自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

手紙をもらう という事

2013-10-17 07:21:14 | ひとり言
昨年の事。


クラスにひとりの女性がいた。


明るくて、人への思いやりにあふれ、いつも笑顔で人に接している。


その裏側で、母親との葛藤に苦しみ、自分の原因不明の病に苦しんでいる。


その病による痛みが、どれほどのものなのか想像もつかないけれど、聞くところによると


「末期がんの患者さんが感じる痛み」なのだそうだ。


その痛みのせいで、受講を継続することができずに、いったん休学を余儀なくされている。


痛みは目には見えない。


ボクの母親も、リウマチの痛みでもうかれこれ40年近く痛みを抱えているから苦しみはよくわかる。



痛みに耐えながら、その女性の思いやりはとどまることがなく、同期の仲間たちへのねぎらいや愛情を今でも届け続けているのです。


話をすれば、ユニークで面白い。


上品でそつがない。


愛情にもあふれている。



そんな素敵な女性に、神は試練をお与えになった。



彼女から「手紙」を頂いた。


ボクが、彼女からいただいたものがあったので、そのお礼をしたまでのことだったのに、またそのお礼の手紙。


ボクが彼女に送ったのは、いつものお地蔵さんの絵にたったひと言添えただけのもの。


そして、彼女から受け取った手紙には、ボクへの承認の言葉が何枚にもわたって書かれていた。


涙が自然と溢れてくる。


ほんの少しだけ、ここに紹介する(YKさん、お許しを)



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今の私は

時に穏やかに笑い

時に痛みに泣き・・・・

でも、務めて普通に明るく暮らしています。

泣いても笑っても同じ一生であるのであれば

笑っている自分を歴史に残したい

と思っています。(偉人の気分・・・・


・・・・・・


日々の暮らしの中に幸せはたくさんあります。

秋の空・・・

少し乾いた風・・・

虫の声・・・

金木犀の香り・・・

そしてどんな自分も好きでいられる私・・・・


沢山のことに幸せを感じながら


痛みを超えてゆける自分を見つけました。


幸せは何時も自分の心の真ん中にあります。


・・・・・・・・・・・



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そして、ボクへのねぎらいの言葉や、励ましの言葉がこの何倍も続くのです。



何度読み返しても、彼女の温かさが伝わってくる。


想像もつかないほどの痛みを抱えているにもかかわらず、その優しさは運ばれてくる。



最近は、手紙を受け取る事なんかほとんどなくなった。


自分からだって書いていないのだから当然と言えば当然。


手紙は、その人の大切な想いが込められる。


手書きの文字は、やはり目に優しくて温かい。


彼女が、一日も早く快癒して、あの素敵な笑顔を見せてくれる日を祈っている。





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