ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210312 冬芽〜花〜実 ハナニラ・オオキバナカタバミ・アメリカハナノキ・アケビ・ハクモクレン ほか

2021年03月12日 | 植物・園芸など
通院のため隣町まで歩いた。3週間振り。
 

カエデの仲間、品種不明
Acea
アケル
ムクロジ科(旧カエデ科) カエデ属
いけばなでは、水切り後皮をはぎ割を入れる
 


ハナニラ花韮
Ipheion uniflorum (Graham) Raf.
イフェイオン
ヒガンバナ科(旧ユリ科) ハナニラ(イフェイオン)属
 


園芸品種だと思っていたけれど、外来で野外に逸脱し1961年に鹿児島に定着して、現在は茨城・栃木・群馬・長野まで繁殖している
駆除には、刈取りでは鱗茎が残るので抜き取りが良い
綺麗なので残されてはびこる←これはナガミヒナゲシも同じだな
 
オオキバナカタバミ、キイロハナカタバミ
Oxalis pes-caprae
オキザリス 
カタバミ科 カタバミ属
南アフリカ原産
 
追記: 210407 4月に入って、この花をよく見ます
あちこちのお宅や公園・街路樹の下などでオオキガナカタバミが大きな株、面積で咲いている
花も大きくて綺麗だし葉も見栄えがいいので、グラウンドカバーになるし、草取りの対象にならずに残っていくのかなとおもう
 
参考: ナガミヒナゲシ 200503  200420  190502
 


もうすぐ咲きそう
 
ハナカイドウ花海棠
別名スイシカイドウ垂糸海棠
Malus halliana Koehne
マルス ハリアナ
バラ科 リンゴ属
いけばなではあまり見たことがない
水揚げは良くないので、水切り後、割を入れて、深水につける
中国では玄宗皇帝が楊貴妃の姿を例えたといわれ美人の形容詞
日本には江戸時代に入ってきた。
海棠はリンゴ属の花海棠・実海棠・本海棠(日本にはない)の総称。
ハナカイドウは高さ5~8mの落葉高木
枝が紫色で、枝が変化してとげになることがある。
 
参考: 現代いけばな花材事典p.123
 


冬芽の間は気が付かなかった
 
カシワバアジサイ柏葉紫陽花
Hydrangea quercifolia W.Bartram
ヒドランゲア(ハイドランジェア) クエルキフォリア
アジサイ科(旧ユキノシタ科) アジサイ属
 


去年満開を楽しんだアートパークのアンギョウカンザクラ

ポンポンポンと手鞠状に咲いている

萼片の先がとんがっており、オオカンザクラとは別名のではないかと思い始めている
 



駅前の公園で
アンギョウカンザクラ安行寒桜
Cerasus x kanzakura ‘Oh-kanzakura’
 


アートパークのカツラ
実の跡が残っているので、雌の木と思われます、花が咲いている時期なのですがよくわからない

こちらは雄の木だと思うけれど、梢が高くてよくわからない
葯は紅紫色、長く伸びる柱頭は紅色とのことです
 
カツラ桂 別名コウノキ、オカヅラ男桂
Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
ケルシディフィルム ヤポニクム
カツラ科 カツラ属
カツラっていけばなで厚かったことがないし、花材事典にも載ってない
 


赤く色づいているのはベニカエデ
昨年は実になってから存在に気が付いたので、花を今か今かと待っていた
葉に先立って咲くのね

梢が高くてスマホではなかなか撮れない
こちらは花柄がある、雌花?

花弁も萼も無い地味な花、さっきのと違って花柄が無い、雄花?
 
誰に受粉を助けてもらっているのだろう、昆虫? 風?
ベニカエデとラベルにあるが・・・
 
和名アメリカハナノキ 別名アカカエデ赤楓、ベニカエデ紅楓
Acer rubrum L.
アケル ルブルム
ムクロジ科(旧カエデ科) カエデ属 
北米原産
 


・・・宿題
 

お屋敷の垣根の間に蔓を伸ばしている、これから咲くのだろうアケビ
ここには複数の花序が写っている
それぞれの花序の元の方に数個1~2個の雌花、先の方に数個の雄花がある
 
アケビ木通
Akebia quinata (Houtt.) Decne
アケビア 
アケビ科 アケビ属
通常木通と呼んで果実を利用するのはミツバアケビ
アケビとミツバアケビの雑種と考えられているゴヨウアケビの葉には鋸歯があってミツバアケビに似る。
 
 
 

消防署の裏にあるカリンには新梢とピンクの蕾
カリン花梨
Pseudocydonia sinensis (Thouin) C.K.Schneid.
プシュウドキドニア? シネンシス
バラ科 カリン属
 


花が終わったビワは

順に実になり始めている

こうなるともう実らしく見える

実がつかなかった枝先には新葉が展開している
 
ビワ枇杷
Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
バラ科 ビワ属
 


先のカシワバアジサイの新葉は茶色だったけれど、こちらのアジサイの仲間は緑のみずみずしい葉
 
アジサイの仲間
Hydrangea ヒドランゲア
アジサイ科 アジサイ属
 


トゲのある子房下位の実、ナニワイバラと思われます
 
ナニワイバラ難波薔薇
Rosa laevigata Michx.
ロサ ラエウィガタ
バラ科 バラ属
 


シェフレラの冬芽
 
ヤドリフカノキ 流通名シェフレラ、カポック、ホンコンカポック
Schefflera arboricola (Hayata) Merr.‘Hong Kong’と思われる
シェフレラ アルボリコラ 'ホンコン’
ウコギ科 フカノキ(シェフレラ)属
 
 


桃と思われる
Prunus persica (L.) Batsch
プルヌス アペルシカ
 

 
線路のフェンスで、先ほどのアケビと似ている、三枚の葉のミツバアケビ
基部に1~3個の雌花(この写真の大きい紫色の蕾)が、先に10数個の雄花(小さな蕾)がつく
実を食用にするのはこのミツバアケビ
 
ミツバアケビ三葉木通
Akebia trifoliata (Thunb.) Koidz.
アケビア トリフォリアタ
アケビ科 アケビ属
 
 
 

リリア公園のケヤキ、梢がなんかもやもやしている

スマホではこれが限界、葉だろうか花だろうか
 
ケヤキ欅
Zelkova serrata (Thunb.) Makino
ゼルコバ セラタ
ニレ科 ケヤキ属
 


ハコネウツギの冬芽から葉が出てきた
ハコネウツギ箱根空木
Weigela coraeensis Thunb.
ヴァイゲラ コラエエンシス
スイカズラ科 タニウツギ属
本州中部の太平洋側の山麓の海沿い地域にはえる
花は白から赤に変化する
ニシキウツギ二色空木はクリーム色がかった白から紫紅色に変化する
 
現代いけばな花材事典p.504
 


ヒメシャラの冬芽もほどけてきた
ヒメシャラ姫沙羅
Stewartia monadelpha Siebold et Zucc.
スチュワーティア モナデルファ
ツバキ科 ナツツバキ属
 


大きな蕾、芽麟が開いているシモクレン

シモクレンと札がついているが、花弁が丸くて9枚ある

萼が3枚、花弁が6枚、ハクモクレンと同じ数の9枚
モクレン(花弁6、資料によっては6~9枚)とハクモクレン(花弁9)の交雑種、ソトベニハクモクレン(ニシキモクレン)ではないかとも思われます
よくわからなくなってきた・・・園芸品種も多いマグノリア
 
ともかく、モクレンの正式和名はシモクレンで、別名がモクレン
萼片は小さく淡い緑色。花弁は6枚で外側の色が濃く、内側は薄い紫色。長さ10cmほどで直立し、半ば開く。
 
シモクレン 紫木蓮 別名モクレン
Magnolia liliiflora Desr.
マグノリア リリーフロラ
モクレン科 モクレン属
 
ソトベニハクモクレン
別名サラサモクレン、ニシキモクレン
Magnolia x soulangeana Soul.-Bod.
マグノリア スーランジェアナ
モクレン科 モクレン属
 
参考: GKZ植物事典 現代いけばな花材事典p.669
 


ハクモクレンが満開、見事

コブシだったら、花の下に葉が1枚ついているけど、ハクモクレンには無い
同じように大きくて白い萼3枚・花弁6枚の9枚
モクレンの仲間はたくさんの雄しべがらせん状についた独特の
 
ハクモクレン白木蓮
Magnolia denudata Desr.
マグノリア デヌダタ
モクレン科 モクレン属
寺院の庭園などに多く植えられる。高さ15mほどの落葉高木
シモクレンより早く咲き、芳香があり、花は大きく開く
花弁は6枚で乳白色、3枚の萼片は花弁とほぼ同大で花弁に似る
 
参考: 現代いけばな花材事典p.669
 
 

ソロとラベルにある、知らなかった、どんな葉が出るのか時々来てみよう
イヌシデのことをソロというけれど・・・
 


クスノキの冬芽も成長してほどけてきた
 
クスノキ楠・樟
Cinnamomum camphora (L.) J.Presl
キンナモムム カンフォラ
クスノキ科 クスノキ属 
 
雨が降ったり風が吹いたり・・・歩く気持ちにならない日は調べものにあててみよう
 
 
3/14ソメイヨシノが開花しました

210312 いちご 恋みのり

2021年03月12日 | 食べ歩き・お酒 他
 
 
先日は栃木の新品種「とちあいか」を食べましたが
こちらもまだ商品登録出願中の新品種
 
多収性・早生系統「03042-08」を母親、食味に優れる「熊研い548(ひのしずく)」が花粉親のいちごで2017年に農研機構から商品登録出願された新品種
名前の由来は『多収であること、イチゴを通して託された想いが叶うようにとの願いが込められています。』1.大粒で粒の揃いが良く、全体に淡赤色から赤色の綺麗な外見。2.糖度は9~10%とそれほど高くはないが食味は良く、香が強い。
 
298円の安価で出ていたせいか、次の日2個かびてしまい(黒くなったのではなく、灰色のカビが生えて中が茶色くゴムのようになっていた)、本来の食味を体験できたのか不安ですが、他は硬めでぽってりとした体形の大粒でへたの際まで赤くて、食べごたえがあり、栃木のイチゴに慣れている眼でみると中が真っ白なのにおどろきました。香りがあって酸味・果汁感は少なく甘かったです。
 
旬は1~3月
農研機構が開発したので、全国どこでも栽培できる品種とのことで、今後が楽しみです