伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

伊賀上野NINJAフェスタ2010 その4「紙手裏剣」への思い

2010-04-12 08:39:54 | 町づくりって楽しいかも!
今回ほど「おかげさま」の言葉をかみしめたことはない、といっても言い過ぎではないほどの嬉しい出来事。


春の訪れとともに過去数年間、この町のこの場所でずっ~と変わらず続けてきた「手裏剣道場」です。
隣近所のみなさんは、始めた頃は多分に戸惑われたことがあったと思います。

今まで年寄りと猫か犬ぐらいしか歩かなかったような通りに、春のフェスタがくるといつの間にかどこからか人が集うようになりました。

はじめは「何事??なんでこんなに騒がしいの??」と思われていたかもしれませんが、毎週末ごとに「NINJA」たちで溢れかえる辺りの様子を見て、周辺にすむ人々の意識に変化が芽生えてきたように感じました。

ここ数年来、道場となりのおばさんは、「正月が過ぎれば『紙手裏剣』を折るのが楽しみでねぇ・・・」「子供たちの喜ぶ顔が見たくて、賑やかな声が聞きたくて・・・」そんな思いを折り紙に託してくれ、毎日せっせと折ってくれました。

多い時で数千個は折り溜めてくれてましたが、今年は事情があってこれが限界と、それでも2千個届けてくれました。
そんな事情を誰も知らないのですが、何故か今年は隣町の人までがいつの間にか折り溜めた「紙手裏剣」を届けてくれるんです。

↑(隣町のおばさんが、「これ、あげて」とひとこと。あまりの感動に子供たちにあげる前に、記憶に残しておこう!!と。)


「何か、このイベントにふれてみたい」という思いなのか、ただ「折り紙が好き」だからなのか、私も何かの形で「参加したい」という思いか、私には想像もつきませんが、ともかく続々みなさんの思いが届きます。


彼女たちも、先週に引き続いて今週も届けてくれた。
「いつも楽しく遊ばせてもらってるばかりで・・・何か感謝の気持ちを届けたくて、仕事が終わってから折ってました」って。(愛知県から参上です。)


届けられた紙手裏剣、たくさんの方々の「子供にあげて」、そんな思いが詰まった紙手裏剣。

この感謝の思い、どうやって伝えたらいいんでしょう~~

こんな舞台裏がある!ということを知っていただきたくて・・・届いた願い約5,000個。