Nonsection Radical

撮影と本の空間

映像ライブラリー

2014年09月20日 | Weblog
国会図書館でも取り組み始めているけど、映像に関する公的保存機関が出来ないかなぁ。
個人で撮影した映像って、個人が死んで故人になるとなくなるんだよねぇ。
フィルムの時代だと、後年、蔵から”出土”したなんてことで貴重な資料になる事もあるんだけど、デジタルの時代になってパソコン廃棄=消滅という事があるんだよね。
だから個人所有の映像って後年に残る事って少なくなると思うんだよ。
今、いろいろな街を撮影して歩いているんだけど、これもきっかけは東北での地震。
街が消えて、想い出が消えて、何も残らない事が現実に起きる事がわかった。
国会図書館ではだから今東北の震災のアーカイブなんかを作っているんだけど、何かが起きる以前からあらゆる映像を保存しておくシステムがあれば、役立つ事も多いと思うんだよ。
個人で出来る事なんか限られているので、公的なシステムで保存した方がいいんだよ。
今はそうはなっていないので、考えた末になるべく長く存続しそうな私的サービスにアップロードして”保存”しているんだけどね。
それだっていつなくなるかわからないし、自分こそいつ死ぬかわからないんだから、何とかなんないかと思っているんだよ。
国会図書館への納本制度みたいに、誰もが映像を納める事が出来て、保存、公開してくれるようにしてくれないかな。
そこでは私的サービスとは違って、著作権や肖像権など権利関係に縛られる事がなく、国民の共有財産として映像をライブラリー化するようにしてほしい。
すべて含まれている映像だからこそ、資料的価値も生まれると思うんだよ。
それを国家というシステムで管理することで共有出来るようになればね。
あとになって後悔しないように考えなければならないと思うんだけど。




平井親和会商店街 1
東京都江戸川区平井2,4丁目
撮影 2014年8月13日 水曜日 14時50分
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