そんな1年も今日最後ですね
だいぶブログの時間が空いてしまい申し訳ないです。
母が亡くなり早3ヶ月
生活自体はだいぶ落ち着きましたが、色々とややこしい事が沢山ありますね
ホント大変です。
親族が亡くなられた場合の順序を簡単に記載しておきます。
まず病院で亡くなった場合または病死と確認できた場合は病院が死亡診断書を記載してくれます。
それ以外は警察から死亡検案書を作成してくれます。
以下くわしく書かれたサイトがあります。
http://www.osoushiki-plaza.com/library/
通常、死亡診断書には片側に死亡届けが付いており、病院の場合は記載してもらえる場合がありますが、記載していない場合は自分で書くか、葬儀社が記載してくれます。
まず第一にやるべきことは、コイツを持って役所へ行くことです。
但し、葬祭・葬儀屋に依頼する場合は葬儀屋が代行してくれますね。
当然費用は掛かりますが。
以下参考にしてください。
(URL先中ほどに死亡届の記載事項が書かれています)
http://ccfi.jp/contents/lib/report.html#p004
現在、主要都市の役所ならば24時間365日提出できます。
こいつをやらないと火葬許可証が発行されませんので、先へ進めません。
また、火葬後は埋葬(含む散骨なども)許可証も必要になります。
埋葬許可証は火葬場(または葬儀社)が代行してくれます。
火葬後、渡されるはずです。
ここまででも、初めての方はてんてこ舞いでしょう、地元の葬儀社に任せるのが
一番と思います。
CMなどの大手葬儀屋へ依頼するのも手ですが、大変費用が高いので
地元に依頼するのが後々の事を考え有利だと思います。
私は本当の家族葬でした。
3人だけの葬儀、告別式です。
霊柩車で母の遺影を持ち、一緒に歩いた街を出るのはつらいですよ、さすがに
泣いてしまいます
しかし、親族は泣いているヒマはありません。
役所で死亡届けが受理されると、戸籍および住民票から亡くなられた方は除籍となり、
それぞれに「除籍」と記載されます。
だいたい謄本では2日間ほど、住民票は翌日には記載されます。
さて、つぎにやること
それは、亡くなられた方の年金の停止です。
こいつは腹立たしい書類となります、はっきり言って役所仕事に怒りを覚えます。
年金を停止するのに何故いちいち出向かなくてはならない?
郵送で受け付けろと思います、ハイ
で、年金の停止には
亡くなられた方の代表相続人(=通常は提出する人、私の場合は父です)が出向き、行けない場合は委任状をもらって記載してから出向きますが、以下書類が必要です。
1.代表相続人(=提出する人、今回は父)の戸籍謄本(全部事項記載、450円でした)x1
2.代表相続人(=提出する人、今回は父)の住民票x1
3.亡くなられた方(私の場合は母です)の住民票(除籍)x1←役所、出張所で教えてくれます
4.代表相続人(=提出する人、今回は父)の振り込んでほしい銀行等の通帳
これは、年金の仕組み上、過去の分が支払われますので、亡くなる前の分が遺族に返金されます。税金の対象になるお金です。
5.提出者の認印(実印ではありません、普通の認めでOKです)
6.提出者の身分証明書(運転免許証・パスポート・無い人人は保険証ですが、その方は念のために住民基本台帳カード(顔写真付)を持っていった方がよいかもです。私はいつも持ち歩いています)
以上を年金事務所へ行って提出し、そこでいろいろと書かされます。
待ち時間もあわせて2時間ほどかかりました。
年金停止するんだから、年金事務所が代行してやれ!と思うのですが、みなさんどう思います?
死亡届・死亡診断書を送ればあとは年金事務所が役所に照会し確認→停止→相続人返金手続き→返金と言うのがほんらいあるべき行政機関の仕事だと私は思います。
だって、亡くなられた方の相続人って、ほとんどが高齢者でしょ?普通
で、悲しんでいるときに役所仕事なんですよ、コイツら、頭にきますよ。
私はまだ若いし枠所の人間に何を言われても言い返せますが、高齢者には無理です。
事実、私が付き添ったときでも、待合室でどうしたらいいかわからず困っている老人が多かったです。
まさに弱いものいじめの現実です。
ここまでは国民に課せられた義務です。
死亡届は7日以内、年金停止も厚生年金は7日、国民年金でもたった10日間しか猶予がありません・・・ふざけるな!
次にすることは、公共料金などの名義変更、通帳などの停止、故人がいろいろな会員であった場合にはそれぞれ解約が必要です。
最近では携帯電話を使っていましたでしょうから、そこへも出向く必要があります。
ほとんどは、電話で死亡告知後、解約または変更手続きを郵送してもらえます。
その際、記入欄に○囲みしてくださいといいましょう。
そうしないと、何がなんやらわからないモノが多いですから
携帯電話会社には死亡診断書と依頼者の身分証明、認印が必要でした。死亡診断書は会社がコピーして元は返却してもらえます。
会員などの解約は、ほとんどのところでは解約ではなく「利用停止」としておきますといってくれます。
解約料が発生しませんし、電話による口頭だけで済みます。ただし年会費などの会費がある場合もありますのでちゃんと確認しましょう。
でないと、あとで請求が来て相続人が支払うハメになります、要注意!
さーて、ここからが「お金」 ハイ、相続にかんする手続き及び保険金請求です。
保険には生命保険と損害保険があります。
生命保険は規約・約款にもよりますが、基本は亡くなられた場合にはそれだけで保険料が支払われます。
が、損害保険は、主たる死因がけが(含む事故など)の場合だけ支払われます。
必要書類は
1.亡くなられた方の死亡診断書(死因記載あるもの、普通は記載してあります)葬祭や年金停止で使ったものと同じです。提出先はコピーしますので、使い回しでOKです。予備に1枚自分もコピーしておけばよいでしょう。
2.請求者(保険金受取人)の戸籍謄本(全部事項記載)x1
※請求者は受取人指定がある場合はその方が出向き、それ以外は代表相続人となります。
相続人ではなく代表相続人という言い方をするのは、法定相続人すべてがが受け取り権利よ有しますので、誰かが代表して手続きをすることになります。
また、その場合には委任状が必要となり、法定相続人すべての同意書が必要となります。
ほとんどの相続でいちばんやっかいなのがコレなんです。
遺産相続では、こいつをやらないと始まりません。
保険金受取人記載はできるだけしたほうが良いのはこのためです。
尚保険金は通常非課税扱いです。
委任状は相続権を持つ人すべての同意書記載、実印、印鑑証明が必要です。
提出先が異なる場合は個別に必要となり、さらにやっかいですので、先にどのような財産・保険があるのか調べておく必要があります。
委任状は指定様式の場合と、一般(要するに書式問わず)な場合があり、保険会社によって違います。
まあ、保険だけでいえばそこまでいらなくて、請求者=代表者と仮定して手続きをしてくれますね。
要は払った後の揉め事はそちらでどうぞ的考えです。
3.請求者の実印と印鑑証明(少額だといらない場合もあるおようです)
4.請求者の受け取り口座の通帳
5.認印
たしか銀行届印は不要だったかと。
ついでに改正原戸籍が必要の場合もありますので、先に取っておいた方が後々役に立ちます。
(高額な場合や、ゆうちょなどの特別還付金受け取りには必要ですので)
これらの書類は役所だけでなく出張所でも取れます。
尚、葬祭費などの助成金制度もあり、手続きはいたって簡単です。
役所へGOしましょう。(私はネットから書類をダウンロードして持っていきました)
ざっとかきましたが、おおまかにはこんな感じです。
葬儀、告別式などの他、帰宅後も弔問客相手をしなくてはならず、遺族にとっては非常に悲しみとは裏腹の無情な世界が待っています。
なぜこんなことを強いるのでしょうか・・・・
香典と呼ばれる慣習が日本にはあります。
急に亡くなられて、家族は急な出費で大変でしょうから、手助けとして使ってください、お礼は自分の身に降りかかったときには助けてくださいと言う習わしです。
したがって本来、香典返しはおかしなもので、物として返さないのが礼儀なのですが、
何故か返さないと「常識知らず・恩知らず」の烙印を押す人が多いです。
我が家の考え方は「お金を持ってくるくらいなら、体一つで着ていただいて霊前(仏前)に線香の1本でも立てていってくだされば、それが故人への供養であり、我が家にとって一番ありがたい事です。お金は供養ではありません」
が、現実はそうもいかず、かたくなに故人の意思を主張し拒否しても強引に置いて行ってしまいます。
結局収集がつかなくなり、受け取り後49日を待たずに即香典返しをしまくりました。
こんな金いらねーよが遺族の、そして私の心境です。
いや、現代ではいい迷惑だったりします。
まあ、かくいう私も香典をだしたりしますんで、あまり大声ではいえませんね(^^;;
とにかく大変であります・・・疲れた~