気が付けば100記事越えてました。
あと一月ほどでヤット君の8回目の誕生日です。
ヤット君は小さい小さい赤ちゃんでした。
1266g
それが、生まれた時のヤット君の体重です。
予定日は7月8日だった。
かみさんと籍入れたのが7月7日だったから、「同じに成れば良いね」って話してたんだけど。
ヤット君が生まれた日
それは随分早く、そして突然にやってきました。
いつもなら酒飲んで、相当酔ってから寝るのが私の習慣だったんだけど、その日は珍しく飲まずに寝てました。
深夜1時ごろかみさんにゆり起こされた。
「破水した。」って
え?生まれちゃうの?予定より2ヶ月半も早い・・・
私はオロオロするだけで何にも出来ない。
かみさんはテキパキと病院に電話して、色々準備してるのに・・・
え?名前もまだ考えて無いぞ・・・
名づけ本とかも買ってたけど、考えて無かった。
私は娘が欲しいと思ってたから、女の子の名前は漠然とだけどいくつか考えてた。
病院からエコーの写真で「男か女か教えましょうか?」って言われたけど、生まれるまでのお楽しみ、あえて聞かないことにしてました。
だから、どっちが生まれても良いように、服とかも黄色とかでそろえてた。
病院まで車で行った。
緊張して振るえながら運転してた。
病院に着いたらすぐに生まれちゃうのかな?って思ってたんだけど、市立の総合病院なのに「赤ちゃん出すことは出来るけど、設備が整ってないから生かす事が出来ない。」って・・・出産を止めながら、救急車でもっと大きな病院に行くことになった。
生まれて初めて救急車に乗った。
出産には立ち会いたいと思ってたんだけど、「帝王切開での出産の為立会いは出来ません」
手術の同意書にサインしてください。
緊急時の輸血の同意書にサインしてください。
「もう、全部お任せするしか無いんだから早く何とかしてくれよ。」って思った。
手続き終わって、かみさんは手術室へ「がんばれよ」それしか私は言えなかった。
待合室で待ってる間に、義母達が駆けつけてきた。
さすがは、お義母さん、コンビニで飲み物とかおにぎりとか買ってきてくれた。
でも、食べる気には成れなかった。
空が明るくなるころに、ヤット君は生まれた。
「男の子ですよ。」看護婦さんの言葉に、正直言って娘が欲しかった私は少しがっかりした。
生まれてすぐのヤット君に面会が許されたのは父親である私だけ。
ガラス箱の中の小さい小さいヤット君
看護婦さんに教えられながらガラス箱の中に手を入れて、抱くと言うより持ってみたヤット君
ちっちゃくて軽くて今にも壊れそうなヤット君
育つんだろうか?生きられるんだろうか?って思った。
つづく