福島原発事故による漁業への影響です。福島原発から冷却水を大量に放出した結末です。同時に、高濃度の汚染水がどのくらい太平洋と地下水に流れ出たかは流量自体が分かっていません。当時の汚染水は、セシウム以外の放射性物質を大量に含んでいたわけです。東京電力、民主党政権、原子力保安院の環境汚染に対する歴史的な責任は消すことが出来ないと思います。大量の海水で希釈されるから「いいんだ」「うすまるから大丈夫」とのへ理屈で太平洋を汚染することを合理化した「付け」がこのような結果を引き起こしています。漁業者の収入、生活を保障することは最低限の彼らの役割です。
<宮城県漁協、イサダ漁操業制限 風評買い受け人が敬遠>
宮城県漁協小型漁船漁業部会は11日までに、所属漁船のイサダ漁について操業を制限することを決めた。漁船を2班に分け、交代制で出漁させる。福島第1原発事故の影響で、県外の取引先から購入を断られたことが理由という。
イサダは体長2~3センチのオキアミの一種で、養殖や釣りの餌に利用される。県内の小型漁船が春漁の主力としており、2009年は約1万5600トンと全国有数の水揚げを誇っていた。今季の漁は3月16日に解禁となった。
操業制限は気仙沼、南三陸、中部(石巻・女川)の3地区で、地区ごとに所属漁船を2班に分け、各班が1日置きに出漁する。東日本大震災後、上限を下げていた1隻当たりの漁獲量は当面、5.1トンから6.6トンに引き上げる。
当初は12日からの実施を予定していたが、しけのため12日は一斉に出漁を見合わせ、交代制は13日に適用を始める。
漁協関係者によると、県内の買い受け人と取引していた九州の購入先が原発事故の影響を理由に取引をやめたことを受け、買い受け人の一部が取り扱いを見送るようになったという。
県のこれまでの放射性物質測定調査で、イサダから放射性物質はほとんど検出されていない。
女川町の漁業者男性は「これからが稼ぎ時なのに、1日置きの操業では利益が出ない。震災で大きなダメージを受けているのに、風評被害が追い打ちを掛けている」と憤った。
<宮城県漁協、イサダ漁操業制限 風評買い受け人が敬遠>
宮城県漁協小型漁船漁業部会は11日までに、所属漁船のイサダ漁について操業を制限することを決めた。漁船を2班に分け、交代制で出漁させる。福島第1原発事故の影響で、県外の取引先から購入を断られたことが理由という。
イサダは体長2~3センチのオキアミの一種で、養殖や釣りの餌に利用される。県内の小型漁船が春漁の主力としており、2009年は約1万5600トンと全国有数の水揚げを誇っていた。今季の漁は3月16日に解禁となった。
操業制限は気仙沼、南三陸、中部(石巻・女川)の3地区で、地区ごとに所属漁船を2班に分け、各班が1日置きに出漁する。東日本大震災後、上限を下げていた1隻当たりの漁獲量は当面、5.1トンから6.6トンに引き上げる。
当初は12日からの実施を予定していたが、しけのため12日は一斉に出漁を見合わせ、交代制は13日に適用を始める。
漁協関係者によると、県内の買い受け人と取引していた九州の購入先が原発事故の影響を理由に取引をやめたことを受け、買い受け人の一部が取り扱いを見送るようになったという。
県のこれまでの放射性物質測定調査で、イサダから放射性物質はほとんど検出されていない。
女川町の漁業者男性は「これからが稼ぎ時なのに、1日置きの操業では利益が出ない。震災で大きなダメージを受けているのに、風評被害が追い打ちを掛けている」と憤った。