今日は朝からドキドキしていました。
ドキドキが収まらないうちに、持ち込みでミシン修理の依頼が入りました。
1986年6月発売のジャノメエクセル18です。
38年前のミシンですから、「もう直りませんよ。」って言いたいところですが、直るんだな、これが(;^_^A
とりあえず38年分の溜まった埃をエアコンプレッサーで飛ばします。
長年の湿気とカビのせいでへばりついて、強くエアーを当ててもあんまり飛んでくれません。
模様縫いのカムの辺りが固まっていて、布送りが正常に出来なくなっています。
その辺りに注油するには、モーターも外して下から注油するのが手っ取り早いです。
モーターを外さないで横からだと狙ったところに潤滑油を刺せません。
逆に、モーターを外すだけで注油できるのでこのミシンは修理しやすいです。
修理しながら、スマホをチェック!
「まだか・・・」
注油して動きが滑らかになったので動かしてみますと・・・
ジグザグ縫いに合わせているのに直線縫いになります(;^_^A
直線縫いに合わせるとニットステッチ・・・
ニットステッチに合わせると直線三重縫い・・・
LEDの表示位置がずれています。
これはどうしたもんじゃろの~~~?
お客様に「ひとつずらして考えて使って!」とは言えないし(;^_^A
考えながらスマホをチェック・・・
「まだか・・・」
この機種、直営からもらってきた古いサービスマニュアルに載っていなかったっけ?
と、思って見てみたらありました。
LED位置がずれた時の調整法。
模様選択ダイヤルの留めネジを緩めて位置を合わせてネジを締めればいい!って書いてありましたが、ネジを緩めただけでは固着していて調整が出来ません。(>_<)
まぁ、注油しながらコジコジして何とか正常な位置で使えるようになりました。
ホッとして、スマホチェック・・・・・・
「まだか~~~!」
下糸巻きも固まっていて、注油しただけでは緩みませんでしたので、外して芯部を叩いて緩めました。
これで下糸巻きも正常に動くようになりました。
あとは38年分の汚れを落として綺麗に磨くだけです。
磨いてから試し縫いすると「あれ?」って所もあって、また下カバーとか外して微調整。
まだかいな〜?と、スマホチェック・・・
「ん~~~~・・・」
何度もチェックをして最終的にもう大丈夫!
完璧に直った~~~!って、思えたのは午後3時過ぎでした。
ちゃんと直ったことを喜んでスマホをチェック・・・
「来た~~~~っ!」
ホッとして、修理ミシンを届けに行って、今日の仕事は終わりです。
何にドキドキして、何をスマホでチェックしていたのか?
それは、またの講釈で・・・(笑)