自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ

2012-10-06 07:14:10 | ボクのクラス
自分の人生が、いったいどこに導かれているのかわからない。


明日何が待ち受けているのかわからない。


それが、幼いころのようなワクワクした明日ばかりではなく、不安で不安出たまらないという明日もある。


この、未知の世界に一歩踏み出していくのは、かなり勇気のいることなのかもしれない。


今、栗城史多さんが、無酸素でエベレストに挑戦中。


頂上からインターネットで、10億人とつながろうとしている。


前回の挑戦で跳ね返されたエベレストに、万全の態勢で臨んでいます。


>深くて青いこの空の奥は、山頂ではなく、宇宙と繋がっていることを改めて感じてます。本当にこの壁を無酸素で一人で登るのか。なぜ、僕はこんなに深くて青い空にこだわり続けるのだろうか。突き抜ける山を眺めながら想いを高めています。


山頂ではなく、宇宙とつながっている感覚。


こないだの木曜日のfacebookです。



なんだかすごい。




ここ数日でアタックするはずです。


ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』の主人公、バスチアン少年。



彼は、本を読みながらその物語が、自分に助けを求めていることに気づきます。


ファンタージエンと言う国の女王「幼心の君」が病に倒れ、亡国の危機に見舞われている。


その危機を救うのが「オマエだ」と何度も呼び続けられるのです。



呼ばれているのが自分だとわかっているのに、怖くてその呼びかけに答えることができないでいるバスチアン。


もしこんなことがあったら、ボクだったらどうなるだろうか?



実は、これは、「心の声を聴く」ことと同じなんだと思うのです。



自分の心の中から、何か強烈に訴えてくるものがある。



頭の中ではその声に気付いていても、フツウは


「そんな馬鹿な」


「無理だし」


「妄想妄想」


「それは出来っこない」


と言ったありとあらゆる言い訳によってその声を無視してしまいます。


でも、心の声は、決して悪意ではなく、その人の心の成長を願って声をかけ続けるのです。



ボクは、人生で何度もこの声に従ったことがあります。


もちろんそれ以上に、何度も無視してきました。



でも、その声を無視するわけにはいかないような状況になることが稀にあるのです。


その時に、一歩踏み出す勇気を使う。


今この瞬間にも栗城さんはC2(6400m)でキャンプを張っている。


冒険家は常に、自分の声に従っているように見える。


そしてそのことが、自らを成長させ、人々を感動させる。


バスチアン少年は・・・・読んだ人ならご存知ですね。


今日は、「自己成長のためのファンタジー講座」の最終回。


この『はてしない物語』を読みながら、勇気ある一歩をみんなで踏み出していきます。


考えてみれば、ボクがやっているどの講座もみんな、自分の心の声を聴いてあげるためのもののように感じる。


ファンタジー講座も、未来創造塾ゼミも、そして自己分析心理学講座も・・・・


自分に興味のない人なんて、きっとこの世にはいないでしょうからね。



あっ、間違えてもボクの心の声は「エベレストに登れ」とは言っていません。


富士山で満足しています。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-10-13 19:36:44
栗城君って
有名な登山家の言葉を引用するねぇ…

個人的にはかっこいいこというより
頂上たってほしい。

まいかい頂上でネット中継してイベントやりますみたいな発表するけで、登頂失敗してなんもやらずに終わるパターンになってるし

基本的なノーマルルートでも失敗してるのに、ここ二年はシシャパンマ南西壁とかエベレスト西稜とかあきらかに登れそうにないルートに挑戦して失敗している

背伸びして失敗するより頂上たって中継しろと言いたい
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