2月6日(日)
朝から異常な寒さで、また、日本海側には大雪の警報が出ております。
このところの日曜日は、全く予定が入っておらずに、良い休息日になっております。
待合の床
我が家の待合の床です。
季節に合った色紙など掛けておりますが、今週は、前総持寺の貫主大道晃仙禅師の軸を掛けました。
軸
元々は、色紙として頂きましたが、軸に仕上げたものです。
托鉢をする雲水が画かれ「雪中托鉢是清風」と書かれております。
北海道釧路市の定光寺に住持されていた頃、色紙はもちろんお茶会があるたびにお願いして揮毫していただいておりました。
ある時から、お手紙を書いてもご返事も頂けない状態が続きましたので、かねてより、「何かありましたら、修行仲間の〇〇寺を訪ねなさい」と言われておりましたので、そのお寺を訪ねると、「そうですか。実は私も連絡が取れない状態なんですよ」という事でした。そして、「本山の貫主になられたんだよ。だから、手紙を書いたり、電話に出たりする自由が無いんだよ」とのことでした。
お電話で話したり、お手紙のやり取りをしたりしていたお方が、いつの間か雲の上のお方になっておりました。
1月3日(月)
寒い日が続いておりますが、今日で三が日は終わりです。
今日やっと初詣に行って来ました。新しい年になって初めての外出です。
待合
我が家の待合です。
稽古にお見えになった方々が、身支度を整えるところになっております。
毎年お正月に掛ける軸です。
若水を汲む図
若水を汲む絵です。
若い頃、骨董屋さん巡りをしていたころ見つけたものです。
絵が解らないくらい汚れてボロボロ、それが畳んであったのを開いた時が出合いでした。
ザット見て、これは待ち合いに使えると思って、貰ったようなお値段で買ってきました。
表装屋さんで洗って仕上げてくれました。
初詣
昼食の前にと思って出かけましたが、神社が混んでおり帰って来たのが1時を回っておりました。
毎年の事ですが、鏑矢と熊手を買って帰って来ました。
今年も良い年でありますように・・・
1月2日(日)
底冷えのするような寒さです。
我が家では一歩も外に出ない巣ごもり状態のお正月です。
玄関
玄関の飾り付けです。
自分で切った青竹に水仙とセンリョウを生けて、お正月らしさをと考えてみました。
敷いた布が曲がっているのに気が付いたのは、ここに移動してからですが、戒めとしてこのまま載せることにしました。
自宅なのだから撮り直せばよいのですが・・・
太神楽椿
野草棚の水やりは、どうしてもしなければなりませんので寒い中行って来ました。
太神楽が、丁度使い頃で、葉もきれいに分かれておりました。
このままもう少し待っててはくれないかと思ってしまいましたが、多分2~3日後には開いていると思います。
9月23日(木)
朝から強い日差しが暑さを予感させておりました。
とうとう日中は、真夏日になってしまいました。暑さ寒さも彼岸まで・・・今日はお中日です。
明日が母の命日ですので、一日早く家族だけでささやかなお参りをいたしました。
床の間
床に間には「夢」を掛けて、おはぎを供えてお参りをいたしました。
もう二十年になろうとしております。
夢
逸外老大師の揮毫された「夢」を掛けました。
中々使うことのない軸ですので、掛けては見たものの何をどうしたら良いのやら・・・
そういえば、長い事茶道に携わっておりますが、偲ぶ会と云われる茶会に出たことがありません。
おはぎとお抹茶
床の間には、本来ならば位牌や写真などを飾って、お参りをするのでしょうが、私たち二人だけですので簡単に済ませました。
私自身在宅の時は毎朝、私たちと同じ食べ物を並べたお膳をお供えして、お参りを欠かした事がありませんので、お菓子とお抹茶だけでも十分だと思っております。
毎朝の日課になっておりますお参りも、両親を始め解っているだけの親族の皆さんの顔を思い描きながらお参りをして、時々話などしております。
茶室の掃除をして、母の事を思い出しながらこうした事をしておりましたら、一日が終ってしまいました。
9月9日(木)重陽の節句
今日は九が重なる「重陽の節句」です。
稽古日に当たったいれば、着せ綿の御菓子を頂くところですが・・・
天気予報では、午後から大雨という予報でしたが、珍しく大外れで青空が広がって日差しが戻って来ました。
晴れれば暑くなりますので、体温の調整が難しい季節でもあります。
今日は、明日からのお稽古に備えて、掃除をしたり道具を整えたりと、何となく忙しい1日でした。
準備も済んで
明日は、私共社中の最長老の方がお出でになるという事で点茶盤を用意いたしました。
立ったり座ったりが大変なお歳ですので、出来るだけのサポートをしたいと思っております。
私が、その方のお歳までできるかと云われれば考えてしまいます。
大宗匠ご染筆
大宗匠になられてからの扇で、「茶 長寿友 玄室 九十一翁」と揮毫されたものです。
今日1日だけ床の間に飾って置くつもりです。
待合
待合には、海仙宗匠の色紙を掛けました。
ヤジロベェの画賛で「不倒」です。
待合床の間
三尺の狭い床の間ですので色紙くらいしか掛けるスペースがありません。
バランスを取って倒れない「ヤジロベェ」今の世の中に通じるものがありように思われます。
絶妙なバランス・・・これは難しい・・・
8月13日(金)
朝から雨が降り続いております。
夜から朝にかけて注意が必要なくらい降るという予報です。
今日は迎え盆です。
私の生まれたところでは、ナスやキュウリなどで作った動物(多分牛だと思います)を門の前に出してご先祖様をお迎えします。
我が家でも、お盆らしい設えをしてご先祖様を迎えたいと考えて床の間を飾ってみました。
床の間
床の間は、軸は般若心経を掛けて、経筒に花を生けて床の間を飾りました。
花
花は、糸ススキ、ミズヒキ、ヤブミョウガの三種です。
経筒も中々使う機会がありませんので、昨日思い出して使ってみました。
お菓子
お菓子代わりに、餡子を菓子代わりにしましたが、これが何とも美味しくいくらでもいけそうな気がいたしました。
一服
三時の一服ですが、友人の作った茶碗で頂きました。
友人は、昨年他界いたしましたので、今年が新盆という事になりますので、友人の茶碗を選んで一服をいただきました。
私より二つ年上ですので、陶芸作家としてはまだまだ活躍ができる年でしたが、病には勝つことができませんでした。
こうして、身近に形として残っておりますので、手に取って見たりお茶を点てたりして偲んでおります。
般若心経
この般若心経は、韓国の海印寺が保存している版木が世界遺産になっている事で有名なものです。
コピーはできませんので、この版木の修復などを手掛けている方が彫ったものを擦った、と言う触れ込みですが、その真偽は解りません。
海印寺内で売っておりましたので買ってきました。
8月5日(木)
朝から雲一つない快晴です。
気温も上がり猛暑日を記録したところが続出です。
こんな中、オリンピックの選手たち大変ですね・・・
今日は木曜日ですので、いつものようにお茶室の掃除です。
掛花入
掛花入にフウセンカズラを生けて見ました。
一種では寂しいかなと思って、木槿を入れて見ましたが・・・
風船葛
思い直して一種生けにしてみました。
我が家では、意見が分かれましたが、どちらも捨てがたいようです。
軸を替えて
軸を変えると雰囲気も変わるかと思いましたが・・・
フウセンカズラ一種
軸で随分床の間の雰囲気がかわりました。
こんな事をしながら、暑い1日を結構楽しんでしまいました。
時間に制限がありませんので、今度は籠を出して生けて見ようと思っております。
誰にも見ては貰えませんが、9月になると風船葛は多分茶色くなっていると思います。
掃除をするごとに、夏の道具をしまって行こうと考えておりますが・・・
5月13日(木)
朝からどんよりとしております。
今日は、明日からの自宅での稽古のために、掃除や道具の出し入れで一日が終わってしまいました。
山吹
軸は、先生のところでご一緒しておりましたお方の描きました「山吹」の画賛ですが、上野の美術館で展覧会をなさるほどのお方です。
お歳を召した晩年、記念にと言って軸を下さいました中の一本です。
賛は、「東皇瑞色新」と書かれております。
山吹
我が家の床の間は、結構広く取ってありますが、いっぱいいっぱいですのでかなりの大作です。
善哉
三時に頂きました。
朝から掃除ばかりしておりましたので、甘い善哉が疲労回復の妙薬となりました。
萩の茶碗
使い込んだ萩茶碗で一服をいただきました。
この茶碗は、何時のころからあったか分からないほどですから、相当古い物だともいます。
印もなく誰の作かもわかりませんが、使い込んでおりますから良い味が出てきております。
萩の七化けといわれている通りになっているようです。