自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

鶴の恩返し

2015-12-17 07:16:09 | ひとり言
『カンブリア宮殿』という、テレビ東京の番組を知っている人は多いと思う。


ボクは、毎週録画しておいて、時間のある時に観ることにしている。


経済界の有名な社長さんが登場して村上龍がインタビューする。


単純なサクセストーリーではなく、そこに至るプロセスが語られるのが好きで観ている。


社長さんたちに共通しているのは、社会に役立ち、社員に役立つことを、懸命にやっていること。


先日観たのは、千葉県の不動産屋さん。


なんと、地域貢献のボランティアを300種類もやっている。


儲かったから、地域に還元しようとしているのではない。


地域貢献をするために、仕事をして儲けていると言っていた。


駅前の掃除から、交通整理、海外からの若者の教育、リタイアした人たちの活躍できる場づくり、エトセトラエトセトラ。


社員たちは、多い人は仕事の7割、少ない人でも5割がボランティア活動だという。


社員たちは「やらなければならない」、「やらされている」と言う仕事から、「人の役に立ちたい」と言う気持ちに変わっていくと言う。


それを観て、自分を振り返る。


やっぱり、根底には誰にも「人の役に立ちたい」と言う気持ちがあるような気がする。


それを、自己犠牲ではなく、喜びとしてやれたらどんなに素敵だろう。


最近、思うことがある。


この仕事を始めて約30年。


たくさんの人たちの人生に関わってきた。


そこで培った経験は、新しく出会った人たちとのかかわりに活かされ、またそれが経験となってきた。


それで始めたのが、今までは決してやらなかった、個人セッション。


ボクは、ずっとグループが好きで、個人向けはやらなかった。


極端に言うと、あんまり好きじゃなかった。


スタッフや、千桂子先生に「そろそろやったら」と促され、しぶしぶやりはじめのだけれど、思った以上にやりがいのあることだった。


そして、一人一人に、ダイレクトにかかわれる喜びがそこにあった。


カウンセリングで悩み解決でもないし、セラピーで癒してくわけではない。


ボクの得意分野は、教育分析。


「自分て一体誰なんだぁ?」を探していく。


夢や、物語がそれを教えてくれる。


自分と言う不可思議な存在を解き明かしていくような、ワクワクがある。


人生も終盤に差し掛かり、そろそろ気持ちも新たに、恩返しの気持ちでやっていけたらいいなぁ、と。


ちょっとおこがましいかもしれないけれど、もう少し、世の中に、社会に、そして出会う人たちひとりひとりに自分の羽を織り込んでいくような気持ちでいけたらいいなぁ、と思うのであります。


うむ、なんだか、来年の方向性が見えたような気がします。














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