8月13日(土)
台風の余波か強いかぜが吹いております。
こんな日は家から一歩も出ずにジッとしているに限りますが、そろそろ合宿の準備を始めないといけませんので、持って行くものをリストアップして見ました。
なごみ8月号
八月も半ばになりましたが、なごみ8月号の内容が夏らしいものでしたので紹介したいと思います。
特集は「夏は涼しく。茶の湯のくふう」という特集です。
ページをめくれば
こんな写真が満載です。
葉蓋に使われている葉は、赤芽柏の葉だそうで、梶の葉とはちょっと趣が違って見えます。
合宿では、両大学合わせて総勢40名ほどになりますので、学生達を六つのグループに割り振らなくてはなりません。
同じお点前でも下級生の方が進んでいる子もおりますから、その辺が難しいところで考えてしまいます。
この事は、合宿の度に頭を悩ませてしまいます。
今、高校野球真っ最中ですが、何十人もいる部員の中から9人を選ばなければならない監督さんのような心境です。
8月3日(水)
今日も体温をはるかに超えて、39度を記録しておりました。
この暑さでは、外に出ることをためらってしまいます。
今日も巣ごもりでした。
淡交誌
淡交誌8月号が届きました。
今月号は、地方紙のような特集で、新発田藩主 溝口家の数寄という特集です。
お家元の巻頭言は、「一碗に心を紡ぐ」と題して、一碗のお茶を点てて人様に差し上げ、自分も相伴するという文化です。と言う書き出しで一碗で人との交わりを深めていって欲しい・・・
夏空
コロナ禍でお稽古風景も随分変わりました。
今まで当たり前のようにしてきた事ができなくなり、特に若い学生達は、お菓子の取り方さえできなくなってしまいました。
それは稽古のやり方を考えれば良い事ですが、それが中々難しいので考えてしまいます。
今日の空は、夏の雲がモクモクと出ておりませんでしたので夕立はまずないようです。
4月4日(月)
昨日からの雨が降り続いており、肌寒い1日となりました。
あちこちで、雪が降っているそうで寒いはずです。
こんな日は、何処へも出かけずに家に閉じこもっておりました。
こんな時の楽しみは、大好きな本を読むことで、最近時間さえあれば読んでいる本があります。
青山俊董著 柏樹社刊
その本が、「松籟に聴く 禅の道 茶の道」です。
何度読んだ事か解りませんが、読むたびに新鮮な気持ちになれます。
内容も、生徒や大学生に話して聞かせるのに丁度良い内容で、授業や稽古の時に話しております。
「お茶の飲み方には流儀があるが、胃の消化の仕方には流儀など無い・・・」なるほど・・・
こうした解り易い文脈で綴られております。
2月20日(日)
昨夜からの雨も上がりましたが、もの凄い北風が吹き抜けております。
今日は日曜日ですので、散歩を楽しみにして、どっち方面に行こうか考えておりましたが、とても散歩に出かけられるような風ではありません。
先日来の「紫色の椿」を調べてみました。
日本の椿花
この「日本の椿花」は平成元年に淡交社から発売されたものです。
日本に存在する椿は、ほとんど掲載されていると考えられますが、平成元年刊ですから、新種や新発見された椿もあると思います。
千年藤紫
長崎県島原半島の野生の藪椿から発見された品種。
発見当時の花は、過去に例を見ない美しい紫色で、おおいに注目を浴びた。そのご原木から増殖された苗木の花は、戸外では紫色に咲くが保護室内では紅色が強く出ることが多いい。
椿の花は、本来紫の色素を含まないといわれており、本種の紫色の発色は、土壌や気候因子による影響だとおもわれる。(「日本の椿花」の原文より)
紫の上
岡山県の藪椿から採集した品種。
栽培環境や気候の影響を受けず、安定した紫色の花をつける。
紫色の花は、他にもあるが、紫色の美しさでは本種にかなうものはない。(「日本の椿花」原文より)
この写真は、本書の裏表紙を飾っております。
友人宅の椿
本と比べてどうでしょう。
紫は友人宅の椿の方が濃いように思えますが・・・
紫の椿が発見されているのは、いずれも関西から九州が多いい中、この椿は関東です。
関東では、まだ紫色の椿は発見されておりませんので、いよいよ新種の椿のような気がしてなりません。
日本椿協会に登録すると認定されるそうです。
認定されたら、友人の名前を被せて付けたらいいなぁ~と思ってます。
2月15日(水)
朝から曇っていて、今にも降りだしそうなお天気です。
今日も大学はお休みですので、午前中から出かけて夕方までに用事を一度に済ませてきました。
淡交誌2月号
表紙を見た時には大炉かと思いましたが、よく見ると違っておりました。
広口釜が錯覚させておりましたが、思い込みはいけないと・・・反省しきりでした。
巻頭言でお家元は「発想の転換」と題して書かれております。
茶の湯の世界でも、オンライン化が進み会議などでは定着しつつありますが、こうして茶の湯は柔軟だったからこそ,五百年にもわたって途切れることなく続いて来ました。
大寄せの茶会から小寄せの茶会へと発想の転換をしやすい茶の湯の世界ですから、皆さんと共に考えてゆきたい・・・。
こんなお言葉を述べております。
ここ二年のコロナ禍のお茶の世界も様変わりしていると思います。
特に高校生や大学生は、せっかく茶道を学びたいと意を決して門をたたいても、何もしないで卒業という事になってしまいます。
2月7日(月)
朝の冷え込みは、この冬一番だったそうですので寒いはずです。
今日は予約してあった三回目のワクチン接種に行って来ました。
十時の接種でしたが、今午後四時現在で打った左肩が動かすと痛いというくらいで、その他の副反応と言われる症状は出てきておりません。
玄関
二月に入り、最初の稽古の前日に玄関の模様替えをしました。
お正月いっぱいかかっていた「七福神の扇」をしまい、玄峰老大師の揮毫された額に変えました。
これで私自身は凄く安心しております。
出かける時、帰って来た時などいつも老大師にあいさつをしております。
寅さんには、もう少しの睨みを利かせていて欲しいと思っておりますが・・・。
禅餘游墨
晃仙禅師が送ってくださった墨蹟集です。
ご自分の揮毫された代表的な書を網羅しておりますので、ページをめくるたびに心に訴えるものがあります。
内容は
ページをめくるほどに禅師様の御筆が踊っているような楽しささえ感じますし、本の中には、私が頂戴したのと同じ物がありますのでなをさらです。
今日は、ワクチン接種をして来ましたので、一日何もせずに晃仙禅師や玄峰老大師の本など読みながら思い出にひたっておりました。
こういう一日も良いものです。
12月28日(火)
寒い日が続いておりますが、今年も余すところ3日しかありません。
今日も昨日からの続きで掃除掃除で終わってしまいました。
10日ほど前に届いた淡交社のなごみ1月号を開いては閉じでしたが、興味深い特集を組んでおりました。
なごみ1月号
なごみの特集は、千家十職です。
大特集 茶道具の匠たち 現代の千家十職という特集です。
黒田正玄
黒田家は、竹細工・柄杓師の家系で現当主は14代になります。
中村宗哲
中村家は、塗師の家で当代13代になります。
飛来一閑
飛来家は、一閑張細工師の家で当代は16代だそうです。
十職の内3名の方が女性です。
私も不勉強でしたが、飛来一閑さんが女性とは知りませんでした。
平成10年襲名と言いますから、随分前ですが全く知りませんでした。
そう言えば、最近道具屋さんにもほとんど顔を出しませんし、道具展なども行っておりませんの仕方がないのかも知れません。
道具は買わなくとも道具屋さんに顔を出していないと駄目ですね。