幼少から星空が好きで
星を見る道具として使ってきた双眼鏡
20代の時に自分で初めて買った
スーパーゼニスと言う双眼鏡が
星見ようとしては初めてでした。
越谷ロジャースで2980円で売っていました。
価格からいったら ,ちょー安物
でも、良く見える、素人だった私には十分で、もうこれっきゃない!
12x50と言うスペックもなかなかよろしい
しかも総プラスチック??とも言うべき軽さ
手振れはもともと気にならない性格なので
全然オッケー
都会の星空をこれで何度も覗きました。
しかし、4年ほど使って壊れてしまい、
似たようなものを数台買っては使い倒していました。
時は流れ1990年の夏、
オースチン彗星(後に、おーうそちん彗星と揶揄されましたが)
そしてその後レビー彗星が立て続けに現れ、
本格的に双眼鏡が欲しいと思い始めたころです。
当時、岩本町から秋葉へ移ったATM(アトム)へ何度も足を運び
そこでツアイスの凄さを知るのでした。
ツアイスってとにかく、ハッキリくっきり、鮮やかなんですね。
びっくりでした。
7x50ポロが16万円だったかと、ぶったまげるほど高い!
ニコンとかは半値で買えましたからねえ。
そして、栃木県矢板市にある八方ヶ原を知り、そこへ通うようになり、
そこで出会った天文同好会「無限軌道」の柳さんだっけかな?
そのかたが、なんとツアイスの7x50ポロを首にぶら下げてたんですよ!
あんなたっけーのを、良く買うなって思いましたが、
それよりも覗いてみたい。
お願いすると、いいですよと気楽に貸してくれました。
すると、我も我もと、あっという間に人だかり
私は少し遠慮して後からでよいですよと、他の方から順に。
夜で、星がとっても良く見える日でした。
見る人見る人が、
おぉ~~~っ!
とか
すげぇ~~~!
とか、
とにかくみなさん興奮していました。
で、私の番
見た瞬間
おぉ~~~っ! と叫んでしまいました('◇')ゞ
いや、どこへ向けても星だらけ
なんでこんなに星がいっぱい見えるのかっていうくらい
見えるんです。
星の見えていない低空へ向けても見えるんですよ。
しかもキラキラしてとにかくきれい
他の方も同じ感想でした。
柳さんもアトムで買ったそうな。
私も絶対に買うぞ!
心に誓いました。
そういえば、その数年前、雑誌にツアイスとニコン、フジノンの比較記事が載っていましたね。
とても楽しく読ませていただいた記憶があります。
ニコンSPとフジノンFMTが最強らしいと。
ツアイスは、可もなく不可もなく、それでいて良く見える不思議な双眼鏡と言う意見も納得です。
魔法の双眼鏡ですからね?!
星がサラサラしている感じで、色も良く見えて
とても魅力的に見えました。
ところが、翌年転職して、それを機にツアイスを買いに行ったのですが、
どうせ買うならと言うことと、別の雑誌の記事を読んで
ツアイス15x60ポロ(当時のツアイス最高峰でした)を買っていました。
たくさんの双眼鏡の比較記事です。
そりゃもう楽しく読ませていただきました。
で、そこでツアイスの15x60が非常に魅力的に書かれているのを
見てしまいまして、これっきゃないと思ったのでした。
「この双眼鏡で見る天の川は、たとえようのないほど官能的」
この殺し文句にやられました。
実際に来た双眼鏡は、エラーだらけでがっかりでしたが、
後年、中古で良品を入手できたので、それからは大切に保管しています。
本題に戻りますが、15x60を買ってしまったのですが、
その像質の悪さにあきれ返ってしまい、やっぱり星見は大口径に限ると
悟ってしまいました。
購入後、わすが数週間ほどでフジノンの25x150を買っていたのでした。
しかし、何度か柳さんと会って、ツアイスをのぞかせていただくたびに
使いやすいし、良く見えるなあってことで、
後年、アメリカから購入したのでした。
それがこいつです。
ニコンやフジノンの同型機よりも少しだけ軽く(1.5Kgに対し1.2Kgだったかと)、巨大なプリズムを使っているために重心がちょうど真ん中に来ていて
ハンドリングも素晴らしいんです。
すべてラバー被覆で、冬場に冷たくありませんし。
の祖いた世界は、やはりT*(ティスターコート)のおかげでしょうか?
まあ、大袈裟ですが、魅力的な発色を見せてくれます。
ダイアリ―トも30mmから56mmまですべて購入しましたが、
結局今でも持っているのは、7x50ポロと、10x50、15x60、ダハでは8x56DSだけとなりました。(クラシカルなものを除いてですが)
多分、私が最後まで持っているのも7x50ポロなんだろうなと思います。
それは、単に性能だけではなく「思い入れ」なんだと思います。
だからみなさんも、あまり他人の評価を気にすることなく
自分の思い入れとかで一番を決めてよいんじゃないでしょうか?
そうすれば、のぞく度に、美しい景色が目の前に広がってくれることと思いますよ。