持ち込みで修理依頼が有りました。
データが無いので不確かですが、50年くらい前のミシンです。
「電子のお針箱~♪リッカ~マ~イティ~♪」ってCMソング?覚えております。
押さえ上げのレバーが取れちゃったって修理依頼です。
レバーを止めてるネジが緩んで落ちてるだけなので理屈は簡単な修理ですが、針棒や諸々の部品が邪魔で手が入らないので手間が掛かる修理です。
ゴム足が取れているのでテーブルに傷がつくってご相談も有りましたが・・・
これは別のゴム張り付けて代用でOKでしょう。
試し縫いをしたら縫い目が不安定だし返し縫が出来ません。
お客様の依頼とは別な故障ですが、こっちの方が重症です。
この部品の中のグリスが固くなって上手く動かなく成っているだけですが、これが中々緩みません。
前にもやったこと有りますが、ここは手で回して油馴染ませて緩めるしかないので厄介です。
潤滑剤差しては動かし、差しては動かしを繰り返し小一時間。
やっと正常に動くようになりました。
縫い目も綺麗に縫える様に成りました。
このモデルで良くある釜ギア割れの故障は幸い無く、微かに傷が有るくらいで大丈夫でした。
「お父さんに買って貰った思い出のミシンだから直したい。」って事でしたので、美心屋としても直って嬉しい限りです。
まぁ・・・
「買い替えて欲しい!」って気持ちも有りましたけどね(笑)