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ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210320 ソメイヨシノ咲き出す

2021年03月20日 | 植物・園芸など
土曜日のお魚大売出し、お店にでかけたら、祝日はお休みでした
カンザクラ、ヒカンザクラ、アンギョウ桜でおなか一杯になったな・・・と思ったけれど、やっぱりソメイヨシノはいい花だなと思う
Cerasus x yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki 'Somei-yoshino'
ケラスス エドエンシス 'ソメイ-ヨシノ’
バラ科 サクラ属
 
 
医療モールの庭へ冬芽を見に行く

入り口のこの木はカエデの仲間?カツラ?・・・対生で花弁のない花が咲いている
縦に剥がれる樹皮


カエデの仲間ならこの中に雄花や両性花がある・・・のだろうか
追記:210417 カツラでした。雄しべが見える雄株
カエデの仲間なら花序になっていて、そのなかに雄花や雌花があることがわかりました
後で出てくる別の木はもう葉が展開しています
 
カツラ 桂 別名コウノキ・男桂
Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
ケルキヂフィルム ヤポニクム
 
 
コノテガシワの雄花が見たい
この庭の針葉樹・コニファーはどうだろう
先日果実がついていたサワラに、花は無いかなと探してみた
裏から見ると白い気孔帯がX字・蝶形
先端の黒いのが雄花だと思う
表側からも見える雄花、右下端に果実(種子はもう無いようだ)

中央のクリーム色の、これが雌花に違いない
これだけ実がなっているんだから、今年の雌花もたくさんあっていいんじゃないかと思ったけれど見つからなかった
 
サワラ
Chamaecyparis pisifera (Siebold et Zucc.) Endl.
カマエキパリス ピシフェラ
ヒノキ科 ヒノキ属
先のとがった鱗片状の葉が十字対生し、芳香がある、裏面の白い気孔帯はX字・蝶形。枝の先に雄花・雌花が付く
 


ヒメシャラは葉が展開してきた 冬芽の頃の茶色い芽麟が残っている
ヒメシャラ姫沙羅
Stewartia monadelpha Siebold et Zucc.
スチュアーティア モノデルファ
ツバキ科 ナツツバキ属
 


アオキは雌雄異株、これは4つの葯がみえるので雄花

こちらは1本の雌しべがある雌花、雌の木、虫が来ていた、蜜があるのか?
アオキ 青木
Aucuba japonica Thunb. var. japonica
アウクバ ヤポニカ ヤポニカ
アオキ科(旧ミズキ科)
常緑低木 雌雄異株
 


ヒノキ科の何か? 雄花?雄花?が付いている・・・宿題
先ほどのサワラに似た葉と花
樹皮は杉みたいに剥がれる
 

雌花と思われる
葉を傷つけるとにおいがする・・・ニオイヒバ?
参考: 葉で見分ける樹木p.221
 
 

ローズマリー 高々としべが伸びている、上が雌しべその下が雄しべ
花弁にしま模様がある
 
マンネンロウ迷送香 別名・流通名ローズマリー
Salvia rosmarinus Schleid.
サルビア ロスマリヌス
またはRosmarinus officinalis 
薬草・ハーブ
ros(露)+marinus(海の)、元来、海岸に自生する植物なので塩害がある地域にも・・・という説明で思い出すのは三浦海岸ウラリの駐車場の大きな植え込み、あういうところが本来のローズマリーの生育地だったんだ
花期は11月~5月、収穫期は4月~11月
 
 
そしてこちらもローズマリーだとおもって撮りましたが・・・

ファミリーレストランの植え込みで ローズマリーとしましたが
花の感じが違う・・・雄しべ雌しべが目立っておらず、花弁にしま模様がありません
下唇基部に暗色斑がある  (210401加筆訂正) 
 
ウエストリンギア 別名ウェストリンギア、オーストラリアン・ローズマリー
Westringia fruticosa
ウェストリンギア フルティコサ
 
参考: 日本花名鑑④ p.494 みんなの趣味の園芸
 
 


カツラ 桂 別名コウノキ・男桂
Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
ケルキヂフィルム ヤポニクム
フリルのようなやさしい波形の鋸歯、ハート形の葉が展開してきた
このあとシュートが伸びるとそれには三角の葉がつくという
また来てみよう
 
参考: 葉で見分ける樹木p.152
 


ここでも、雄花序が垂れ下がり、雌花序の先端が見えてきた

一つ一つの雌花・雄花がわかるようになってきた

斜面にある別の木

なるほど、雌花も花序になっている
雌花序もこうしてかなり伸びる、白いのは雌しべ
枝に毛があるのが見え、前年枝は赤っぽくて小さな丸い皮目が見える
イヌシデ 犬四手 別名 白四手
Carpinus tschonoskii Maxim.
カルピヌス チョウスキー
カバノキ科 クマシデ属
 
参考: 松江の花図鑑 葉で見分ける樹木p.30 野山の樹木p.162.163 
 
 
いっぽう、以前からイヌシデだと思い込んでいたこの木は
雄花序が赤い、樹皮はなめらかで縦向きの凹凸、断面がよれる、アカシデか
こちらの前年枝は無毛 本年枝にはじめ長い伏せ毛が多いというが確認できない
雌花序(花穂)をちゃんと見てみたい、枝が高くてなー
アカシデ赤四手 別名ソロノキ
Carpinus laxiflora (Siebold et Zucc.) Blume
カルピヌス ラクシフロラ
カバノキ科 クマシデ属 
 
参考: 葉で見分ける樹木p.31 日本花名鑑④p.67 松江の花図鑑
 
今度行ったら樹皮の違いをもっとよく見てみよう
イヌシデは樹皮はほとんど平滑、成木で淡く割れ目ができ白黒のしま模様が目立つ、雑木林でみられる
葉の展開のいくらか先に花が咲き、前年枝の葉腋から長く垂れ下がる尾状の雄花穂は黄褐色、雌花穂(しかほ)は新枝の頂端や短枝の腋につき淡緑色 葉と柄に伏した毛がある。
アカシデは樹皮がなめらかで縦向きの凹凸があらわれ断面はよれる、庭木に使われる
赤味を帯びて目立つ新葉の展開と同時に花が咲き、前年枝の葉腋から長く垂れ下がる尾状の黄褐色の雄花穂、雌花穂(しかほ)は新枝の頂端につき上を向くか垂れ下がる 葉はほとんど無毛
 
 
ハナミズキ花水木 4枚の総苞片と中の花の集合がわかるようになってきた
アメリカヤマボウシ 別名ハナミズキ 花水木
Cornus florida L.
コルヌス フロリダ
ミズキ科 ミズキ属
 
 
キジバトが斜面に、単独なのかな、たいてい2羽でみるけれど
 
 
コブシ辛夷
Magnolia kobus DC.
マグノリア コブス
モクレン科 モクレン属
kobusってこぶし?
 


ハナカイドウ花海棠
これまであまり知らなかったけれどかわいらしい花だと思う。満開になったら見ごたえあるだろうな
ハナカイドウ
Malus halliana Koehne
マルス ハリナ
バラ科 リンゴ属
 


紅葉の仲間、蕾が付いている、この中に雄花と両性花があるという、咲けば分かるのかな
被子植物の約0.3%がこの雄性同種だという
 


マンサクはリボン状の花弁が落ち、4枚の萼が残っている
葉芽の芽麟が脱げて葉が展開しつつある
中に雌しべの2つの柱頭が見える
満開の時は気が付かなかった、去年の実がはじけた状態で残っていた
マンサク 満作・万作
Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
ハマメリス ヤポニカ
マンサク科 マンサク属
ドイツに移住した知人がマンサクが咲いたと写真をいただき、あちらでもハマメリスというと聞き、学名を改めてみてみたら、命名者がシーボルトとツッカリーニになっていた
シーボルトはざっくりとヨーロッパの人、長崎出島のオランダ商館に来た医師だったからオランダ人かと思っていたけど、改めて調べてみたらドイツの人だった。ツッカリーニという人はドイツの植物学者。ドイツ、すごいな
 
 

ミツマタは花序のわきから新芽が吹いてきた、優しく白っぽい
枝の先端に花が付いているんだと思っていたらどうやらちがって、先端が葉芽、その下が花序
 
ミツマタ
Edgeworthia chrysantha Lindl.
ジンチョウゲ科 ミツマタ属
エッジワーシア 
 


バラ科の何か・・・ユスラウメ?・・・宿題・・・赤い実ができればわかる
 
ユスラウメ 英桃
Prunus tomentosa Thunb.
プルヌス トメントサ
花は前年枝の葉腋に葉の展開前か同時に1~3個つく、径1.5~2cmで白色または淡紅色でほとんど無柄
 


以前、トサミズキかヒュウガミズキか、花序の痕がある、冬芽が丸いと言っていた鉢植え

花序にこの数ほど花が付いて入ればトサミズキだとおもう
 
トサミズキ土佐水木
Corylopsis spicata Siebold et Zucc.
マンサク科 マンサク属
四国地方を原産で、高知県内の山地の石灰岩地域に多く生育する
トサミズキは花が7~8個垂れ下がり、ヒュウガミズキは2~3個と少ない
実の殻は花の時期まで残る
 
 


ヒサカキ、花は小さい、こちらは雌花、この木は雌、先が3裂した雌しべが見える

別の木、こちらは花が大きい、雄花、この木は雄、黄色い葯が見える

こうしてみると小さいがきれいな花、大きいのでこちは雄花
ヒサカキ
Eurya japonica Thunb. var. japonica
エウリア ヤポニカ ヤポニカ
モッコク科(旧ツバキ科) 
 
雌雄別株、雌花の方が小さい、花弁・萼片は各5枚、雄しべは12~15、先が3裂した雌しべは1つ
同じ神社の境内の杉の木下のやや暗いところに感じの違う花が咲いているなと思って撮ってきて、後から調べたら雄の木と雌の木だった
また見に来よう、実が見られるかもしれない。
 


ベンケイソウの仲間? カネノナルキにこんな色の花あったかな? しかし葉が違う
カランコエでした。小さな鉢のかわいらしい苗しか思い浮かばなかったのでわからなかった
カランコエ 
Kalanchoe Blossfeldiana Group
カランコエ ブロスフェルディアナ グループ
K. brossgeldianaをもとに降灰作出された園芸品種群
マダガスカル原産の多年草
ベンケイソウ科 リュウキュウベンケイソウ属
 
参考: 日本花名鑑④p.245
 
少しのつもりが、あれこれ見ていたら、聞きたかった番組を聴き逃してしまった
観察会や研修会で先生について植物を見て歩き、「こんなに教えていただき観察しても終わると5つと頭に残らない」なんて罰当たりなことを繰り返していた 
そのころはとにかく忙しく暮らしていた
今はこうしてわからないものをぼそぼそと見ては写真撮って図鑑を見てまた歩く、こんな日々
もどかしいけど楽しい自粛の冬から春
 
明日で緊急事態宣言は解除になる、ワクチンは1ヶ月遅れている
また歩いてみよう