小さいころから、あれが欲しいこれが欲しいと、いろんなものを欲しがって、それなりに手に入れてきた。
もちろん、手に入らないものの方が多いのだけれども、手に入れた時の気持ちは格別。
でも、しばらくすると、またほかの何かが欲しくなる。
これは、ボクだけじゃなくて、おおむね多くの人たちが感じる気持ちのようにも思う。
そのうち、ただ欲しがってるだけじゃだめだと悟って、自分から行動を起こすようになる。
頑張れば手に入ると誰かが教えてくれたのか、みんながそうしているからなのか、とにかく頑張るようになる。
頑張ると、ただ待っているだけよりも手に入る確率が増える。
でも、手に入らない時の落ち込みは、ずっと大きくなる。
ただ待っているだけでも、頑張って手に入れようとすることも、結局は永久の幸せを保証してくれるものじゃない。
ボクたちは、もう全部持っているんだ!
なんてことを、心から思えたらどんなに気楽に生きて行けるだろう。
そんなことを、こぐまのくまくんが気づかせてくれる。
『こくまのくまくん』 E・H・ミナリック ぶん /モーリス・センダック え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/9b/c7033dede42ddd3f7faa578feed09702.jpg)
センダックの絵が好きです。もちろんお話も。
『かいじゅうたちのいるところ』 『まよなかのだいどころ』 『ロージーちゃんのひみつ』 『きみなんかだいきらいさ』・・・・
どれもこれも、子どもの心の成長を見事に現している。
『こぐまのくまくん』も、かわいすぎるほどの絵がツタのからまる表紙の絵のなかに描かれている。
幾つかのお話があるけれど、最初のお話が「くまくんと けがわのマント」
ゆきがふっているさむいさむい日。
「なにかきるものがほしいよ」とねだるくまくんに、かあさんぐまがぼうしをこしらえてあげた。
喜んで外へ遊びに行った、くまくんは、すぐに帰ってきて
「さむいよう、きるものがほしい」
かあさんぐまは、今度はオーバーをこしらえてやりました。
「わーい」と外へ出て行ったくまくん、またすぐにっ戻ってきて
「なにかきるものがほしい」
かあさんぐまはもう一度くまくんにいいいものをこしらえました。ズボンです。
「わあーい」と飛び出していったくまくん。
またすぐに戻ってきて「なにかきるものがほしいよう」
「いいこと、おまえはぼうしをかぶって、オーバーをきて、ズボンをはいているのよ。このうえ、なにがほしいの?けがわのマントでもほしいっていうの?」
するとくまくん、
「うん。ぼく、けがわのマントがほしい」
かあさんぐまは、くまくんのぼうしをぬがせ、オーバーをぬがせ、ズボンをぬがせました。
「ほうら、けがわのマントなら、ここにありますよ」
「ばんざーい!これ、ぼくのけがわのマントだ。これで、もうさむくないぞ」
そして、最後はこう結ばれている。
「そして、ほんとに、もうちっともさむくなかったんですって。
なだかおかしいですね。」
うーん。
かあさんぐまとくまくんに、教わることが、たくさんある。
この絵本には、あと3つお話があります。
また紹介することがあるかもしれません。
もちろん、手に入らないものの方が多いのだけれども、手に入れた時の気持ちは格別。
でも、しばらくすると、またほかの何かが欲しくなる。
これは、ボクだけじゃなくて、おおむね多くの人たちが感じる気持ちのようにも思う。
そのうち、ただ欲しがってるだけじゃだめだと悟って、自分から行動を起こすようになる。
頑張れば手に入ると誰かが教えてくれたのか、みんながそうしているからなのか、とにかく頑張るようになる。
頑張ると、ただ待っているだけよりも手に入る確率が増える。
でも、手に入らない時の落ち込みは、ずっと大きくなる。
ただ待っているだけでも、頑張って手に入れようとすることも、結局は永久の幸せを保証してくれるものじゃない。
ボクたちは、もう全部持っているんだ!
なんてことを、心から思えたらどんなに気楽に生きて行けるだろう。
そんなことを、こぐまのくまくんが気づかせてくれる。
『こくまのくまくん』 E・H・ミナリック ぶん /モーリス・センダック え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/9b/c7033dede42ddd3f7faa578feed09702.jpg)
センダックの絵が好きです。もちろんお話も。
『かいじゅうたちのいるところ』 『まよなかのだいどころ』 『ロージーちゃんのひみつ』 『きみなんかだいきらいさ』・・・・
どれもこれも、子どもの心の成長を見事に現している。
『こぐまのくまくん』も、かわいすぎるほどの絵がツタのからまる表紙の絵のなかに描かれている。
幾つかのお話があるけれど、最初のお話が「くまくんと けがわのマント」
ゆきがふっているさむいさむい日。
「なにかきるものがほしいよ」とねだるくまくんに、かあさんぐまがぼうしをこしらえてあげた。
喜んで外へ遊びに行った、くまくんは、すぐに帰ってきて
「さむいよう、きるものがほしい」
かあさんぐまは、今度はオーバーをこしらえてやりました。
「わーい」と外へ出て行ったくまくん、またすぐにっ戻ってきて
「なにかきるものがほしい」
かあさんぐまはもう一度くまくんにいいいものをこしらえました。ズボンです。
「わあーい」と飛び出していったくまくん。
またすぐに戻ってきて「なにかきるものがほしいよう」
「いいこと、おまえはぼうしをかぶって、オーバーをきて、ズボンをはいているのよ。このうえ、なにがほしいの?けがわのマントでもほしいっていうの?」
するとくまくん、
「うん。ぼく、けがわのマントがほしい」
かあさんぐまは、くまくんのぼうしをぬがせ、オーバーをぬがせ、ズボンをぬがせました。
「ほうら、けがわのマントなら、ここにありますよ」
「ばんざーい!これ、ぼくのけがわのマントだ。これで、もうさむくないぞ」
そして、最後はこう結ばれている。
「そして、ほんとに、もうちっともさむくなかったんですって。
なだかおかしいですね。」
うーん。
かあさんぐまとくまくんに、教わることが、たくさんある。
この絵本には、あと3つお話があります。
また紹介することがあるかもしれません。
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