“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

イスラエルの横暴、アメリカの思惑

2012年02月23日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
イスラエルの横暴、アメリカの思惑

イスラエルのイラン空爆、大規模な作戦に仮想の話ではありません。主権を持った国家を他国が自国の思惑によって攻撃することを公然と宣言した話です。しかも、そのことをアメリカの政権、アメリカ軍指導部が容認している報道する話です。
 核兵器を保有したアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア、インド、パキスタン、イスラエルが核兵器を保有しています。イスラエルは自らはアメリカの経済支援、軍事支援を受けて核兵器を保有しているのもかかわらず、イラクを攻撃し、今また、イランを攻撃するとの横暴です。許せない話です。


20日付米紙ニューヨーク・タイムズは複数の米軍関係者らの話として、核兵器開発疑惑が深まるイランのウラン濃縮施設などをイスラエルが空爆して破壊するには、少なくとも100機の航空機を投入する「大規模で非常に複雑な作戦が必要」と報じた。
 往復の長距離飛行を可能とする空中給油機の調達など、克服しなければならない困難な壁が多くあるという。
 イスラエルは2007年にはシリア、1981年にはイラクの原子炉とみられる施設を空爆で破壊した「実績」がある。だが飛行距離が往復約3200キロ・メートルになるイラン攻撃では、空中給油機などが不可欠となり、イスラエルは十分な数を保有していない。

非正社員の割合「過去最高」 11年労働力調査

2012年02月23日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
規制緩和による契約社員制度、短時間労働者の増大が続いています。求職者が職を探しても正規社員、正規労働がなくて契約社員、期間労働などに就かざるを得ない。実態なのだと思います。格差拡大、貧困率は先進国でアメリカについで2番目が日本です。
日本の企業は人件費の削減を正規労働から非正規労働に移行させることで、実現しようとしています。そのことで景気変動、損益の変動に雇用調整で対応しようとの思惑が働いています。家電業界が12年度大幅な赤字を計上し、大量の労働者の解雇、早期退職、希望退職などを何万人と進める計画が発表されています。家電企業は売り上げ高が減少しても利益が出る体質にすると計画発表をしています。企業は解雇、人件費削減で利益を出すことを出来ますが、退社、職業を失った労働者は失業手当申請、失業給付が切れた段階で生活できない環境に追い込まれます。国会衆議院予算委員会の民主党委員質問でも「貧困の連鎖」(親が生活保護受給者で子供も成人しても生活保護状態から抜け出せない家庭の増加)「格差、貧困の固定化」(岡田副総理の回答)が質問されました。生活保護に投入される国家予算は約3兆円となっています。消費税率の2%相当、税収の7%強となっています。
こんな大手企業の雇用政策を許していたら社会は不安定化して維持できなくなります。大手企業は利益を溜め込み、安定しても、大半の国民は貧困にあえぎ、格差拡大の中であらゆる生活苦に直面することとなります。規制緩和は自民党ボス政治家(過去中曽根康弘、小泉など)、大手企業(オリックス、大手銀行など)と官庁、大手銀行、高級官僚、一部御用学者(竹中平蔵)にとっての規制緩和であり、国民、労働者にとって生活向上するための規制緩和ではないことがはっきりしています。国有財産の民営化で大手企業は競争優位、自らの企業活動での利益改善に利用しています。

<非正社員の割合「過去最高」 11年労働力調査>

 総務省が20日発表した労働力調査の2011年平均の詳細集計によると、派遣やパートなどで働く非正社員が全雇用者に占める割合は35.2%となった。東日本大震災の影響で一時、調査できなかった岩手、宮城、福島の3県を除いた44都道府県のデータで算出した。同様に被災3県を除いて計算した10年平均と比べると、0.8ポイント上昇した。
 09年以前は全国平均なので単純比較できないが、非正社員の割合は今の調査方法になった02年の29.4%から上昇傾向が続いており11年は「過去最高」になった。非正規雇用で働く若者が増えているのに加え、定年退職し、嘱託や契約社員など非正社員として再雇用される人が多いためだ



地域に愛されるスーパー

2012年02月23日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、岩手県の地方スーパーのマイヤの「チェッカーさんとお客様のちょっといい話」の最後です。

【この文書は、食品商業3月号の記事から書き写したものです】

高柳忍さん

あるお客様とのお話です。このお客様と出合ったのは、今から2年ぐらい前のことだったと思います。月に1度か2度ご来店下さる60代くらいの男性でした。

震災後、あの「お父さん」はどうしたんだろうと頭をよぎりました。住んでいると聞いていた場所も被害にあっていたのですが、心配ながらもどうすることもできず、無事を祈るばかりでした。

そんなある日、陳列作業をしている後ろから、「やっと見つけたぞ」と聞き覚えのある声がしたのです。振り返るとあのお父さんが立っていました。思わず「無事で良かったです」と私がいうと、「前の店を訪ねてみたら、店がダメになったって聞いたから心配してたんだぞ」とお父さん。

「出張店舗がここに出来たって聞いたからいるかなと思ってきたんだ」と探しに来てくれたのだそうです。お父さんの家族も家も被害はなく無事だったそうですが、道路状況も悪い中、遠い道のりをわざわざ会いに来てくれたのです。

私は親戚が近くにいる土地に数日後には行くことが決まっていたので、そのことをお父さんに伝えると「寂しくなるけど、どこに行っても頑張れよ。おれも頑張るからな。体に気をつけてな。」と最後まで温かい言葉をいただきました。

何がきっかけで、こんなにも親しくなったのか、分からないのですが、何気ない一言や行動からお客様との交流が広がるのだなぁと感じました。土地も仲間もお客様の層も違うところで、私は今もチェッカーの仕事をしています。お客様に顔を覚えていただけるということは、良いことばかりあるとは限らないけれど、他の部門では感じることのできないチェッカーだからこその特典だと思います。

(蜂助)
チェッカーだからの特典ではなく、マイヤのチェッカーだからこそ地元の人に愛されているのですね。