やればできるという経験を・・・

10月11日（水）
昨日のような暑さはありませんでしたが、秋らしからぬお天気でした。
下り坂のようです。

今日も大學へ行って来ました。

　　　
　　　御園棚

こちらの大学も、学園祭のためのお稽古です。
１０月に入ってから、棚を出しまして本格的なお稽古になりました。

９月からお稽古をしておりましたので、スムーズにできるようになっております。

　　　
　　　花

花は、昨日と同じでハチジョウイトススキ、アキノキリンソウ、リュウノウギクの三種です。
こちらの大学の主力は三年生ですが、二年生になってから始めましたので、他の子達より一年間のちがいがあります。

お稽古事の一年を埋めるには、相当な努力と気持ちが無くては追いつけませんが、この三年生は、頑張ってガンバッテようやく追いついて来ました。

「一生懸命やればできる」という実感を体験した彼女たちは、素晴らしい経験をしていると思います。
まだ続いております。

御園棚をしっかりと・・・

10月10日（火）
朝から快晴ですが、気温も上がりとうとう真夏日なってしまいました。
今日は大學へ行って来ました。

　　　
　　　花

花は、ハチジョウイトススキ、アキノキリンソウ、リュウノウギクの三種です。
大学の稽古場もエアコンがフル稼働です。

それでもお点前をしている子達は汗を拭きふき一生懸命やっておりました。

　　　
　　　御園棚

九月から始めた御園棚のお稽古も、ほとんどの学生は覚えたようですが、授業の都合でお稽古に来ていない子達のお点前を見ておりませんので、ちょっと心配です。

上級生たちが、しっかり見ていてくれますので、多分上手になっていると思います。

　　　
　　　お菓子

お菓子は、外から中まで栗で、それはそれは食べごたえのあるお菓子でした。
お菓子屋さんは、中津川の栗にこだわっているそうで、このお菓子も中津川産の栗をたっぷりと使っております。

タカクマホトトギスが咲いて・・・

10月9日（月）
朝から青空です。今日も暑いくらいの一日でした。
ストレッチ教室はお休みですので、前から「やろう！」と決めていたことをやりました。

　　　
　　　タカクマホトトギス

朝一番で水やりに行くと、待望のタカクマホトトギスが咲いていました。
今年はたくさんの蕾を持っておりますので暫く楽しめます。

地植えの種はどれくらいの大きさになるのかは知りませんが、我が家では植木鉢ですので、20センチくらいです。

　　　
　　　剪定前

朝から総出で始めました。
脚立をしっかり固定して足場を決めてから始めました。

サンシュウの木は蕾を持っているので残すように切りますので時間がかかりますが、春先の事を思えば時間がかかっても構いません。

　　　
　　　剪定後

すっきりしました。
何しろここに植えてある木々は、夏の強烈な西日を遮断してくれる大切な木です。

こんな劣悪な場所でも葉をはり、花を咲かせてくれます。
サンシュウ、ダンコウバイ、ロウバイ、ハシバミの四種が頑張って生きております。

一日かかってしまいましたが、すっきりと綺麗になりました。

ユウガギク（柚香菊）が咲いて・・・

10月8日（日）
朝から暑くなりそうな気配でしたが、日中は夏日になりました。
暑いはずです。

今日は完全な休息日でしたのでしたが、日ごろの溜まっていた事をあれこれしているうちに夕方になってしまいました。

　　　
　　　ユウガギク

この花は、よくヨメナと間違われることが多く、葉を揉んで匂いを嗅いでみると直ぐに分かります。
葉を揉むと柚子の香りがしますので、「柚香菊」という優雅な名前を頂きました。

キク科ヨメナ属の多年草で、近畿以北の野山の草原などに自生しております。

　　　
　　　カシワバハグマ

やっと咲き始めました。
野にある時は、30センチ～50センチですが、やはり鉢植えでは思ったほど茎が成長しませんので、中々使いにくい花です。

一輪で生けるか、たくさんの花の根〆に使うか・・・根〆にはちょっと地味なようです。
名前の由来は、葉が柏の葉に似ており、花が「白熊（はぐま）」に似ているということからの命名だそうです。

キク科コウヤボウキ属の多年草で、余り日の当たらない林の中などに自生しております。

花は野にあるように・・・

10月7日（土）
雨は上がりましたが、何となく肌寒いような一日でした。
それでも明日から、又気温が上がるそうです。

今日は自宅でのお稽古でした。

　　　
　　　花

花は野にあるように・・・利休七則のひとつです。
名残り月に、こんなにたくさんの花を生けられるのも最後だと思います。

知人が山道で摘んで来てくれた花と自宅の花を生けました。
タカノハススキ、セキヤノアキチョウジ、サクラタデ、アキノキリンソウ、ヨメナ、リュウノウギク、フシグロセンノウの七種です。

大きな籠にどっさりと生けました。
草原のお花畑を想像していただけたら嬉しいです。

　　　
　　　床の間

軸は、正眼寺の耕月老師のお筆です。
老師がお元気なころお願いして揮毫していただきました。
「清波」に？と思いましたが、老師が書いて下すった墨跡ですので、そのまま喜んで使わせていただいております。

老師は、「これで一巻の終わり・・・」と云って、遷化されたそうですが、もう何年になるでしょう・・・

　　　
　　　一服

一週間が終りました。
武蔵野の茶碗で一服です。

この時が一番気持ちのゆったりとする瞬間です。

余ったお菓子を狙って・・・

10月6日（金）
昨夜から肌寒く、今朝などはストーブを点ける事になってしまいました。
いよいよ秋に突入です。

今日は高等学校へ行って来ました。

　　　
　　　お菓子

お菓子は、ういろうの黄味餡、「夕紅」という銘の柿です。
生徒達も「美味しい・美味しい」と食べておりました。

全くお菓子などに興味を示さなかった子達でしたが、最近は、「今日のお菓子はな～に！」などと聞いては、覗き込んでおります。
今日も、欠席した生徒がおりましたので、お菓子が残りましたが、そのお菓子を狙って「○○君のお菓子を食べたい！」と言い出す子がおりました。

そういう時は、決まって「食べさせてやりたいけど、不公平になるから駄目ね」といいます。
やっぱりそうか・・・と云うような顔をして踵を返します。

分かっているくせに、一応言って見る。
それも甘えている一種なのかも知れません。

来週から、通してのお稽古に移ろうと考えております。

襖を替えるとお茶室も・・・

10月5日（木）
朝から晴天です。秋の深まりを感じられる一日でした。
今日は明日からのお稽古の準備で大忙しでした。

　　　
　　　衣替え

お茶室も襖を入れて衣替えです。
襖が入るとお茶室も落ち着いた雰囲気になります。

襖を替えて、道具も名残りの物に少しヅずつ替えて行きますが、時間が足りずに土風炉まで行きませんでした。
土風炉は来週に・・・

　　　
　　　道安の灰形

土風炉をと考えておりましたが、夕方になってしまったので今週は取りやめて、道安風炉にしました。
久振りに灰形を作りましたが、慣れるまで中々上手い事行きませんで、随分時間がかかってしまいました。

明日の稽古までに、花を生けて、軸を変えれば準備完了です。

学生達の席主役は・・

10月4日（水）十五夜
朝から曇ったり晴れたりしておりますが、強い風が吹いておりますから、もしかしたら名月が見られるかも知れません。
今日も大學へ行って来ました。

　　　
　　　花

花は、昨日と同じで、ミズヒキ、サクラタデ、フジバカマの三種です。
どちらの大学も同じにと、いつも心がけております。

こちらの大学でも、御園棚を出して本格的なお稽古になって来ましたが、始めて見れば、誰もが間違うことも無く黙々とお点前をしておりました。

　　　
　　　フジバカマ

お茶会では、席主が道具の取り合わせなどの説明をしますので、学園祭でも、この形式を取り入れまして、学生たちに道具の説明をしてもらっております。

今日初めて、席主の役を練習した学生は、茶道具独特の読み方に苦労しており、その都度、読み方を教え、彼女たちはフリガナを書き込んでおりました。

いい勉強になっていると思います。

御園棚で本番のように・・・

10月3日（火）
風に乗った雲が流れるように移動しており、曇ったり晴れたり目まぐるしいほどでした。
今日は大學へ行って来ました。

　　　
　　　御園棚

御園棚で学祭の本番のようにお稽古をしてみました。
四年生、三年生は問題がなさそうですが、２年生はまだまだ不安がたくさんあります。

まだ１ヶ月ありますから、何とか修正しながらやって行こうと思います。

　　　
　　　花

花は、ミズヒキ、サクラタデ、フジバカマの３種です。
いよいよ花数も少なくなりまして、心細くなって来ましたが、菊やホトトギスが咲き始めるでしょうから、もう少しの辛抱です。

最近は、花も学生達が自分で生けておりますので、黙って見ておりますが、よほどひどい時は、アドバイスをすることにしております。
だんだんと上手になっております。

日本に二ヵ所の五稜郭が・・・

10月2日（月）
雲の広がっている一日でしたが、夕方から降り出しております。
今日は月曜日ですので、ストレッチ教室に行って来ました。

先日の疲れを癒すのに丁度良い運動でした。
今日も昨日の続きです。

　　　
　　　五稜郭（写真は資料館に掲示されておりますが、許可を頂いております。）

山梨から長野へと移動して、五稜郭へ行って来ました。
五稜郭と云えば函館を思い出す人がほとんどだと思いますが、信州に五稜郭が存在しております。

五稜郭は全国で二か所があるだけという貴重な城跡でもあります。

　　　
　　　五稜郭入り口

五稜郭は、明治政府の取り壊し令により、地所、石垣以外はすべての建物は入札払い下げになってしまいましたという事です。
その後、小学校としての使用が認められて、今は、城跡がそっくり小学校になっております。

　　　
　　　最後の殿様

大給松平松平乗謨（おぎゆうまつだいらのりたか）という最後の殿様が、この五稜郭を建設しました。
松平を名乗っていますので、徳川将軍家の一族で、幕末には老中職・陸軍総裁の要職を務めておりましたが、時代の流れで官軍に属して明治を迎えたという事です。

　　　
　　　五稜郭の石垣

五稜郭の石垣は、洋式築城の石組みを取り入れて、「打ち込みはぎ」という工法で、接合部分を密着させ積み込み隙間の無いように石を積み、特に砲台下や大手橋付近は「亀甲積み」と云われ、その積み方は美しい造形美を見せてくれます。

大手橋付近はきれいな石組みが見られますが、回り込むほどに「野面積み」になっております。
時間的な余裕と資金面の調達が上手く行かずに幕末を迎えてしまったからです。

　　　
　　　五稜郭らしく

五稜郭らしい過度の鋭角が分かるところで、日本のお城では見られない石垣とお堀の水が見られます。
付近に高い所もなく、全体を見る事は出来ませんが興味がある方はぜひ・・・・