“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

「これまで歩んできた道を振り返れば、進むべき道が分かる」 

2015年08月22日 09時59分31秒 | 臼蔵の呟き

「中韓両国とも祖国の独立と民族解放のため大きな代償や犠牲を払った。時代が変わっても歴史は変わらない。巧妙な言葉で否定しても、過去の事実は消えないことを両国国民は知っている。侵略の歴史を否定・歪曲(わいきょく)し、さらには美化しようというどんな行為も、両国国民は絶対に許せない。」

その通りです。歴史の教訓を学ばない国と政治家、軍隊は必ず歴史の審判を受ける。そのことは確実です。植民地支配は独立という形で決着しました。ドイツ、日本による侵略戦争は連合国による抗戦とドイツ、日本の敗戦、降伏で決着がつきました。

圧倒的な国民は、戦争などを望んではいません。

<韓国朝鮮日報>【寄稿】抗日の歴史を共有する中韓は歴史歪曲を容認しない。

歴史を鑑として平和の光を照らそう
戦勝記念行事の目的は軍事力アピールではなく追悼と平和の再確認
抗日戦争と独立の歴史を共有した中韓
歴史歪曲・美化絶対容認しない 安保・発展で共助を

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が来月初め、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に出席するという知らせを聞き、非常にうれしかった。朴大統領は中国国民の長年の友人として中国政府が最も重要に考え、優先的に招待した貴賓だ。今回の訪問は中韓の戦略的協力パートナー関係を深め、地域平和と安定した発展を促進するのに肯定的な影響を与えるだろうと信じる。

 今年は中韓両国にとって特別な意味がある。韓国の光復(日本による植民地支配からの解放)70周年キャンペーン・ソング「私たちが出会う日」が両国に響き渡り、親日派暗殺作戦を描いた映画『暗殺』が興行新記録を出した。朝鮮日報と国家報勲処(韓国の省庁の一つ)、光復70周年記念事業推進委員会が共催した行事「韓中青年自転車大長征」では、両国の若者たちが合計3000キロメートルを横断し、(独立運動家の)金九(キム・グ)先生や尹奉吉(ユン・ボンギル)義士が光復のために勇敢に戦ったことと、中国の軍民たちが彼らを援護するため死をも辞さなかった歴史を振り返った。

 中国にとっての抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年の重要性は、韓国にとっての光復70周年と同じだ。70年前の中国人たちは血の闘争で日本の侵略者を退けることにより、近代で外敵の侵略に対抗した初勝利を収め、中国を「鳳凰涅槃(ほうおうねはん) 浴火重生」(鳳凰が自分の身を火に投じて自ら焼かれた後、生まれ変わって強くなること)し、新たな道を切り開いた。抗日戦争勝利の意義は、中華民族が再び外勢を恐れず、偉大な道程を目指していく出発点だということにある。

 70年余り前、世界約80カ国の約20億人は戦火に巻き込まれた。中国人民は世界反ファシズム戦争勝利のため大きな犠牲を払い、不滅の功績を立てた。太平洋戦争が発生した時は中国が日本にたった一国で10年間以上、抵抗している時だった。中国の戦場は反ファシズム戦争の東方における主要激戦地だった。中国軍と中国民間人の死傷者は3500万人を超えた。中国は日本の主要兵力の3分の2と対抗し、当時の日本軍死傷者数の70%に達する兵士150万人を壊滅させた。

中国が抗日戦争勝利70周年記念行事を開催する理由は、国家と民族、平和のために命をささげた人々をたたえるためだ。我々はそうした方々の犠牲と献身を永遠に忘れないだろう。中国は存命中の抗日戦争参戦軍人や遺族に記念メダルを授与し、彼らを記念大会に招待することで、命をささげ平和を守り、自由を勝ち取った英雄たちに対する崇高な敬意を表する。

 中国はまた、行事を通じすべての善良な人々の平和に対するあこがれや信念を呼び起こそうとしている。「これまで歩んできた道を振り返れば、進むべき道が分かる」という言葉がある。中国が行事を開催するのは、中国の軍事力をアピールするためではないし、特定の国を狙っているわけでもない。中華民族には平和・和睦(わぼく)・調和を追求する精神が深く刻まれている。戦争でさまざまな苦難を味わった中国人たちは、戦争の悲劇が繰り返されることを決して許さない。戦後、国際秩序を樹立した主要国の一つとして、中国は平和を愛するあらゆる国と国民と共に、世界反ファシズム戦争勝利の成果と、世界平和・安定を守っていく。

 中韓両国とも祖国の独立と民族解放のため大きな代償や犠牲を払った。時代が変わっても歴史は変わらない。巧妙な言葉で否定しても、過去の事実は消えないことを両国国民は知っている。侵略の歴史を否定・歪曲(わいきょく)し、さらには美化しようというどんな行為も、両国国民は絶対に許せない。

 中韓両国はアジアの重要国家だ。アジアの平和と安定は両国の国家利益と密接な関係がある。中国は韓国と共に協力し、アジア諸国が互いに安心してウィン・ウィン(双方のためになる)安保や発展環境を作っていく。アジア諸国の国民と「共に建設し、享有し、勝利する」道を歩いていくことで、平和という恵みの雨がアジアを潤し、平和の光が世界を照らすようにしていくだろう。

邱国洪駐韓中国大使     朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

戦争法案審議中の安倍の繰り返すヤジ

2015年08月22日 09時06分01秒 | 臼蔵の呟き

何回指摘されても繰り返し行う。これは安倍自身の習性、人間性に関係しているからです。自らの立場が理解できない。また、議会制民主主義、代議制とは何かが理解できない。その根本的な理解ができない人物が自民党の責任者であり、首相であるところに悲劇があります。

議員は個人ではなく、何十万、何百万人もの有権者、支持者の投票を受けて議員となっています。それらの支持者、有権者の意向を受けて議会で活動し、質疑を行っています。表面的に見えるのは議員個人なのかもしれませんが、このようなヤジを飛ばすことによって、有権者をばかにすることになっていることを理解すべきです。また、国政の場で、誠実に議論し、法案を審議する場における品性と政治姿勢が安倍には欠如しているといえます。このような人物を一刻も早く退陣させなければなりません。

<毎日新聞報道>安倍首相:今度のヤジは「まあいいじゃん」直後に撤回 

 ◇参院特別委 中谷防衛相追及する民主党の蓮舫氏に

 参院平和安全法制特別委員会の安全保障関連法案審議で21日、安倍晋三首相が、中谷元防衛相を追及する民主党の蓮舫氏に対し、「まあいいじゃん。そういうことは」とやじを飛ばし、直後に撤回する一幕があった。

 中谷氏は、他国軍を後方支援できる事例をまとめた「野呂田6類型」を誤って「大森6事例」と答弁。蓮舫氏が「大森と野呂田が一緒になっている」と議事の停止を要求した際、首相が自席からやじを飛ばした。

 憤った蓮舫氏から答弁を求められた首相は「本質とは関わりがないことだから申し上げた」と強調したが、鴻池祥肇委員長から「自席での発言は控えていただきたい」と注意され、「撤回します」と応じた。

 野呂田6類型は野呂田芳成元防衛庁長官が1999年に示した後方支援の事例。中谷氏は、後方支援が他国の武力行使と一体化するかの基準として大森政輔元内閣法制局長官が97年に示した「大森4要素」と混同した。

 首相は5月28日の法案審議でも民主党議員に「早く質問しろよ」とやじを飛ばし、同党が抗議。謝罪に追い込まれた。


戦争法案への反対が広がる「芸人9条の会」

2015年08月22日 07時59分27秒 | 臼蔵の呟き

戦争がいやだ。戦争をするなという意見が広がっています。特に今まで政治に対して声をあげていなかった学生、小さな子供を持つ家庭、主婦なども集会、デモなどを行うことが報道を通じて明らかになっています。これらの人々はごく普通の願いである戦争に行きたくない。戦争をしないでほしい。そのような思いから声を上げ、行動しているのだと思います。

その人々の声、行動を「利己的」と攻撃しているのが自民党の極右議員たちです。

彼らは、戦争をしたい。戦争できる国作りをあらゆる分野で構造化したい。そのことで日本をかつてのようなアジア、世界で軍事力で威圧するような「強国?」にしたい。そう考えて行動しています。その彼らを支えるのが多国籍企業、軍事産業です。多国籍企業、軍需産業は戦争による取引、利益を期待してそのような国作りを資金面、宣伝分野で支援しています。本当に腐りきった連中です。

福島第一原発事故でわかったように、自民党政権の政策、大手電力、原子力産業、経済産業省、御用学者が原子力村を構成し、それらの意思に反する企業、科学者を村八分にして、自らの利益を擁護する仕組み作りを作り上げてきました。このような構造を戦争、軍事分野で作り出せば、その災禍と国民不利益ははかり知れません。

絶対に許してはなりません。

<東京新聞>今こそ「芸人9条の会」安保法案「黙ってられぬ」

 他国を武力で守る集団的自衛権を柱とする安全保障関連法案が参院で審議される中、落語家やコメディアンら笑いのプロが、憲法九条を守ろうと「芸人9条の会」を立ち上げた。政治的発言がタブー視されがちな芸能界だが、安保法案審議に「黙っていられない」と感じる芸人も少なくなく、落語家の古今亭菊千代さん(59)の呼びかけに約二十人が賛同した。九月五日には東京・浅草で旗揚げ公演を開く。 

 女性真打ち第一号の菊千代さんは、約十年前から「9」と刺しゅうを入れた着物で高座に上がるほど、九条への思い入れが強い。映画監督らでつくる「映画人九条の会」などができたのを知り、「芸人の世界にないのはおかしい」と発奮。自身のフェイスブックなどで「芸人9条の会」の結成を呼びかけた。

 第一次安倍政権で改憲への動きが強まったのに危機感を抱き、二〇〇六年、「九条落語」を発表。古典落語の中でも、安倍政治をチクリと一刺しするなど、笑いの中に平和のアピールも潜り込ませている。「黙っていたら何も言えなくなる」と危ぶむ。

 いち早く同調したのが、政治風刺コントなどで知られる松元ヒロさん(62)。歴代首相の物まねパフォーマンスが人気だが、最近は擬人化した日本国憲法になりきる「憲法くん」が話題だ。憲法の来歴や九条の置かれている状況をせりふとギャグを交えて表現する。

 上演のたび、こうしたパフォーマンスが不要な世が来ることを念じてきたが、「雲行きが怪しくなってきた」。最近は憲法を考えるイベントなどでの上演依頼が舞い込み、「国会審議が進んでも諦めず、最後までみんなの代弁者として芸で訴えたい」と語る。

 九月五日の旗揚げ公演には二人のほか、弾き語りなどで風刺を利かせる趙博(チョウバク)さん、シンガー・ソングライターでもある芸人オオタスセリさんが出演。午後二時開演、東京・浅草の雷5656(ゴロゴロ)会館・ときわホールで。問い合わせはオフィスキクチヨ=電03(3642)9333。

◆芸人9条の会メンバー

オオタスセリ(お笑いタレント)、岡大介(たいすけ)(三味線・演歌師)、おしどりマコ&ケン(お笑いコンビ)、恩田えり(寄席囃子(はやし))、桂文福(落語家)、古今亭菊千代(落語家)、趙博(ミュージシャン)、露の新治(落語家)、林家彦いち(落語家)、松元ヒロ(コメディアン)、中山千夏(タレント)、河内亭九里丸(漫談)、亀田雪人(サーカス芸)、神田香織(講談師)、ジョニーH(歌手)、マジカル・パワー・マコ(音楽家)、幸野&鬼嫁(三線フォークデュオ) (敬称略、21日現在)

(東京新聞)