久々に双眼鏡を3つ買った
で、一つは返品した(笑)
まずはコイツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/36/5d91802d3e23fa18f9282756c6377cdd.jpg)
ニコン10X70SPと10X70SPモドキ!
向かって右が本物、赤いラインがありますから
分りますね。
左の汚っちゃないのが、10x70に7x50SPの接眼部とフラットナーを移植したもの
これしか無い時はとてもシャープでフラットな像と喜んでいましたが、
実際にサイドバイで比較した事無かったから、先日あほーで落としました。
結果・・・・
ニコンさん、ごめんなさい m(__)m ←この絵文字使うの久々だ!
ハナシにならないくらいに違います。
見るものすべてのエッジが締まっていて、星を見ると、一つ一つが「立っている」像です。
こりゃ、他社とは比較にならない、非常に硬い像を結びますね。
50度の見掛け視界は、お世辞にもパノラミックではありませんが、
逆に50度の視野内だけは、素晴らしい像が飛び込んできます。
70mmの対物レンズによる集光力と、収束力の高さから、
思いのほか微光星が見えます。
(レンズはHOYA製と聞きます。7x50SPは自社品だとか?)
但し、回転ヘリコイドにしてしまった事や、プリズムハウスの迷光対策はまだまだで、
なんでここまで作っておいて、最後に手を抜くのかって思います。
そんな双眼鏡も、不況とともにまったくと言っていいほど
話題にもならなくなりました。
売却する人も多く、あほーにたびたび出品されています。
絶版と呼ばれる前に、星屋さんは、買っておいた方が・・・
と思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/3d/ed87550075b94f9608bdde6eeb2b7112.jpg)
SPとモドキ、共に25年以上の品物です。
つい最近発売になったと思っていたのに、
もうすぐセミクラシカルな世界に殿堂入りです。
複雑な心境ですね・・・
さて、モう一つは
ダハ版のSPと言われた、8x40DCF
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/c9/005494df30fcf46a5ca963e22cf01481.jpg)
ケースに前期と後期があります。
なので、買いました。
双眼鏡本体はとくに違いはないようです。
向かって右が前期、98000円時代です。
ケースのフタ固定は、ボタン式です。
となりの後期型(値上げして108000円だっけ?忘れた)は
マグネットキャッチでフタを止めます。
光学的な性能は、前期後期同じで、56度の視野での崩れは非常に小さく、
当時のダハとしては異例な平坦さをもっていました。
ただ、ツァイス10x40を使い慣れた人からすると、コントラストとか、
薄暮時の光量とか、やはり落ちてしまいます。
とはいえ、ニコンの自信作のみに付けられる「赤い」ラインはコイツにもついていまして、
それだけの自信作だったことでしょう。
フィルムカメラのF3ととてもスタンスが似ていて、
技術を満載した製品ですが詰めが甘く、
今も尚F3を名機と言う人もいれば、中途半端な機種だと一蹴りしてしまう人も沢山います。
今と違って金属をふんだんに使っていますから、非常に直線的なデザインは
今見ると非常に古めかしい(笑)
昔の車を見ているようです。
それでも、やはり基本性能は非常に高く、像質は硬く
覗きやすく疲れない、ピントリングも金属特有の「いじる」操作感があり、
歪曲も非常に少なく、使っていてストレスを感じさせない双眼鏡です。
但し、金属ゆえに冬場は恐ろしく冷たいです・・・
さて、最後は、レアなモデル
ニコン8x50 ミクロン フェザーウェイト
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/38/5e9532339e05252f15ffa71d5023b6fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/cf/dcc49d3f646fa8a404e764514d767516.jpg)
写真小さくてゴメンナサイ
じつは、今回落としたブツは、なんとピントリングが回らない、
と言うか、どう見ても上腕が曲がって見える。
上腕自体は簡単には曲がらないので、軸が曲がったのかもしれません。
接眼部に違和感がありました。
ジャンクで出ていれば、文句も言いませんが、これはさすがに怒りましたよ。
即返品しましたんで、写真はこれだけしか撮っていません。
但し、外観はとてもきれいで、もう少し安ければ、部品取り用に
ストックしておきたかったのですが、残念。
どちらも、横浜でしたし、以前は古物商で、今回はリサイクル屋ですから、
多分外人さんのお下がりかな?と思いました。
日本ではまったく見かけなかったので、輸出仕様だったのかもしれませんね。
多分、このブツが2台並ぶことは、もう無いと考えます。
現存しているのは何台なのでしょうか?
ニコンがミクロン名を使っていて、マグネシウムで軽量化した本機は、
1960年代のニコンの主力製品だった事と思います。
これら、今回ご紹介の3機種は、ニコンの昭和を代表する機種と思っております。
新しい双眼鏡は、新しい世代の方たちが使ってください。
私みたいな人間は、これくらい古い方が、目に合うのです。
趣味ってそんなもんです。
昔のマニアの悪口を言う人も多いようですが、マニアが酷評してこその
市場です。
だから、いろんなものが売れるんですよ。
その時代時代で、評価も変わって当たり前、マニアが向かなくなると
市場も冷めて売れなくなるでしょ?
酷評されるだけマシなんです。
好きと高性能は別、思い入れと高性能も別、
でも、自分にとってはそれも性能の一つなんです。
で、一つは返品した(笑)
まずはコイツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/36/5d91802d3e23fa18f9282756c6377cdd.jpg)
ニコン10X70SPと10X70SPモドキ!
向かって右が本物、赤いラインがありますから
分りますね。
左の汚っちゃないのが、10x70に7x50SPの接眼部とフラットナーを移植したもの
これしか無い時はとてもシャープでフラットな像と喜んでいましたが、
実際にサイドバイで比較した事無かったから、先日あほーで落としました。
結果・・・・
ニコンさん、ごめんなさい m(__)m ←この絵文字使うの久々だ!
ハナシにならないくらいに違います。
見るものすべてのエッジが締まっていて、星を見ると、一つ一つが「立っている」像です。
こりゃ、他社とは比較にならない、非常に硬い像を結びますね。
50度の見掛け視界は、お世辞にもパノラミックではありませんが、
逆に50度の視野内だけは、素晴らしい像が飛び込んできます。
70mmの対物レンズによる集光力と、収束力の高さから、
思いのほか微光星が見えます。
(レンズはHOYA製と聞きます。7x50SPは自社品だとか?)
但し、回転ヘリコイドにしてしまった事や、プリズムハウスの迷光対策はまだまだで、
なんでここまで作っておいて、最後に手を抜くのかって思います。
そんな双眼鏡も、不況とともにまったくと言っていいほど
話題にもならなくなりました。
売却する人も多く、あほーにたびたび出品されています。
絶版と呼ばれる前に、星屋さんは、買っておいた方が・・・
と思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/3d/ed87550075b94f9608bdde6eeb2b7112.jpg)
SPとモドキ、共に25年以上の品物です。
つい最近発売になったと思っていたのに、
もうすぐセミクラシカルな世界に殿堂入りです。
複雑な心境ですね・・・
さて、モう一つは
ダハ版のSPと言われた、8x40DCF
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/c9/005494df30fcf46a5ca963e22cf01481.jpg)
ケースに前期と後期があります。
なので、買いました。
双眼鏡本体はとくに違いはないようです。
向かって右が前期、98000円時代です。
ケースのフタ固定は、ボタン式です。
となりの後期型(値上げして108000円だっけ?忘れた)は
マグネットキャッチでフタを止めます。
光学的な性能は、前期後期同じで、56度の視野での崩れは非常に小さく、
当時のダハとしては異例な平坦さをもっていました。
ただ、ツァイス10x40を使い慣れた人からすると、コントラストとか、
薄暮時の光量とか、やはり落ちてしまいます。
とはいえ、ニコンの自信作のみに付けられる「赤い」ラインはコイツにもついていまして、
それだけの自信作だったことでしょう。
フィルムカメラのF3ととてもスタンスが似ていて、
技術を満載した製品ですが詰めが甘く、
今も尚F3を名機と言う人もいれば、中途半端な機種だと一蹴りしてしまう人も沢山います。
今と違って金属をふんだんに使っていますから、非常に直線的なデザインは
今見ると非常に古めかしい(笑)
昔の車を見ているようです。
それでも、やはり基本性能は非常に高く、像質は硬く
覗きやすく疲れない、ピントリングも金属特有の「いじる」操作感があり、
歪曲も非常に少なく、使っていてストレスを感じさせない双眼鏡です。
但し、金属ゆえに冬場は恐ろしく冷たいです・・・
さて、最後は、レアなモデル
ニコン8x50 ミクロン フェザーウェイト
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/38/5e9532339e05252f15ffa71d5023b6fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/cf/dcc49d3f646fa8a404e764514d767516.jpg)
写真小さくてゴメンナサイ
じつは、今回落としたブツは、なんとピントリングが回らない、
と言うか、どう見ても上腕が曲がって見える。
上腕自体は簡単には曲がらないので、軸が曲がったのかもしれません。
接眼部に違和感がありました。
ジャンクで出ていれば、文句も言いませんが、これはさすがに怒りましたよ。
即返品しましたんで、写真はこれだけしか撮っていません。
但し、外観はとてもきれいで、もう少し安ければ、部品取り用に
ストックしておきたかったのですが、残念。
どちらも、横浜でしたし、以前は古物商で、今回はリサイクル屋ですから、
多分外人さんのお下がりかな?と思いました。
日本ではまったく見かけなかったので、輸出仕様だったのかもしれませんね。
多分、このブツが2台並ぶことは、もう無いと考えます。
現存しているのは何台なのでしょうか?
ニコンがミクロン名を使っていて、マグネシウムで軽量化した本機は、
1960年代のニコンの主力製品だった事と思います。
これら、今回ご紹介の3機種は、ニコンの昭和を代表する機種と思っております。
新しい双眼鏡は、新しい世代の方たちが使ってください。
私みたいな人間は、これくらい古い方が、目に合うのです。
趣味ってそんなもんです。
昔のマニアの悪口を言う人も多いようですが、マニアが酷評してこその
市場です。
だから、いろんなものが売れるんですよ。
その時代時代で、評価も変わって当たり前、マニアが向かなくなると
市場も冷めて売れなくなるでしょ?
酷評されるだけマシなんです。
好きと高性能は別、思い入れと高性能も別、
でも、自分にとってはそれも性能の一つなんです。