Nonsection Radical

撮影と本の空間

富の集中

2014年09月03日 | Weblog
お金というのは一旦集まりだすと継続して集中するように出来ているようだ。
大きく見て経済がそうだし、個人的には現在はスマホだろう。
固定的にまとまった金額が一部に集まり、残ったお金だけでやりくりするのは経済も家庭も個人も同じだ。
特にスマホを代表とする携帯電話への支出は、ユーザーの世代から考えて重い負担になっているだろう。
高校生なら”お小遣い”のほとんどはスマホへの電話代に消えていき、他に使いたくても回って行かないだろう。
困ったことに毎月決まった金額がないも同然に消えて行くのだからたまったものじゃない。
残ったお金で興味のあることをしようとしても、どうしても足りなくなるだろう。
映画、雑誌、衣服、遊興費など、必要不可欠以外のものにどれだけ回せるというのだ。
かといって、今の時代にケータイを持たないという選択肢は考えられない人がほとんどだ。
当然他のことは諦めて、その手の商売も儲からない。
使えるお金を増やせる人なんかいない。
だから家でじっとしているか、あてもなく街をブラつくしかない。
それ以外の選択枝がないわけではないが、興味のないことは存在しないも同然な世の中だし、人と違う新たなことを推奨する世の中ではないので変わり様がないのだ。
これで更にお金がなくなって、ケータイも持てない時代がくると変わってくるのだろうが、最後の最後までケータイを手放すことは難しいだろうな。
でもそういう時代が来ない限り、多様性などという言葉の世の中は来ないのかもしれない。
ケータイさえ手放せば、不便だけどこれまでよりもやりたいことや欲しいものが手に入るようになるんだけどね。
ツールだけあって、何も出来ないというのは不幸なものだ。




末広通り商店街 2
東京都江東区東砂3,4,1丁目
撮影 2014年8月13日 水曜日 13時05分
コメント
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