この間の調査から少しづつ汚染実態が分かってきています。優先的に、除染を早く行い、生活できる環境を整える必要があります。福島原発の事故収束、冷温冷却が安定もしていません。冷却水は依然として冷却水漏れが起きています。この程度のことでは驚かないくらい、レベルの低い事故が多発しています。実際に稼動している原発ではこのような状態があれば、稼動停止になるような異常な事故が連続しています。爆発事故の大きさと被害の甚大さに意識が麻痺しています。原子炉の爆発などの可能性は減少したものの、普通の人が居住できる環境実現には、まだまだ時間もかかることと思います。
先日、4月から帰村宣言を出した川内村の調査結果です。地表に降り積もった放射性物質はさまざまな生物に取り込まれ、汚染し、その生物による食物連鎖で他の生物(鳥など)に汚染が拡散することが心配です。
人間が生活するということは限られた地域で行動するわけではなく、隣村、山、海、川などにも接する機会があります。そのようなことが出来て初めて生活が出来る条件が出来たということではないかと思います。
<放射性セシウム:福島県川内村のミミズから検出>
東京電力福島第1原発から約20キロ離れた福島県川内村に生息するミミズから、1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが、森林総合研究所(茨城県)の長谷川元洋主任研究員(土壌動物学)らの調査で分かった。ミミズは多くの野生動物が餌にしている。食物連鎖で他の生物の体内に次々と蓄積していく現象が起きている可能性も懸念される。3月17日から大津市で開かれる日本生態学会で発表する。
昨年8月下旬~9月下旬、一部が警戒区域に指定された川内村、同県大玉村(同原発から60キロ)と只見町(同150キロ)の3町村の国有林で、40~100匹のミミズを採取した。
その結果、川内村のミミズから1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出された。大玉村(中通り)では同約1000ベクレル、只見町(会津地方)で同約290ベクレルだった。調査時の川内村の空間線量は毎時3.11マイクロシーベルト、大玉村で同0.33マイクロシーベルト、只見町では同0.12マイクロシーベルト、線量が高い地点ほど放射性セシウムも高濃度になっていた。
一方、林野庁が昨年8~9月に実施した調査によると、川内村で土壌1平方メートルあたり約138万ベクレル、大玉村で約8万~12万ベクレル、只見町で約2万ベクレルあった。
事故で放出された放射性物質の多くは落ち葉に付着している。落ち葉が分解されてできた有機物を、ミミズが餌とする土とともに取り込んだのが原因とみられる。
先日、4月から帰村宣言を出した川内村の調査結果です。地表に降り積もった放射性物質はさまざまな生物に取り込まれ、汚染し、その生物による食物連鎖で他の生物(鳥など)に汚染が拡散することが心配です。
人間が生活するということは限られた地域で行動するわけではなく、隣村、山、海、川などにも接する機会があります。そのようなことが出来て初めて生活が出来る条件が出来たということではないかと思います。
<放射性セシウム:福島県川内村のミミズから検出>
東京電力福島第1原発から約20キロ離れた福島県川内村に生息するミミズから、1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが、森林総合研究所(茨城県)の長谷川元洋主任研究員(土壌動物学)らの調査で分かった。ミミズは多くの野生動物が餌にしている。食物連鎖で他の生物の体内に次々と蓄積していく現象が起きている可能性も懸念される。3月17日から大津市で開かれる日本生態学会で発表する。
昨年8月下旬~9月下旬、一部が警戒区域に指定された川内村、同県大玉村(同原発から60キロ)と只見町(同150キロ)の3町村の国有林で、40~100匹のミミズを採取した。
その結果、川内村のミミズから1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出された。大玉村(中通り)では同約1000ベクレル、只見町(会津地方)で同約290ベクレルだった。調査時の川内村の空間線量は毎時3.11マイクロシーベルト、大玉村で同0.33マイクロシーベルト、只見町では同0.12マイクロシーベルト、線量が高い地点ほど放射性セシウムも高濃度になっていた。
一方、林野庁が昨年8~9月に実施した調査によると、川内村で土壌1平方メートルあたり約138万ベクレル、大玉村で約8万~12万ベクレル、只見町で約2万ベクレルあった。
事故で放出された放射性物質の多くは落ち葉に付着している。落ち葉が分解されてできた有機物を、ミミズが餌とする土とともに取り込んだのが原因とみられる。