“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

対馬経て来た現代版「日本通信使」…ソウル大生と歴史について討論

2015年03月21日 10時59分52秒 | 臼蔵の呟き

韓国での報道です。歴史認識を巡る政治的な対立と混乱は、両国の国民を巻き込み、一層拡大しています。歴史教育を含め得て、歴史の学習、教育の大切さも教えているのだと思います。物事には二面性がありますが、平和を作り出し、安定させるために何をすべきかと考えることが必要ではないかそう感じます。

安倍、自民党極右政権、橋下、菅、百田、長谷川などが何を言おうが歴史の評価には耐えることができないでしょう。彼らが後世の人間に、日本国民から軍国主義者としての批判、断罪を突き付けられることは確実でしょう。

 [中央日報日本語版]

  現代版「日本通信使」が日本の相島から対馬を経て釜山(プサン)、そしてソウルまで訪問した。日本の大学生で構成された「全国学生連帯機構」のことだ。自分たちを自称「日本の未来のオピニオンリーダー」と主張するこの大学生達は韓日関係が悪化の局面にあるこの頃、韓国を訪問して未来の韓日関係について論じたいと思っていた。ちょうど韓日国交正常化50周年である年であった。

  韓国訪問前、彼らはソウル大学国際大学院日本研究所所長のパク・チョルヒ教授にこのようにEメールを送った。「韓国訪問を計画しています。そのうち1日はソウル大学に訪問して韓国の大学生と虚心坦壊に対話してみたいです。」そして今月19日、「日本通信使」はソウル大学に到着した。韓国と日本、両国の大学生が机に向かい合って座った。話題は断然過去の問題であった。

  「率直に言うと、なぜ韓国や中国が度々過去の歴史云々言うのか分からない。そのような問題は当時、世界のどこの国にでもあった問題ではないのか」(日本)

  「現在の韓日関係が正常化するには過去の歴史に対する明確な理解とそれにともなう謝罪が必要だと思う。君は韓国の歴史についてどれくらい知っているのか」(韓国)

  両国の大学生の意見はしばしば対立した。対話は英語でなされた。しかし、雰囲気が激昂するとあちこちで日本語と韓国語が飛び出した。複雑微妙な表情が行き交った。それでもお互いの違いをすぐに認めた。

  「もっとしっかり歴史を学ぶべき。そうでなければこの対話は終わらないだろう。事実、お互いの国についてあまりにも知らない」(韓国)

  「そう思う。私たちは韓国・中国を一緒に考えるばかりで、分けて考えていなかったようだ」(日本)

  彼らは激しく争いながらもこの日、韓日関係の新しい突破口を発見したようだと口をそろえた。全国学生連帯機構の代表である徳本進之介氏(22)は「韓国・日本関係がとても悪化している状況だが今回の訪問を契機にやはり疎通が一番重要だということを悟った」とし、「時代と国境を越える韓日交流がもっと多く行われれば良い」と話した。


玄海原発MOX差し止め請求棄却 佐賀地裁「危険性の立証ない」

2015年03月21日 08時02分11秒 | 臼蔵の呟き

 福島第一原発事故で、20万人弱の地域住民が避難、放射能汚染の被害を受けて、ガン、自殺者など様々な人間としての不利益を受け続けています。また、国税から数兆円の事故対策費が投入される中で、この判決の妥当性、正統性の根拠は何かが問われています。

科学技術に完全、100%はないと。しかし、原子力技術、発電での事故は絶対にあってはならないものです。だからこそ、自民党政権、電力会社が安全神話を作り出し、嘘で固めた政策を信じ込ませ、今回の事故が起きました。事故が起きても誰ひとりその責任が問われず、4年がたっています。こんなバカなことが民主主義社会でありうるのかです。その責任は司法も稼働を容認した、容認する点で問われなければなりません。汚染地域で裁判官は家族を住まわせることができるのか自問すべきです。自らは安全なところに身を置き、高給を保障されて、稼働は許されるとの無責任さにはあきれるほかありません。

<報道>

 原発の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムと、ウランを混ぜた化合物(MOX燃料)を使用する九州電力玄海原発3号機(佐賀県)は、事故を起こす危険性が高いとして、佐賀市の市民団体メンバーが使用差し止めを求めた訴訟の判決で、佐賀地裁は20日、「危険性は立証できていない」として原告の請求を棄却した。

 MOX燃料の可否をめぐる初の判決。原告側は控訴する方針。

 判決で波多江真史裁判長は、燃料設計が原子力規制委員会の規則の基準を満たしているとした上で、「ギャップ再開は起きず、それによる燃料溶融の危険も認められない」と判断。