3.11震災、事故と大学、地域の研究機関のかかわりが問題となっています。その意味でも入試にこのような問題提起があったことはよい傾向と思います。科学者の役割、学問の果たすべき役割を考え抜くことが必要と思います。
国公立大:2次試験前期日程 初日の日程を終了
国公立大の2次試験前期日程は25日、初日の日程を終えた。文部科学省によると、1時間目の総受験者数は23万5717人で1万2938人が欠席。欠席率は前年度と同じ5.2%だった。
前期日程全体は156大学530学部が実施する。26日以降に試験をする大学もあることなどから、25日に試験があったのは152大学512学部だった。
◇原発事故も出題
25日に始まった国公立大の2次試験で、東日本大震災を題材とした問題が各大学で出された。東京電力福島第1原発事故に関する質問や地震発生のメカニズム、震災後の文化財保護など、知識や意見を問う問題が出題された。
弘前大は英語の問題で福島第1原発事故を取り上げ、反原発の世論に触れながら原発を廃止できるかどうか自分の意見を約100語でまとめる英作文の出題があった。また熊本県立大の環境共生学部の英語も、震災後の環境問題と復興策を計350語以上で記述させた。
山梨大は教育人間科学部芸術運営コースの小論文で、被災地での復興支援のための芸術文化活動について、スタッフや資金確保の方法、必要な配慮を含む具体的な内容を提案させる問題を出した。
愛媛大の法文学部と工学部の英語では、英字新聞「ジャパンタイムズ」に掲載された震災による昨夏の節電や首都圏での計画停電、反原発デモについての記事を取り上げ、文章の一部を日本語訳する設問が出された。
奈良教育大は学校教育教員養成課程の小論文で「政府の節電要請 文化財への対応は困難」とする見出しの記事を参考に、震災後の文化財保護のあり方についての考えを600字以内で求めた。
鳥取大農学部の生物の試験では「最近、放射線の話をよく耳にするよね」から始まる会話文を読ませたうえで、遺伝子やDNAの基礎的な知識を問う出題があった。放射線に大量に被ばくした際に発生率が高まるとされる「突然変異」の理解力を問う問題もあった。
国公立大:2次試験前期日程 初日の日程を終了
国公立大の2次試験前期日程は25日、初日の日程を終えた。文部科学省によると、1時間目の総受験者数は23万5717人で1万2938人が欠席。欠席率は前年度と同じ5.2%だった。
前期日程全体は156大学530学部が実施する。26日以降に試験をする大学もあることなどから、25日に試験があったのは152大学512学部だった。
◇原発事故も出題
25日に始まった国公立大の2次試験で、東日本大震災を題材とした問題が各大学で出された。東京電力福島第1原発事故に関する質問や地震発生のメカニズム、震災後の文化財保護など、知識や意見を問う問題が出題された。
弘前大は英語の問題で福島第1原発事故を取り上げ、反原発の世論に触れながら原発を廃止できるかどうか自分の意見を約100語でまとめる英作文の出題があった。また熊本県立大の環境共生学部の英語も、震災後の環境問題と復興策を計350語以上で記述させた。
山梨大は教育人間科学部芸術運営コースの小論文で、被災地での復興支援のための芸術文化活動について、スタッフや資金確保の方法、必要な配慮を含む具体的な内容を提案させる問題を出した。
愛媛大の法文学部と工学部の英語では、英字新聞「ジャパンタイムズ」に掲載された震災による昨夏の節電や首都圏での計画停電、反原発デモについての記事を取り上げ、文章の一部を日本語訳する設問が出された。
奈良教育大は学校教育教員養成課程の小論文で「政府の節電要請 文化財への対応は困難」とする見出しの記事を参考に、震災後の文化財保護のあり方についての考えを600字以内で求めた。
鳥取大農学部の生物の試験では「最近、放射線の話をよく耳にするよね」から始まる会話文を読ませたうえで、遺伝子やDNAの基礎的な知識を問う出題があった。放射線に大量に被ばくした際に発生率が高まるとされる「突然変異」の理解力を問う問題もあった。