精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

9月定例議会が閉会

2008年09月24日 20時59分22秒 | 議会・地方自治
 今日で9月定例議会が閉会した。といっても、明後日から閉会中の19年度会計決算の審査が始まるので気を抜いていられない。1年間に100を超える議案を審議するが、なんと言っても3月の予算とこの秋の決算審議には苦労する。数百ページにのぼる資料に目を通し、必要なところをチェックしながら関連の資料=例えば過去の答弁・数値・専門誌や新聞の記事・関係団体の要望などなど=をそろえ、どんな角度から何を獲得するかを吟味しながら準備する。若い時は、2晩ほど徹夜に近い状態で数年間の数値を経年的に追いかけたりしていたが、今は経験を積んだこともあるが体力的に無理が利かないので徹夜はできない。娘に「こんな資料、本当に読むのか?」と聞かれたことがあるが、本当に読んでいるのだ。
 今日は、午前に会派代表者会議があり代理出席する。議員の任期もあと半年余りだが、それまでに整理しておくべき政務調査費などの使途基準づくりなどを提起する。同調する会派もあり、なんとか着手に漕ぎ着けれそうだ。会派代表者会議の議題も各会派からの提案がしやすいように、また、会期中の会派間調整・折衝がしやすいタイミングで適宜開催することも提起した。少しでも、住民のための議会活動が展開できればと願うばかりだ。その後は、最終議会に向けての議会運営委員会をこなし、時間が少し空いたので、私もかかわっている聴覚障害者関連の要望活動に同席する。
 午後から本会議が開かれる。共産党議員団が提案した「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書」は、他会派の賛同が得られず否決される。驚いたのが、職員の不祥事に絡んだ町長の減給処分条例の採決時に、会派代表者会議や議会運営委員会では何の前触れもないまま、ある会派の議員が反対討論をしたことだ。しかもその内容が「職員の処分が甘すぎる(停職6カ月と免職の次に重い処分で、その後辞表を提出している)。町長の処分が重過ぎる(10分の1を1カ月)」というもの。このままでは一方的な議論になるので、とっさに手を上げ賛成討論をした。内容は「法治国家である以上、ルールに従って処分の軽重を決めるのは当然であり、必要以上の処分は違法となる。町長の処分は、町長自らが政治的・道義的責任を取りたいと議会に申し出たものであり、それを最大限尊重すべき」というもの。近代法の体系である「罪刑法定主義」や「適正手続きの原則(デュープロセス)」は、議会人として当然踏まえるべきことではないだろうか。
 本会議後、議員団で決算審査の打ち合わせと、来週に精華町議会に視察に来られる宮崎県・高千穂町議会のために資料作りなどをしてから帰宅する。
 今日は、5時前に起床し新聞配達と7時前からの駅頭宣伝もあったので、1日中体と頭をフル回転で、少々お疲れです。早めに休みます。
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