土佐藩士の坂本竜馬は「幕府を支持する藩はまだ多い、無理に武力で討伐しようとすれば内乱が起きるし、そうなればイギリスやフランスの外国勢が干渉してくるので平穏に事態を解決したい」 と考え1867(慶応3)年6月長崎から上洛する途中、船中で新しい政治の方針をまとめました。その内容は次の八つです。
1、政権を朝廷に返すこと
1、上下の議会を置き、すべて公論に基づいて政治を行うこと
1、公卿・大名のほか世のすぐれた人材の中から顧問を選ぶこと
1、新しく国家の基本になる法律(憲法)を定めること
1、外国と新たに平等な条約を結び直すこと
1、海軍の力を強めること
1、親兵を設けて都を守ること
1、金銀の比率や物の値段を外国と同じにするよう努めること
この船中八策にもりこまれた竜馬の理想は慶喜の大政奉還により一つの実を結びました。 竜馬はさらに新政府樹立にむけ奔走しましたが同年11月同士の中岡慎太郎とともに暗殺され、血を流さずに平和のうちに新政府をつくる願いは消えました。
この竜馬の「船中八策」を名前だけ、模して大阪橋下が維新の会で国政に打って出ようとしています。とんでもない集団です。マスコミは取り上げていませんが、大阪市職員に「労使関係に関する職員アンケート調査」なるものは橋下名で提出を要求しています。
そのアンケート調査は市職員の労組活動、選挙などに関してどのような行動を行ったかを質問し、回答するように要求(まさに高圧的に)しています。とんでもない調査内容です。憲法に規定された政治活動、労働組合活動の自由に対する攻撃、暴挙です。
アンケート内容でさらに問題なのは、相手から誘われた場所、日時などを記載するように求めています。戦争中の思想攻撃まがいの「密告」を求めています。こんなことをしたら、市の職場は疑心暗鬼に陥り人間関係、信頼関係はずたずたになってしまいます。市役所は市民のための行政でありながら「職員は分断され」「思想統制」の対象とされて、市民のため行政が出来るのでしょうか。たとえば、このようなときに大震災、大津波が来て被害が出たときに職員は市民のために犠牲的精神を発揮することが出来るのでしょうか?私は出来るはずがないと思います。
選挙で橋下に投票したということは「白紙委任状」を与えたわけではないし、まして、憲法に抵触するような行為を免罪することはあってはならないことです。竜馬も「船中八策」も怒っていることと思います。
1、政権を朝廷に返すこと
1、上下の議会を置き、すべて公論に基づいて政治を行うこと
1、公卿・大名のほか世のすぐれた人材の中から顧問を選ぶこと
1、新しく国家の基本になる法律(憲法)を定めること
1、外国と新たに平等な条約を結び直すこと
1、海軍の力を強めること
1、親兵を設けて都を守ること
1、金銀の比率や物の値段を外国と同じにするよう努めること
この船中八策にもりこまれた竜馬の理想は慶喜の大政奉還により一つの実を結びました。 竜馬はさらに新政府樹立にむけ奔走しましたが同年11月同士の中岡慎太郎とともに暗殺され、血を流さずに平和のうちに新政府をつくる願いは消えました。
この竜馬の「船中八策」を名前だけ、模して大阪橋下が維新の会で国政に打って出ようとしています。とんでもない集団です。マスコミは取り上げていませんが、大阪市職員に「労使関係に関する職員アンケート調査」なるものは橋下名で提出を要求しています。
そのアンケート調査は市職員の労組活動、選挙などに関してどのような行動を行ったかを質問し、回答するように要求(まさに高圧的に)しています。とんでもない調査内容です。憲法に規定された政治活動、労働組合活動の自由に対する攻撃、暴挙です。
アンケート内容でさらに問題なのは、相手から誘われた場所、日時などを記載するように求めています。戦争中の思想攻撃まがいの「密告」を求めています。こんなことをしたら、市の職場は疑心暗鬼に陥り人間関係、信頼関係はずたずたになってしまいます。市役所は市民のための行政でありながら「職員は分断され」「思想統制」の対象とされて、市民のため行政が出来るのでしょうか。たとえば、このようなときに大震災、大津波が来て被害が出たときに職員は市民のために犠牲的精神を発揮することが出来るのでしょうか?私は出来るはずがないと思います。
選挙で橋下に投票したということは「白紙委任状」を与えたわけではないし、まして、憲法に抵触するような行為を免罪することはあってはならないことです。竜馬も「船中八策」も怒っていることと思います。