春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

走水神社に参拝

2010年05月09日 | 日記
連休明けの日曜日、息子夫婦と孫の4人で走水神社にお参りに行った。初夏の心地よい風を受けながら車は三浦半島を南下、
途中、三浦市の寿司割烹「豊魚」に立ち寄って昼食を済ませ、さらに観音崎方面に向かって走る。目的地の走水神社に着い
たのは午後2時頃だった。テレビや雑誌でパワースポットとして紹介されているせいか、境内には若い女性が多い。

社殿に向かって左側に手水舎がある。ここの水は富士山からの湧水で永い年月をかけ湧き出ているそうだ。この水で清めて
から鳥居をくぐり、急な石段を登って社殿に。孫も一緒にそろって参拝。その後、左側の坂道を登って三ノ宮(諏訪神社、
神明社、須賀神社)まで行った。1歳10ヵ月の孫もよく歩いた。

走水神社は、東征中の日本武尊が走水から船で上総へ渡ろうとしたが、暴風雨に阻まれて立ち往生、そのとき、同行してきた
弟橘媛がみずから入水して海神の怒りを鎮め、航海の安全を図ったという伝説にちなみ創建された古社。日本武尊は、航海に
先立ち当地を「水走る」と称えられたことから走水の地名が起こったという。

また、日本武尊は、わが身を犠牲にして海を鎮めてくれた弟橘媛を偲び、御所ヶ崎に祭る一方、村人の敬慕に謝し冠を下賜さ
れた。村人はこの冠を石棺に納め、その上に社殿を建立して尊を祭ったと伝えられている。明治43年、近くの御所ヶ崎に祭
られていた弟橘媛を走水神社に合祀し、今日に至っている。

帰路、京急観音崎ホテルで少し休み、海岸を散歩。うっそうと茂った小高い山の向こうに真っ白い観音崎灯台、その下には
青い海。やわらかな日差しと爽やかな潮風を受け生気がみなぎってくる。

大気のエネルギーと神々のパワーをたくさんいただいた1日だった。