発言内容が食い違うという異例の状況となった。民主党の輿石幹事長は1日夜、藤村氏を電話で「記者会見でいちいち答えなくていい」と一喝した。


女川原発の再稼動やめて

2012年02月04日 06時00分14秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、女川原発の話です。

  
  中ほど見えるのが、女川原発です

宮城県にある東北電力女川原子力発電所は、国の指示に基づくストレステストなどを実施中で、再稼動の見通しは立っていません。しかし東北電力では、2月2日に女川原発の緊急安全対策として大容量電源装置(出力4千キロワット)3台の運用を開始しました。女川原発の1~3号機の原子炉などの冷却機能と維持するために、災害時に全ての電源が失われた場合にも対応できるようにしたのです。海抜52メートルの津波が届くとは全く考えられない場所に昨年9月から建設を始めていたものです。

宮城県の女川町と石巻市にまたがる東北電力・女川原子力発電所は、東日本大震災で被災し、全3基が緊急停止しました。地震・津波で故障が多発し、電源の多くが止まるなどの深刻な事態でした。津波は東北電力が想定していた9.1メートルを大きく上回り約13メートルまで到達し、原子炉建屋のある敷地の13.8メートル地点まであと数十センチとまさに「首の皮一枚」でつながっていました。

東日本大震災の本震直後に1号機の高圧電源盤の火災が発生し、高さ2.5メートルの海岸エリアでは重油タンクが津波で倒壊しました。津波は配管スペースを通って2号機に大規模な損傷を与えました。熱交換器などが水没し、冷却機能の一部が喪失しました。原子炉の制御棒駆動装置にも異常が現れ、緊急炉心冷却装置に直接関わる弁の故障やなど6百件を越える故障やトラブルが確認されました。

東京電力福島第一原発では外部電力がすべて停止したと伝えられていますが、女川原発では施設外からの送電による5系統の電源のうち4系統が遮断しました。3基の原子炉のうち震災発生時には2号機は定期検査中でしたが、1号機と3号機は営業運転中でした。福島第一原発の事故と同じ事故が発生してもおかしくない状況でした。

女川原発の3基の原子炉のうち1号機は建設から27年以上が経過しており、この格納容器は福島第一原発で事故が起きたものと同じタイプの「マーク1型」です。このタイプの格納容器は設計上もともと地震に弱い欠陥を持っていることが指摘されています。

  
 女川の港は地盤沈下して海水びたしです

女川原発がある三陸は震源地がたくさんあります。さらに、この付近には活断層が複雑に入り組んでいることがわかっています。東日本大震災でも「首の皮一枚」でつながった程の危険な原発を再稼動させるなんて言語道断です。

女川原発の再稼動の準備のための、緊急電源の運用開始に危険を感じるのは私だけでしょうか。小さな話ですが、福島第一原発では寒さによる水の凍結により配管からの水漏れが報告されています。もっと気温の低い女川原発でも当然、同じことが起こるのではないでしょうか。

女川原発は3基を合計しても217万キロワットと、あまり大きくない原発です。リスク(危険)と発電のメリットを冷静に考えたって、「原発を無くそう」と思っていない方でも得は無いと思っているのではないでしょうか。