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ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210311 New Challenge Exhibition 水のない いけばな展 4期

2021年03月11日 | いけばな
草月流  New Challenge Exhibition 水のない いけばな展 4期 を見てきました
 
配列のせいか、今期は写真が撮りにくかったです
作品数(55)が多かったからのようです
作楽会 いけばな教室のブログにあげたものとすこし違いますが、
いいなとおもった作品がいくつもあり、ここにも記録に残します
 
3/12に家元によるリモート観賞ツアーが公開されましたので、参考にして作者・題・花材・ポイントを青字で加筆します
 
石庭の一番上にあるので、近づくとまずこんな感じで拝見できます
正面に回るとこんな風に
正面で、改めて、しゃがんでみるとこんな感じです
勅使河原茜家元/Reborn\Ⅳ/アララギ・ドラセナ花殻・グラスファイバー・ヘアースプレー
グラスファイバーはヘアースプレーで固めた
動き出しそうな感じ、足が軽やかで上が重いところが面白いと思った
 
 
 
どの作品も床とほぼ同じ高さに置いてあるので、
階段を上り下りしながらいろんな角度から見ることになりました
テキストに「あらゆる角度からの視点を考える」「下からの視線」「床置き」などというテーマでいける勉強をしますが、それらの集大成だなと思いました
 
宇宙の渦のような、不思議な魅力があって、今回私の中では一押しの1つです
木片の側面に穴をあけてミツマタを刺しているのですが、無駄な穴が無く、微調整したいときはどうやっているのか、自分で作ることを想像すると、かっこう難しいだろうと思いました
多田霞優/三密は嬉し/ミツマタ一種
細かくてかわいらしい、軽やかでリズミカル
   


「植物を編む」作品で、丹念に作った立体と局面を組み合わせてある
バランスよく立っている
加藤湖昌/飛びたい!/竹
パタパタと上がる感じがする。丁寧に編み気持ちが良い作品
   


さらしたミツマタはかたいのだけれど、こんな風に柔らかく軽やかな曲線も作れるのかと感心しました。これは後ろから見た写真です
荒木草詠/西風が見たもの/ミツマタ・タンブルウィング
ミツマタをかなり動きを持って表現している、風で転がる植物素材が風を感じる
   

おそらく鉄の土台とO型のリングに素材をつけているのだと思いますが
あえて、土台を全部かくして均一な太さにして、赤い瓜で変化をつけている
阿部琇扇/漂白花材の楽しさ/シーブッシュ・スズメ瓜
シンプル、中に土台がありそこに素材の面白さと色の効果も出ている
   
 
自然の曲線なのか、根の近くの曲がりをうまく使って、輪切りの形の面白さもプラスしてある
体を金色や青色に塗るアートがあるけれど、こうやって金色に塗ると息が止まって、金属になってしまったようだ
伊藤静夕/変容/竹
輪切りにしてみたり、巡り巡っている感じが面白い、竹の形も自分で変えたのか工夫していてかっこいい
   


細い竹を着色して構成してある、強弱・リズムがある
ちん玲/次元/竹ひご・竹の枝
色の組み合わせで個性が出る、柔らかい
   
 
枯らしたアンスリウムも味があるなと思いました
岡希久子/統合/アンスリウム・モンステラ・鉄
自作の鉄を横にして使った、色で一体化している。アンスリウムが何とも言えない、語り合っている、整然としている   
 
 
強い黒赤の面から見え隠れする植物 金色はタケの節で模様をつくったのかしら
新屋真峰/月映え/鉄・トウ・ツゲ
鉄の面の使い方が面白い、個性がある、思いが強く出ているがシンプル、やりたいことがはっきりしている
   
 
地衣類サルオガセも水を使わない緑
山本彩華/希望/ツル・エアプラン津・ナタ豆・オーニソガラム・砂
かなりいろんな素材が混ざり合っていい感じ。オレンジの曲線がいい
   



骨を連想させる白に、濃い緑色が効いている
三浦紅舟/脱皮あるいは再生/和紙を張った木・コウゾ・苗
層にした重なり合いが面白い、丁寧で繊細な作りをじっくり見るとよい
   
 
  
葉を丸めた筒、鉄の土台と芯棒にさしているのかな、長短がリズムを生んでいる
北田紅桃/赤と紅の協奏曲/ドラセナ
リズミカル、動きがある



土台は梱包素材か? いろんな素材が使えるんだという花展だ
野澤彩葉/萌芽/カラタチ・シーグレープ・ヤツデの実・梱包材
全体的に色の効果がある、一体化していて面白い  
 

  
洋間・リビングや書斎に合いそう
木口海洸/箱と線/ミツマタ・シュロ縄
表情の違いが面白い、シュロ縄がいい形で動きを出している
   



今回の一押しの1つ こういう自作花器もあったかと楽しくなりました
李樹星/会話/透明ビニールシート・カラタチ・アスパラプルモーサス
会話している 。ビニールの伸ばし方でいろいろ、アスパラガスも繊細  
 
 
これも楽しい、一押しの一つ、団扇の骨の一種いけ
おそらくプラスチックなのだろうけれど、竹だとこうはいかないのかしら
宮川美翠/換気/プラスチック団扇
今は換気ですね。引いて見ると軽やか。大きい美術作品として存在できる、シンプルでかっこいい。
   
 
エアープランツも水のいらない緑 白い板は寒天?
片柳美光/雪の中から/エアープランツ・ポリエチレン・ワイヤー
雪の中から出てくる感じなのか、線が繊細でいい表情
   

 
黄色と青をすこしにしたのが良かったのか、この白い素材はなんだろう
杉山貴彩/春のこころ/藤蔓・竹
竹が動いている、自分で作っているので竹に見えない。ポイントの色が何とも言えない。
   
 

お家元が松の木でこういう木の組み方をしておられた
素材の違いからか、これは郷土玩具か積み木のような優しさがある
牛久保翠吏/エンドレス/コウゾ・和紙
ずっと続いていきそうな感じ、組み合わせていくと形との出会いがある、どんどん広がっていく。動きが面白い 
 

右側が正面の様で横長の作品だけど、この向きが良いなと思ったので撮りました
木村緑星/きざし・春/ニューサイラン・試験管・ペッパー紅
石の上にぴったりの作品 。石のの冷たさに対して暖かい。
 
 
竹皮を竹串で留めてある。お教室にある三角の花器でこんな風にできるかも
海老原綾霞/石は夢みる/竹皮・竹串・那智黒石・鉄
那智黒石にびっくりする、はじめての形。包まれている。生まれてきた感じ、希望につながる。
   
 
これも正面は右で横長の作品だけど、種の配列の面が面白いので端から見て撮りました
解説を聞くとはやり正面から生き物っぽく見てほしかったのかも
他にも、ヒマワリを使った作品がありました
北村青霞/深海生物/ヒマワリ・オクラ・エリンギ・苔・エリンギ・トウガラシ
角度によって違う正面から見ると口を開けたみたい、動き出しそう
   
・・・・・・・・・・・
 
お家元から、全体を通して
これだけの作品を見せていただいて元気・勇気・朗らかな気持ち・笑い・びっくり・・・すごい作品ばっかりだった。作者に会いたくなった。個性豊か、さすが草月。プラザだからこそっだったし、プラザがよみがえり、プラザになんなく作品が存在したのがすごい。
この状況の中でトライして、大成功、皆のアイディアが花開いた。
それではまた元気でお会いしましょう。ありがとうございました。
 
 
 
・・・・・・・・・
日本間では床の間の花がいけ替えられていました
黒い花器に白い花のマッス、アリウムの茎の線が面白いと思いました
 
・・・ ・・・・・ 
同じ5階では本部教室が開かれていて、花材を見ることができました

おかめ桜 'オカメ’
1930年頃、カンヒザクラとマメザクラの交配によってイギリスで作出された。を親とするサクラ。低木で枝が横に広がらないので家庭向き。
開花時に若葉が開かない。花弁の色が濃くすじが目立ち細長い卵形で平らに開かない。雄しべは長くて目立ち、雌しべはさらに長く突き出す。ガク片は小さい三角形4mm以下、紅色で無毛。萼筒は釣鐘形で7~9mm、付け根部分が丸く膨らむ、小花柄とともに無毛。最下の苞は丸みを帯びた菱形3~5mmで黄緑色。
参考: サクラハンドブック p.34,31
 

アオモジ(花)
ピントが甘いですが、ウリハダカエデ
他にもトサミズキやサンゴミズキ、ミモザなどがありました
お教室のおけいこは緊急事態宣言で休止していますが、その間に季節は冬から春へ、花材も変わっていくなと思いました
 
 
・・・・・・・
今日も青山通りの並び、伝統工芸青山スクエアを覘いてみました
お雛様から端午の節句の兜へ模様替え
木目込みのサイがかわいらしかった
 
・・・・・・・
15日に久しぶりに先生の助手ではなをいけます
鋏を持つのが久しぶり、うれしいです

210311 春の花 ミモザ・アカシア 名前が混乱している 北浦和公園 ほか

2021年03月11日 | 植物・園芸など
3月8日はミモザの日、国際女性デー
ミモザはマメ科のオジギソウ(Mimosa)属の総称で、マメ科アカシア(Mimosa)属の俗称
参考: JA尾張中央『補足アカシア』 に日本での植物の伝来の歴史や呼び名の混乱について詳しい
 
 

浦和駅アトレの植栽・・・ギンヨウ(銀葉)アカシア'プルプレア’
フサアカシアより葉が小さく複葉の数も少ない。新梢が紫色の品種と思われる
 
ギンヨウアカシア銀葉アカシア
Acacia baileyana F.Muell.
アカシア ベイリアナ
マメ科 アカシア属



サンカク(三角)アカシア、葉の形からの名称
 
サンカクアカシア 別名サンカクバアカシア
Acacia cultriformis A.Cunn. ex G.Don
アカシア クルトリフォルミス
マメ科 アカシア属
 



アカシア'ブルーブッシュ’と思われる
 
アカシア コベニー 別名ブルーブッシュ
Acasia covenyi
常緑樹


アカシア・フロリバンダ'、ナガバアカシアのホワイト・サローワトル’と思われます
 
ナガバアカシア 別名ヤナギバアカシア
Acacia floribunda (Vent.) Willd.White Sallow Wattle
アカシア フロリブンダ
マメ科 アカシア属
 
アカシアについて
アカシア属の総称。属名のAcaciaはギリシア語の「とげ」。熱帯・亜熱帯を中心に約1200種が知られ、オーストラリアに700種を超える種、アフリカに150種以上が自生するが日本には自生しない。
オーストラリアではwattleワトルと呼ばれ、常緑または落葉性の高木または低木で乾燥地のユーカリの林の下層木となったり純林を形成する。
ハワイのコアという大木はウクレレの材料にもなる
日本には明治時代にオーストラリア原産のものがもたらされた。やせ地でも成長が速いのでゴルフ場や公園に植えられ、庭木にもされる。
ミモザアカシアの名はフサアカシアがフランス語のmimosaという俗称から。Mimosa属はオジギソウ属でアカシア属とは別属。
ニセアカシアは蜂蜜の蜜源で、北アメリカ原産のハリエンジュのことで、アカシア属ではない。
 
参考: GKZ植物事典 現代いけばな花材事典p.658ミモザアカシア JA尾張中央
 

駅の花屋さんではフレンチラベンダーの綿帽子
フレンチラベンダー
Lavandula stoechas
ラバンデュラ ストエカス
シソ科 ラバンデュラ属
 



・・・宿題
 
 

この木はイチジクだったと思う
冬芽の芽麟の縁に毛が生えている
 
イチジク無花果
Ficus carica L.
フィクス 
クワ科 
 


常緑のヤマホウシ'ホンコンエンシス’に花芽がついている
Cornus hongkongensis
コルヌス ホンコンエンシス
ミズキ科 ミズキ属
 


グランドカバー的に2か所で見つけました、フッキソウ

検索してみると、この花序の下が雌花、上が雄花だということです
この写真ではほとんどが雄花です
学名のパキサンドラには「太い雄しべ」という意味で、黒い葯をつけた4本の雄しべが学名の由来のようです
フッキソウには4種あり、これがそれのどれなのか不明ですが、
 
フッキソウ 富貴草 別名キチジソウ吉事草・キッソウソウ吉祥草
Pachysandra terminalis Siebold et Zucc.
パキサンドラ テルミナリス
ツゲ科 フッキソウ属
 
 


黒い冬芽
追記・・・ハイノキと思われます、黒い冬芽は花芽でした。
後日花と緑の振興センターでハイノキを見てこの木と同じ葉でした。ただ、この木の方は葉色は黄色です。
 


カナメモチ(種名・品種名は不明)の新芽の赤がきれい
 
カナメモチ要黐 
Photinia glabra (Thunb.) Maxim.
フォティニア グラブラ
バラ科 カナメモチ属 
またはレッドロビン
 


これは花序が小さく、枝が細いので、トサミズキではなくヒュウガミズキとしたい・・・宿題
 
ヒュウガミズキ日向水木
別名イヨミズキ伊予水木・ヒメミズキ姫水木
Corylopsis pauciflora Siebold et Zucc.
コリロプシス パウキフロラ
マンサク科 トサミズキ属
 


ツバキやサザンカの品種は途’’方もなく多いけれど、これはツバキの'オトメ(乙女)’と思われる。2m程の木に満開 これを八重の上の千重咲という
Camellia japonica ‘Otome’
カメリア ヤポニカ 'オトメ’
ツバキ科 ツバキ属
 
 

アオダモの冬芽と思われます
 
 
埼玉県立近代美術館の北浦和公園で

常緑のマグノリア

9枚の花弁で大きな花の木
これ、松戸キャンパスのA棟の前にあった木に似ている
 

隣は小さな花





右と左と2種植わっているようです 他にもまだ花がない木もあるので興味深い
 
モクレン属なのかミケリア属なのか、実ができたらわかる
モクレン属は一体化した実で、ミケリア属は別々の実
月1回通院で来る、また来てみよう
 
 

冬芽を見に近づいたら、彫刻作品でした、固めたー樹?
重村三雄/カタメタージュ・風景の外側/1972年
人体や実物からじかに型どりし強化プラスチックで成形する「カタメタージュ」の技法を駆使して、ユーモアと風刺に富んだ表現を展開した作家とのことなので、これも本物の木を形取りしたとすると元の木はなんだろう
 
 
公園を出て、常盤小学校の果樹の木々を見に

サクラかな、品種はなんだろうとおもったら

杏でした
 
アンズ杏
Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.
プルヌス アルメニアカ アンズ
バラ科 スモモ属
 
 

ロウバイもまだ花が見られました
ソシンロウバイ
Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino
キモナンツス プラエコクス コンコロル
ロウバイ科 ロウバイ属 
薫り高く黄色一色 
 


これも果樹

柿でした
 
カキノキ
Diospyros kaki Thunb.
ディオスピロス カキ
カキノキ科 カキノキ属
 


りそな銀行研修センターの裏にはカンヒザクラが満開、もう葉も出ている
石垣島に咲くので日本のサクラの自生種の一つとされる考えと、石垣島のものも栽培種とされる説とがあるようです
沖縄のサクラ開花の標準木がこのカンヒザクラとする説とリュウキュウカンヒザクラという別種であるという説がある
 
カンヒザクラ寒緋桜
Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. et S.Suzuki
ケラスス カンパニュラタ
バラ科 サクラ属
 


レモンがなっていた
 
Citrus limon (L.) Osbeck
キトルス 
ミカン科 ミカン属
 


あまりなじみがなかったエリシマム、花屋さんの店頭で
 
エリシマムは属名・流通名
Erysimum Spring Party Series
エリシムム
アブラナ科 エゾスズシロ属
 
また、通院のため2週間後に歩く、公園の木々もかわっているだろうか

210311 神宮外苑 オリンピックミュージアムあたり

2021年03月11日 | お散歩・その他
いけばな展の帰りは外苑の西側を通って千駄ヶ谷へ

工事中の国立競技場

オリンピックミュージアムの庭には五輪のマーク

歴代の聖火台を発見
川口の鋳物工場で作られた先の東京五輪の聖火台
しばらく福島にいっており、川口に帰還して、今はこちらに

冬季札幌五輪・・・トワ・エ・モアの歌ったテーマソング『虹と雪のバラード』を思い出します。作詞:河邨文一郎/作曲:村井邦彦

冬季長野五輪

駅前の工事中の東京体育館
 
二週間後の3/25には福島を出発する予定の聖火
海外からの観客は無しになりそう

210311 明治神宮外苑、春の花

2021年03月11日 | 植物・園芸など
神宮外苑を歩いて3週目、これでもう、しばらく来ることはないだろうと思うと名残惜しい
けれど、いろいろ発見して楽しかった。
植物もどんどん変わっていってる。
まだ硬い冬芽がこの後どうなるかは、来年の楽しみとしておこう。
 

駅前の街路樹、マンサクだった

マンサクにもいくつか種類があり、園芸品種もあるようです
インテルメディア'アーノルドプロミス’は日本原産のマンサクと中国原産のシナマンサク(枯葉が残る)を交配種。濃い黄色で花付きが良い。
マンサクとシナマンサクからは多くの園芸品種が生み出されており欧米でも品種改良が行われ、日本の自生種のマンサク(北海道~九州)に比べると赤色のものや香りの強いもの、大きな花を持つものなど、派手な栽培種がある。
 
Hamamelis×intermedia`Arnold Promise'
ハマメリス インテルメディア'アーノルドプロミス’
マンサク科 マンサク属
 
参考: みんなの趣味の園芸 緑化センター樹里安(じゅりあん) nae-ya 住友化学園芸 ヤサシイエンゲイ 現代いけばな花材事典p.649 庭木・街の木p.128
 


こちらは日本のマンサク
そういわれてみると先ほどのインテルメディア'アーノルドプロミス’の方が黄色味が濃い
こうやって、街路樹にラベルがついているのはうるさいと思うかもしれないけれど、自粛の日々にはとてもありがたい
 
マンサク 満作・万作
Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
ハマメリス ヤポニカ
マンサク科 マンサク属
庭木・街の木p.128

あの木、枝がなんかもやもやしているなと近づいて見上げると

花序が垂れ下がってみごと
幹の感じからイヌシデのようです
荒川を隔ててやはり都内の方が少し早いのかな
こうなると、スマホは限界
また、地元のイヌシデを見に行きたくなった
 
イヌシデ犬四手
Carpinus tschonoskii Maxim.
カルピヌス チョウノスキー
カバノキ科 クマシデ属
 


絵画館前の広場では、カンヒザクラがまだ満開で、葉が展開してきた
 
カンヒザクラ寒緋桜
Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. et S.Suzuki
ケラスス カンパヌラタ
バラ科 サクラ属
 


解説版に碑もたっているなんか大切な木かなとちかよったらナンジャモンジャ、ヒトツバタゴでした。栃木では4月末から5月の大型連休に白い花をつける。
外苑の他の場所にも植わっていた。珍しいし花が見事なので、咲くと注目され、大切にされる木の一つ。
 
ヒトツバタゴ 別名ナンジャモンジャノキ
Chionanthus retusus Lindl. et Paxton
キオナンツス レツスス
モクセイ科 ヒトツバタゴ属
 


・・・宿題
 
 

新宿区のFさんから、駒場ではもうモクレンが咲いていると聞いたのは3/4
写真のこれは、花弁6枚で花の下に1枚の葉がついているので、コブシ、
冬芽(つぼみ)はやわらかな毛が密生した2枚の托葉に覆われている。
コブシの3枚ある萼は小さくて花弁状にならない・・・近くで見て確認したい
 
辛夷(コブシ)の名は、つぼみや果実の形からの名前。
モクレンの花やつぼみを煎じた漢方薬の名前が辛夷。日本ではモクレンの代用としてコブシを薬の用いていて辛夷(しんい)と呼んだ。
 
参考: 現代いけばな事典p.240
 
コブシ辛夷
Magnolia kobus DC.
マグノリア コブス
モクレン科 モクレン属 
 


特に大切にされているエノキ
 
エノキ榎
Celtis sinensis Pers.
ケルティス シネンシス
アサ科(旧ニレ科) エノキ属 
 


これも街路樹、もう咲こうとしているハナズオウ
小石川植物園の日本庭園にもあったな・・・と思いだす
いきたいな・・・
 
ハナズオウ 花蘇芳
Cercis chinensis Bunge
ケルキス チネンシス
マメ科  ハナズオウ属
 
 


イチョウ並木のオオアラセイトウ(ムラサキハナナ)の近くにはクサノオウ
切ると黄色い液体が出てくるのがヒント
同じケシ科のタケニグサも折ると黄色い液が出るけれど、どちらも毒性がありアルカロイド成分のいくつかが共通しているようです。
属名のChelidoniumが両者の成分の1つケリドニンの名前の由来
属名のChelidoniumはギリシア語のツバメから
『湿疹(クサ)の王』が和前の由来という説がある
 
クサノオウ
Chelidonium majus L. subsp. asiaticum H.Hara
 
ケシ科 クサノオウ属
 
 

球場の近くのトサミズキも満開に

ヒュウガミズキかもと迷っていたけれど、花房も枝も大きく太いのでトサミズキということにします
 
トサミズキ土佐水木
Corylopsis spicata Siebold et Zucc.
コリロプシス スピカタ
マンサク科 トサミズキ属
 


アオキには蕾がついていた

アオキには雄の木と雌の木がある。どっちかわかるのは花の時期、咲いたらわかるけど、これはまだ
 
アオキ青木
Aucuba japonica Thunb. var. japonica
アウクバ ヤポニカ ヤポニカ
アオキ科 アオキ属
 
 

植え込みの中からひょっこり伸びて花をつけている
キイチゴの仲間か
バラ科 Rubus属
 


またもや高木の梢がなんかもやもやしている

ちかよってみたけれどラベルは無くわからない


若葉と幹がヒントになるだろうか・・・宿題
 
 
残念だな・・・今度来れるのはいつになるだろう