ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210324 紫色の花 ほか 大塚~茗荷谷

2021年03月24日 | 植物・園芸など
附属中学の卒業祝い花の片付けに行った道すがら、
今日は木の花やサクラのほかにも草花の花々をいくつも見ることができました
 
ドイツ在住の知人から「ムスカリと一緒にちょっと違う花がどんどん増えるているが名前がわからない」と写真を見せていただいた
調べてみて、ムスカリにもいろいろあるんだとわかった
写真から花序の上下で2色咲きの品種に見当をつけて送ったら、違ったようで
「縁に白色は入らない、何より葉がチューリップのように幅広い」・・・とさらに全体の写真を送ってくれた
それで、Muscari latifoliumではないかと送ったら、どうやらそうらしい、
ドイツでは[葡萄ヒヤシンス]と呼んでいるとのことでした。
latifoliumは「広葉の」という意味です
それで、ラテン語の意味が分かると面白いねということになり、ムスカリとヒヤシンスは同じ科(以前はユリ科、いまはキジカクシ科)だということもわかりました
 
ムスカリはキジカクシ科 ムスカリ属の植物の総称
別名グレープヒヤシンス
地中海沿岸・西アジアに40~50種
属名はギリシア語のmoschos(じゃ香)に由来する、じゃ香のような芳香にちなむ
合弁花は壺型または卵形上で花被の先はヒヤシンスのように反転する
花色の違う園芸品種もいろいろあるようです
 
学名検索で和名ムスカリを牽くとMuscari neglectum Guss. ex Ten. これはあまり出回っていないようです 
日本で多く出回っているのは M.aumeriacum (これには和名は無い)とMuscari botryoides (L.) Mill.(和名ルリムスカリ)
アルメニアクムはアルメニアからイラン西部原産。
ボトリオイデスは香りがなく、逆さにするとブドウに似ている
この写真はどっちだろう?
ほかに
Muscari comosum (L.) Mill.‘Plumosum’ 伸びた花が羽のようで和名はハネムスカリ
そして
Muscari latifolium 葉がチューリップのように幅広い・・・知人のはこれだと思われます
 
参考: みんなの趣味の園芸ガーデニングの図鑑  日本花名鑑④p.293 
小学館フィールドガイ14園芸植物・庭の花花屋さんの花p.260
 
ブドウヒヤシンスと呼んでいると聞いて、ヒヤシンスを改めて見てみる

ヒヤシンスもキジカクシ科に分類され、ムスカリに近い
葉が広い、この花を小さくして花を壺形にしたら知人の庭のムスカリに似ているかも
 
ヒヤシンス
Hyacinthus orientalis L.
ヒアキンツス オリエンタリス
キジカクシ科  ヒアシンス属
ヒヤシンス属には約30種の原種があるが、園芸化されたのはオリエンタリスのみ
原産地は地中海沿岸、南アフリカ
16世紀後半にトルコ、小アジア地方から、イタリア・ドイツを経由してオランダに入り、18世紀に注目を集め改良が進んだ
現在の様に豪華になったのは19世紀末から
日本へは江戸時代末期に渡来しヒヤシントと呼ばれ風信子と書かれていた
 
参考: 日本花名鑑④p.211
小学館フィールドガイ14園芸植物・庭の花花屋さんの花p.256
 
春は黄色い花とともにやってくる、黄色と言えば 
今日、いけばなの師匠がチョウを見つけて教えて下さった
黄色い蝶、ことし初見。身近に見られる黄色い蝶を調べたらキタキチョウとのことでした、捕まえてよく見ないとわからない
 
 
春は紫の花も多いように感じる

ショカツサイ別名ハナダイコン、オオアラセイトウ
Orychophragmus violaceus (L.) O.E.Schulz
 
アブラナ科 
 


ソメイヨシノは青空バックだとさらにきれい
 


リナリアってこんなにキョが長かったんだ
キンギョソウを小さくした感じ
 
リナリア 別名ヤナギウンラン、ヒメキンギョソウ姫金魚草
Linaria purpurea (L.) Mill. 
リナリア プルプレア
オオバコ科(旧ゴマノハグサ科) ウンラン属
Linariaは葉の形がlinum(ラテン語の亜麻)に似ているから
北アフリカ・スペイン原産、園芸的にはモロッコ原産のL.maroccanaが多い
江戸末期に渡来して以来、一部野生化している
 
参考: みんなの趣味の園芸 日本花名鑑④p.130  園芸植物p.130  侵入生物データベース
 


パンジー、サンシキスミレ
サンシキは紫色・黄色・白色の三色のこと
 
Viola tricolor L.
ビオラ トリコロースル
スミレ科 スミレ属
 
パンジーの名はフランス語のPenser考えるから
うつ向いて咲く様子が物思いにふけっているように見えるから
ビオラはフランス原産のViola cornuta L.ヒメサンシキスミレから
どちらも多くの種の交配で作られた
参考: 日本花名鑑④p.476  園芸植物p.162
 

アブラナ油菜 別名ナノハナ、ニホンアブラナ,ナタネ,ウンダイアブラナ
Brassica rapa L. var. oleifera DC.
ブラッシカ ラパ オレイフェラ
在来のアブラナは、野菜として
油を採るのはセイヨウアブラナ
ミズナもハクサイも学名はBrassica rapaってことは同種、びっくり
 


ハナニラ あちこちで見かけるけれど、色が白~ピンク~青~紫いろいろ、違う属で黄色もあるらしい
Ipheion uniflorum (Graham) Raf.
イフェイオン ユニフロラム
ヒバンバナ科(旧ユリ科) 
 


アネモネ
こちらは八重
ハナイチゲ花一華 別名ボタンイチゲ牡丹一華、アネモネ
Anemone coronaria L.
アネモネ コロナリア
キンポウゲ科 イチリンソウ属
参考: 日本花名鑑④p.20
 
 
ローズマリーだと思って写真を撮りましたが、よく似たウェストリンギアだとわかりました
花弁にしま模様があるのがローズマリー、この花には下唇基部に暗色斑がある
 
ウエストリンギア 別名ウェストリンギア、オーストラリアン・ローズマリー
Westringia fruticosa
ウェストリンギア フルティコサ
 
参考: 日本花名鑑④ p.494 みんなの趣味の園芸
(210401加筆訂正) 
 


クリスマスローズ
クリスマスローズの分類や品種は難しいのでざっくりとクリスマスローズHelleborus属の何か
花びらのように見えるのは萼
雄しべの周りの小さな緑色が花弁の変化した蜜腺
 
クリスマスローズ 別名フユボタン冬牡丹
ヘレボルス  ニゲル これは白色のクリスマスローズの学名、写真のは不明
交配種がいろいろある
キンポウゲ科 クリスマスローズ属
さっきのアネモネの別名が牡丹一華だった
大きくてきれいだと和名に牡丹とつくのだろうか
 
サンシャインシティのクリスマスローズの世界展、今年は中止
 
参考: みんなの趣味の園芸 水戸市植物公園 日本花名鑑④p.199
 


オステオスペルマムは花弁(舌状花)の表裏の色が違う品種が多い
Osteospermum
オステオスペルムム
キク科 オステオスペルマム属
南アフリカ原産 多年草 園芸品種が多い
近縁のディモルフォセカ属(Dimorphotheca属)との交配による「シンフォニーシリーズ」という品種もある
これはなんだろう? 
ディモルフォセカは「2つの形の果実」の意味で、舌状花のタネ(角張っている)と、筒状花のタネ(薄い円盤状)の形が異なる・・・この性質はオステオにはないのかしら?花は葉のついた茎に咲く。舌状花のみに果実が稔ると書いたサイトもあった
 

郵便局の前のプランターで
花弁が二重(下のは萼が花弁化したもの)はクルメツツジと覚えていたけれど、それだけでも無いようで、よくわからないところもまだあるようで
街森研究所というサイトの2006年の「難解なキリシマ・ツツジ群を紐解く」に詳しい解説がありました
Rhododendron x obtusum (Lindl.) Planch. 'Sakamotoi'
ロドデンドロン オブツスム サカモトイ
ツツジ科 ツツジ属
obtusumはキリシマツツジの種小名
江戸時代末期に九州久留米藩の坂本元蔵による品種改良に端を発するとされる‘Sakamooi'はこの坂本?
 
参考: 街森研究所 日本花名鑑④p.383
 

ラジオ体操発祥の公園で

カリン・・・こうしてみると美しい花
Pseudocydonia sinensis (Thouin) C.K.Schneid.
バラ科 カリン属(旧ボケ属)
日本花名鑑④p.78
 


ヤマザクラ

ヤマザクラ 
Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
ケラスス ヤマサクラ
バラ科 サクラ属
日本花名鑑④p.355
 

・・・宿題
 


ツルニチニチソウ 葉の縁に毛がある
毛が無いのはヒメツルニチニチソウ

こちらは斑入り、どちらも歩道のプランターで
ツルニチニチソウ蔓日日草
Vinca major L.
ウィンカ(ビンカ) マヨル
キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属
常緑多年草
ヒメツルニチニチソウは
Vinca minor L.
ビンカ ミノル
majorマヨルは「大きい」、minorミノルrは「小さい」
日本花名鑑④p.476
 
 
カナメモチ 別名ベニカナメ、アカメモチ  ソバノキ(花が似ているから)
Photinia glabra (Thunb.) Maxim.
フォティニア グラブラ
本州~四国・九州
 
オオカナメモチ
Photinia serratifolia (Desf.) Kalkman
中国・台湾
 
両者の交配種のレッドロビン
Photinia x fraseri W.J.Dress 'Red Robin'
日本と中国の掛け合わせでニュージーランドで作出された
どこにも西洋(ニュージーランドは西洋?)は関係ないけどセイヨウカナメと呼ばれる
 
セイヨウカナメは花が咲いても葯が白くて実らないという観察がある。
また、カナメモチより葉が大きいとある
まだまだ私にはよくわかってない・見分けられないカナメモチの仲間
 
どれも
バラ科 カナメモチ属(Photiniaフォティニア属)
 
 日本花名鑑④p.332 庭の木・街の木p.  葉で見分ける樹木p.65  野山の木p.108
 


クレーンでケヤキの剪定をしている
切った枝をまとめ、片付け中
こんな時でないと梢の花は観察できないと写真を撮った
先生は、いけばなように枝がほしいわね・・・というお顔
写っているのは雄花序のようで、雌花は残念ながら写ってない
予習してよく見て探して撮らないと
短枝に種と羽の代わりの葉がついて落ちているのを見て知っているので、考えればわかりそうなものを・・・来年また・・・宿題
雄花の花序は新枝の下方に、雌花は新枝の上方の葉腋に1個(まれに3個束生して)つく
 
ケヤキ欅 別名ツキ槻
Zelkova serrata (Thunb.) Makino
ゼルコバ セラタ
ニレ科 ケヤキ属
落葉高木 雌雄同株 美しく広がった樹形がケヤキらしいけど
県庁前や花と緑の振興センターにこの竹箒樹形の‘ムサシノ1号・2号’が植わっている
なんでそういう品種が要る?と思っていたけれど、街路樹にしたときに信号を邪魔しないってのもすぼまった箒樹形の利点と書いてある本があって、ケヤキもそうかなと思いました
参考: 松江の花図鑑  日本花名鑑④p.500 花と緑の振興センター
 

シモクレン
入学したころ、この木を見上げて「まあ、きれいなカトレア」と言った附属の生徒に私が似ているといわれて戸惑った・・・そんなことを思い出した、記憶って不思議
当時の私は、これが蘭ではなくモクレン(シモクレン)ということは知っていたけれど
 
蘭と言えば、世界らん展が今年は規模縮小で開催されているとのことで、行きたいけど今年は自粛しよう
 
日本花名鑑④p.279
 

写真の花は葯が見えるので雄花の様です
松江の花図鑑の写真を拝見すると、雌花は花弁が白くなかなかきれいです
この枝の冠は勝者のしるし(ときどきオリーブと間違える)
 
ゲッケイジュ月桂樹 別名ローレル
Laurus nobilis L.
ラウルス ノビリス
クスノキ科 ゲッケイジュ属
Laurusは「緑・常緑の」nobilis「高貴な」
地中海沿岸 常緑高木 雌雄異株 
日本では大半がさし木でふやされた雄株
 
参考: みんなの趣味の園芸 松江の花図鑑 日本花名鑑④p.255
 


校内にグリーンアドベンチャーの名札が散見される
サクラかなと思ったらスモモでした
2本ある
植えた人の思いを知りたく思いました
自家不稔性があるから、実をつけさせたくて2本なのかな
 
スモモ 李、酸桃 別名ニホンスモモ、プラム
Prunus salicina Lindl.
プルヌス サリキナ
バラ科 スモモ属 
品種はソルダムなどたくさんある
参考: みんなの趣味の園芸 日本花名鑑④p.359 

210324 駅への道すがら、木の花 ほか

2021年03月24日 | 植物・園芸など

付属中学の卒業花の片付けに駅への道すがら冬芽と花を探してゆく


アカシデと思われる。樹皮は縦筋がはいり外周がうねることが多い
雄花序が伸びている、雌花序はまだ。以上医療モールの庭
 
次の写真は帰りのアートパークのアカシデ、あたらしくラベルが付いていた
見上げると、全体が赤い、なるほどアカシデ
雌花序も伸びてきた。葉が展開して花序の苞がよく見えない
アカシデ 別名コシデ,シデノキ,ソロノキ,コソロ
Carpinus laxiflora (Siebold et Zucc.) Blume
カルピヌス ラクシフロラ
カバノキ科 クマシデ属
 
枝は無毛でイヌシデより赤い
♂: 雄花序は黄褐色、長さ4〜5cm、前年枝から垂れ下がる
 苞は広卵形で紅色を帯び、先端は鋭くとがり、ふちに軟毛がはえる
 雄花は苞に1個ずつつき、雄しべは8個で葯の先は紅色を帯び、軟毛が生える
♀: 雌花序は本年枝や短枝の先端に上向きにつくか、または垂れ下がり、 苞は卵状披針形
 雌花は苞に1個ずつつく
 


イヌシデ、幹は平滑で縦筋が目立つ

こうやって見ると前者の雄花序は赤い、ビルの北側、イヌシデは淡黄緑
東側の木、枝の先端に雌花序が伸びてきた
イヌシデ 別名シロシデ,ソネ
Carpinus tschonoskii Maxim.
カルピヌス チョウノスキー
 カバノキ科 クマシデ属
 
・・・・・ここまで医療モールの庭
 
次はアートパークのイヌシデ
♂: 雄花序は黄褐色で長さ5〜8cm、前年枝から垂れ下がる
 雄花は苞の下に1個ずつつくき、苞は卵状円形で、ふちには毛がある
 雄花には雄しべが数個つき、葯の先にひげ状の長い毛
♀: 雌花序は本年枝の先端や短枝のわきから垂れ下がる
  苞は広卵形で、雌花が2個ずつつき、花柱は紅色で先端は2裂する
 
アカシデ、イヌシデともに
参考: 冬芽ハンドブックp.16   松江の花図鑑「アカシデ」  松江の花図鑑「イヌシデ」
 
 
 
片づけを終えて、午後の予定まで少し時間があるので西口リリアパークからアートパークを経由してストアーによって帰ることにする
リリアパークで、ラベルはシモクレン

シモクレンは花びらが細長く半開するので、これは園芸品種なのか?
ハクモクレンの白と、遠目で見ても華やいで見える
たくさんの人で芝生はにぎわっていました
 
ソメイヨシノは満開

やっぱりソメイヨシノは青空
 
 
あらためてカツラの並木を見にアートパークへ行く。カツラは雌雄異株

バナナのような昨年の袋果の殻があるので雌の木
葉が展開する前に開花し、花弁も萼もない花の基部は数個の膜質の苞で包まれる
柱頭が紅紫色の雌しべが3〜5個
・・・これも雌花?
 
♂雄花なら葯は紅紫色で長さ約5mm、長い花糸でぶら下がる
追記: この頁の上の方、医療モールの樹がカツラの雄株でした
 
 
 
 

アメリカハナノキは2枚の翼がわかるようになってきた

木全体が紅色に見える

雄花と両性花は来年の宿題
 
アメリカハナノキ 別名アカカエデ、ベニカエデ紅楓
Acer rubrum L.
アケル ルブルム
日本花名鑑には6品種載っていました
アートパークのアメリカハナノキはどれなんだろう
参考: 日本花名鑑④p.9
 


コナラに葉の展開と同時に花序が下がっていた、梢が高くてよくわからないが、見えているのは雄花序のようです
 
コナラは雌雄同株
♂: 雄花序は長さ2〜6cmで新枝の下部から多数垂れ下がる
 雄花の花被は直径1.5mm、5〜7裂し外側に軟毛が密生し、雄しべは4〜6個
♀: 雌花序は短く、新枝の上部の葉腋から出て、小さな雌花が数個つく
 雌花は軟毛が密生した総苞に包まれ、柱頭3個
 果実は長さ1.6〜2.2cmの長楕円形の堅果で年内に熟す
 
コナラ小楢 別名ハハソ
Quercus serrata Murray
クエルクス セラタ
ブナ科 コナラ属
落葉広葉樹。里山を構成する代表的樹種の一つ。薪炭材、しいたけ栽培のほた木。
参考: 日本花名鑑④p.373 松江の花図鑑
 

アンギョウカンザクラはすっかり葉桜になり、ヤマザクラが咲いていました


花は白くて赤い若葉と同時に咲く

萼片は細長くすらりとして、萼筒は細い筒状の釣鐘状
ヤマザクラ山桜
Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
ケラスス ヤマサクラ
バラ科 サクラ属
江戸時代、飛鳥山に吉宗が植えたのはこのヤマザクラだったそうだ
 

マンションの駐車場入り口にひっそりと咲いていたシンピジウム
ラベルがありました
Cymbidium Melody Fair`Catherine Monroe'
メロディフェアキャサリンモンロー
日本花名鑑p.119には同じメロディフェアの‘マリリンモンロー’(淡朱色)が載っていました
 
 

まだまだビオラが元気です
 
また歩いてみよう
 

210324 桜 あちこちで

2021年03月24日 | 植物・園芸など
卒業祝い花の後片付けにいかなければならないのにJRが運航停止・・・
 
寒緋桜、大寒桜、安行寒桜でもう大満足、充分桜は見たんだけれど
やっぱりソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラもいいよな、できれば見ておきたいと
別ルートを探して片付けへ向かう道すがらのそこここで足早に桜見

駒込駅
地下鉄の乗り換えで、駅前にりっぱなソメイヨシノ
駒込といえば六義園は休園中
あの見事は枝垂桜は、今年は愛でる人のいない静かな園内で咲いているのか
 
 

南大塚の桜並木、東西600m
大塚三丁目で信号を待ち、わたりながらに桜見物

交差点から池袋方向を覗き見る
青空になってサクラが映える
 


ラジオ体操の公園は、人がまばら

座って楽しむ人、木の下で踊る人
常緑樹に混じってあちらこちらに桜の大木
 


神社近く、大きめの白っぽい花、開花と同時に葉が展開
オオシマザクラ?だったら葉がもっと緑だからヤマザクラ?にしては葉が展開しすぎている
 


花と同時に赤い若葉が展開している、ヤマザクラ?
 


作楽(さくら)会館のソメイヨシノ

桜蔭(おういん)会館のソメイヨシノ
もう使われていない2つの同窓会館前でも見事なサクラ
 
・・・・・・・・・・
 
無事、片付けを終えて、帰る道すがらも桜見
車窓から、王子の飛鳥山のサクラ、吉宗が江戸の人々が楽しむようにと植えたという
王子の飛鳥山のサクラ、白いのはオオシマザクラ、薄いピンクはソメイヨシノ
現在は650本の桜が植えられており、カンザン、フクロクジュ、ウコンなど遅咲きの八重桜も見られるそうだ
吉宗が植えたのはヤマザクラだということです
遅咲きの桜が咲く頃は見に行けるかな・・・無理だな・・・ワクチン接種はさらに2週間予定が遅れるとの連絡が来ました



西口公園リリアパークのミシェルと一緒にソメイヨシノを楽しむ

ミシェル、サクラが似合う

ミシェル、朝倉響子作、ブロンズ
 


くろがね号のゆくえ、サクラの滑走路から空へ飛びたつ

今が盛り

やっぱり青空をバックにしたソメイヨシノはベッピン
 
ソメイヨシノ 染井吉野
Cerasus x yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki
ケラスス エドエンシス 
バラ科 サクラ属
花弁は白色に近い淡いピンク色、楕円形、長さ15mm前後、縦方向のしわ
萼片は長さ5~6mm、細長く先は尖がやや鈍く、著しい鋸歯目立つ
萼筒は7~8mm、わずかに壺型を帯びた筒形、ふくらみ部分は縦に長、短毛が多い
小花柄は開いた短毛が密にある
最下の苞は丸みのあるくさび形で外面にも毛が多い
こうしてサクラハンドブックを読んでみると、ソメイヨシノは毛深いサクラ 

これ作楽会館のひこばえのをバックに入れてきた、特徴がよくわからないけど、毛深いのと萼筒の形はわかる
毛深いのはエドヒガンゆずり?
 
北海道南部~九州の気象台の開花観察対象
江戸時代にエドヒガン(遺伝子解析研究ではエドヒガン系のコマツオトメなどの園芸品種)とオオシマザクラが関与して誕生した
初め吉野桜という名だったが、奈良の吉野と区別するため、このサクラを売り出した植木の里駒込の地名・染井をつけて、染井吉野とした。それが、のちに正式な和名になった。
 
参考: サクラハンドブックp.44  豊島区・ソメイヨシノあれこれ  市内の桜
 
 
アートパークの木々に新しい名札がついて、うれしい
先週、雨の中、付け替え作業があったそうだ
アートパークのヤマザクラ
赤い葉が花と同時に展開する 
桜色とは、この白い花と赤い葉を遠目で見たときの木々全体の色を言う、と聞いたことがある
ヤマザクラの萼と萼筒の様子、こうしてみると種・品種によって違うものだな
 
ヤマザクラ山桜
Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
ケラスス ヤマサクラ
バラ科 サクラ属
本州四国九州に分布、温暖な低山や丘陵に多く、西日本で最も一般的な野生の桜
白い花と同時に赤い若葉が展開
萼片は三角形を帯び、長さ5mm幅3mm前後の細長、無毛で鋸歯なし
萼筒は細い筒状の釣鐘形、長さ6~7mm、無毛、小花柄も無毛
最下の苞はくさび形~円形で幅3.5mm以下、先端の鋸歯は細く先が伸び、縁は内側に巻込み、大きな裂片も細長く、粘らない(苞はこの写真ではわからない)
 
参考: サクラハンドブックp.10
 
今日は播磨坂も神田川も満開だったそうだ
道すがらで楽しんだ今年の桜
 
 
各地で感染者増加、リバウンドの兆しとニュースが報じている
一都三県の飲食店時短営業要請は4月21日まで延長となった
ワクチン接種は三度二週間延期となった
25日、聖火リレーが福島を出発