tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

学園祭の準備は万全に・・・

2013-10-31 21:03:20 | 茶の湯
10月31日(木)
爽やかな過ごしやすい一日でした。

学園祭前日ですので、教室をお茶席に変えてまいりました。
授業がありますので、午後6時30分から設営に入り、みんなで大騒ぎしながらお茶のできるように変えて行きました。



幕を張って

水屋との境に幕を張って行きます。幕を張ることで、教室がお茶の出来る場所にと変わって行きます。



幕が張り終えたら、台を作って行きます。
あまり舞台裏はお見せできませんが、身の回りにある物を最大限利用して、見栄えよく、かつお金がかからない方法で準備してゆきます。



出来上がり

2時間もかかりましたが、何とかお茶席らしい雰囲気を出して来ました。

明日は一般の方々より、学生たちが多いいでしょうがお点前をする人はかわりありません。緊張することなく出来ことを祈るのみです。

明日は自宅のお稽古日ですので、行って見ていることが出来ません。
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学園祭本番と同じように・・・

2013-10-30 18:12:09 | 茶の湯
10月30日(水)
朝からよく晴れ渡った気持ちの良いお天気でしたが、夕方からは一転して強風に雨という変わりようにビックリです。

今日も大学でのお稽古でした。
こちらの大学も学園祭前の最後のお稽古ですので、お点前を予定している上級生はどの顔も真剣そのものです。



立礼のお点前

大学では、席主・お点前・半東を一組でおもてなしのお点前をいたします。
席主担当は、来てくださったお客様に、お礼の言葉、お道具の説明、お点前についての解説などを話しますが、とても覚えきれないので、原稿を堂々ともって行います。

お点前の順番通りに説明をして行きますので、しっかり見ていないとちぐはぐな説明になってしまいますので、お稽古の時も本番と同じように説明をしながらお稽古をしております。



床の間の花

こちらの大学でも、私どものお茶事の時に切り取ってしまったツワブキを生けました。今日も綺麗に床の間を飾ってくれました。

何本かは無駄になってしまいましたがこの辺でお許しを願うことにしております。



お菓子は紅葉

丁度3時ころに、お菓子を運び出してくれました。
最近はお菓子屋さんが届けてくれるようですが、私の記憶が正しければ、先週と同じような気がいたしますが・・・

とりあえず、あと6日後には学園祭です。
みんなのびのびとやってほしいと思っております。

でも、最近の子たちは案外度胸がいいのか、恥ずかしがらずにすまし顔でお点前をいたします。

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切ってしまったツワブキも生き生きと・・・

2013-10-29 18:34:03 | 茶の湯
10月29日(火)
午前中の爽やかなお天気も、夕方からはポツリポツリと雨模様です。また、雨が続くのでしょうか。

やはり秋の空ですか・・・。

今日は大学のお稽古でした。

学園祭を控えて最後のお稽古です。
立礼のお点前を予定している人達は誰もがきれいにお点前をいたしますので安心です。



立礼のお点前

薄茶の平点前さえきちんとできれば、場所が替わろうが、道具が替わろうが、今度のように立礼になって腰かけて行うお点前でも、動ずることはありません。
どの子も感心するほどきれいなお点前をいたします。



ツワブキ

この花は、自宅でのお茶事の時に切り取った内の一本です。
使う事の無い花を切ってしまったわけですので、どうしても床の間に飾ってやらない別けにはいきません。

昨日から水切をしたり、霧を吹きかけたりと気に留めながらおりましたが、元気なまま大学の床の間を飾ることが出来ました。
とてもきれいでした。



お菓子は栗

このお菓子は、お菓子作りの時に自分たちでも作ったお菓子ですので、味も手間も十分すぎるほど知っておりますので、感謝しながらいただきました。

この栗の味を出すのに随分歳月を要したそうで、気に入ったお菓子屋さんに通い詰めて、買い求めては食べていたそうです。

実に美味しいお菓子です。

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やっとお茶事が終わりました

2013-10-28 17:27:34 | 茶の湯
10月28日(月)
爽やかな過ごしやすい一日でした。
寒くなく暑くなく空気も乾燥していて気持ちの良い秋を感じることが出来ました。

何時もですとストレッチですが、今日はお休みでした。
連日のお茶事で疲れ切っている体にはいい休養になりました。

今日も昨日からの続きです。



和え物

見た目はお惣菜のようですが、だし汁で和えておりますので、ちょっと一味違った美味しさがあります。
写真でお分かりの通り、元節の箸が添えてありますので、これで料理は終わりですのサインです。



八寸

海の物と山の物を盛り合わせて燗鍋と共に持ち出して、主客が一体となってお酒を酌み交わす「千鳥の盃」があるのですが、最近の交通事情により、どなたもお酒を召し上がりませんので、八寸だけ持ち出して寂しいことになっております。



お菓子

このお菓子は、まさり草と言って菊の異名で、もちもちとした触感が美味しい今の時期にぴったりのお菓子と言えます。

お客様は、お菓子を食べると中立で、疲れた足を伸ばしてしばしの休憩ですが、亭主側は室内を静かにそして敏速にあらためて行きます。

軸を巻き上げ花を飾り、お茶の用意をしてゆきます。

       

26日の花                      27日の花

前日は、椿の枝振りがよいのがありましたので、万作の照葉に西王母を添えて迎えました。

2日目は、椿がよいのがなかったので、ツワブキにしました。
この花は路地に咲いておりますので、庭に出ると目立ちますので、仕方なく咲いている花を全部切り取ってその中の1本を床の間の花に使いました。

必要もないのに花を切ってしまう罪悪感のような気持ちと戦いながらの切り取りでしたが、案の定皆さん喜んでくれました。



道具の拝見

お棗は「徳風棗」茶杓は大亀老師の「金風」でした。

軸「和気兆豊年」棗「徳風棗」茶杓「金風」何かを感じていただければ嬉しいです。



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連日のお茶事は・・・

2013-10-27 19:21:49 | 茶の湯
10月27日(日)
台風一過。秋晴れの爽やかな一日でした。
今日も炉開きのお茶事でした。
早起きしての準備は昨日と同じですが、違うことは庭に出られますので、蹲や腰掛待合を使えるようにすることです。





水の流れ落ちる音も清らかな風情のうちです。
強くなく弱くなく程よい音が出るように調節をしながらの準備をし、昨夜からの風で舞い落ちた葉を拾い集めて行きます。

蹲の海と言われるところは葉を拾う・・・これしかありません。



席入り前に

炉の中に種火を入れます。薄暗いお茶室の中では小さな火でも目立ちます。この火がしっかりおきていないと、つぎ足した炭が置きませんから十分におこしてから炉に入れます。



今日も同じようにお膳を出します。



お櫃

ご飯を入れて運び出します。いまどきお櫃にご飯を入れてお客様に出すなんて、お懐石の時だけかもしれません。
それでも、このお櫃を2度ほど運び出しますが、1度目は人数分だけ、そして、2度目の時は十分すぎるほど入れてお出しします。

おもてなしの心をこんなところにも使っております。



煮物椀

お懐石の中でも、一番大切なものかもしれません。よく、「お椀はお懐石のメイン」と言われるほど、作り手が力を入れるものです。
今日の出来栄えは・・・・評判は上々でした。



焼き物

季節の魚を焼いたものです。

たくさんの魚を焼く機会はあまりありませんので、何度も何度も覗き込んで様子を見ながら仕上げて行きます。
このころになると席中の人たちも人心地ついて、和やかな会話が聞こえてまいります。

お茶事はまだまだ続いております。




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炉開きの茶事は・・・

2013-10-26 19:45:24 | 茶の湯
10月26日(土)
連日台風のニュースがトップで報じられておりましたが、やっと解放されそうです。
今朝はまだ、雨がしとしとと降っておりました5時に起き出して、炉開きの準備です。

準備と言ってもすべてが料理のことで、昨日できなかったことを早起きして完成させて皆さんの来宅を待ちました。



本日の床の間

軸は、「和気兆豊年」を掛けて、実りの秋に思いをはせていただきました。

今日は雨でしたので、表には出ないでそのまま本席に入っていただきましたが、懐石が終わるころにはお日様が出ており、天気予報の正確さに驚かされました。



お膳

中立をする頃にはお天気も回復しておりましたが、狭い庭ですので木々の葉に触れてしまいますので、庭には出ずにそのまま席入りという事になりました。

銅鑼も正式に打ちまして、「大小大小中中大」を今日の当番の方に打っていただきましたが、大も中もそして小も同じように聞こえたかな・・・。
それでも、すべて経験ですので、「出来ません!できません!」ではいつになっても出来ませんから、今日は勇気を出して打っていただきましたが・・・次はきっと上手くいくと思います。

明日も炉開きの続きです。5時起きかなぁ~・・・


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炉開きの茶事準備は万端整いまして・・・

2013-10-25 18:37:44 | 茶の湯
10月25日(金)
台風の進路がやっと分かって来たようで、明日の炉開きは何とかできそうです。
夕方になってからお刺身やら焼き物の魚を買ってまいりました。



水屋

朝から、道具出しをしたり、掃除をしたり、そして何より時間のかかるお料理をしたり大忙しの一日でした。

まず、炉開きに当たってのテーマを考えて、ある道具の中から、それに沿ったものを考えながら道具を出して行きます。
一応、前々から考えておりましたので、軸、茶入、水指、薄器、茶碗、茶杓、蓋置、建水など、主だった道具は滞りなく出しました。



懐石道具

懐石道具一式は一つの箱に収まっておりますから、その箱から出せばよいことですので、こちらは早々に終わりました。
その他は、焼き物、強肴、預鉢、そして香の物などそれぞれに合いそうな器を選んで出して行きます。

お料理の色合いをよくよく理解しないと器は出せませんから、その辺のコミュニケーションは大切なことです。
出してから、これは合わないなんて言う事の無いようにしながらの仕事です。

明日は台風も東寄りに進むようですので、炉開きの茶事が始まるころにはお日様が顔を出しているかもしれません。

雨ですと、庭へ出ての一連の所作を忘れてしまいますから、何とか表に出られるように祈っております。

台風が早く遠くへ行ってしまいますように・・・。


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風炉から炉へと替わります。

2013-10-24 18:52:28 | 茶の湯
10月24日(木)
ゆっくりと日本に近づいている台風ですが、週末が日本に一番接近するとか・・・。
この週末は、2日間に渡り自宅での炉開きを予定しております。

朝から買い出しをしたり、お茶室の準備やらで休んでいる暇はありませんでした。
やっとひと段落といったところです。



御簾から襖替えて

最近は畳の重さを改めて感じております。
畳を炉用に替えるべく畳用のテカギで持ち上げましたが、その後が続かない・・・「こんなに畳重かったかなぁ」、と情けない話です。

炉が切ってある畳が入ると、お茶室の雰囲気は一気にそれらしくなります。
この雰囲気が大好きです。

この気分を味わうために重い畳を上げ下げしているといっても過言ではありません。



炉に釜をかけて

炉縁も入れて釜を掛けて見ます。かけては直し、かけては直しと何度も何度も修正しながら釜の位置を決めて行きます。
しっかり決めておかないと、釜に水が入った時に傾いてしまいますから・・・、水平にかかっていない釜はお客様から見ると落ち着かないものですので、釜の水平だけは手を抜かず慎重に決めて行かなければなりません。

明日は雨だそうですので、夕方にかけて庭の掃除をしておきました。
雨に濡れた落ち葉は中々取れませんので、大急ぎで掃除を済ませましたが、台風の影響ですから、また風と雨で庭が落ち葉だらけになってしまうかもしれません。

蹲だけは、落ち葉を集めるのが大変ですので、ビニールを被せて置きました。

後は、台風が早く日本列島から遠ざかってくれることを祈るのみです。

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自分のお点前が終わってからも・・・

2013-10-23 18:52:27 | 茶の湯
10月23日(水) 霜降
今日は霜降、朝夕の冷え込みも強くなり、霜が降りる頃のことで山から平野に少しづつやってきます。
そんな気候にもかかわらず、台風の話題がしきりと言った昨今の異常さはただ事ではないような気すらいたします。

今日も大学でのお稽古です。
こちらの大学は、11月の最初の連休に学園祭が開催されます。今日も真剣なお稽古が続きました。
普段のお稽古では、自分の番が終わると、のんびりしている子が多いいのですが、終わってからも真剣に見ております。



シルエットの床の間

そして、さらに驚いたのは、自分のお稽古が終わってから、すぐに私のところへやって来まして質問をしたことです。
普段は恥ずかしがりやさんで、ほとんど話などしない子でしたから余計に驚きました。

それほど真剣にやっているのですから、私としても最大限のことはしてあげようと思ってしまいます。



御園棚お稽古が始まります。

昨日の大学も、こちらの大学も同じ棚を使ってのお点前になります。
一昨年までは、こちらの大学の方が1週間遅かったので、お互いにお茶席に出たり、お手伝いをしたりしておりましたが、このところ、同じ週の開催になってしまいましたので出来なくなってしまいました。

お互いにいい刺激になっておりましたが残念です。
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お菓子は光悦垣か・・・

2013-10-22 18:13:12 | 茶の湯
10月22日(火)
遥か彼方にある台風の影響が早くも出ているらしく雨模様のお天気です。

今日は大学のお稽古でした。
学園祭が近づいて来ておりますからみんな真剣です。

学園祭でお点前を予定している子たちはほぼ完璧になっております。
暖房の効いた部屋で滞ることなくお点前をしている子たちを見ていると眠くなってしまいます。



フジバカマ・ヨメナ

わが家の花もほとんどが残花になって来ております。
葉は虫に食われ葉脈だけ残ったような花で、いかにも10月、名残の季節の風情です。

フジバカマも花が開ききってしまい、蕾の茎を探すのが大変です。



お菓子は光悦

本阿弥光悦の菩提寺光悦寺の光悦垣をイメージしたものだと思います。
光悦は、洛北の鷹峰に芸術村を開いたことでも知られております。

足利時代から刀剣の目利きなどしている名家に生まれ、書や絵そして焼物から漆器に至るたぐいまれな才能を発揮して、徳川家康から鷹峯の地を拝領し、本阿弥一族や町衆、職人などを招いて移り住み、一大芸術の発信元のような存在になっていったといわれております。

本阿弥光悦が亡くなった後は、屋敷が光悦寺となって今に続いております。

このお寺にあるのが光悦垣で、今日のお菓子イメージにつながっているような気がいたしますが・・・。

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