ボクの個人的な興味を掘り下げるために、ゼミを開催している。
それも不定期で。
昨日は、久々の、そのゼミだった。
果たして、来てくれた参加者たちがどれほどおもしろかったのかは、まったくの謎だけれども、やっているボクは十分に楽しませてもらいました。
昨日のテーマは「千と千尋の神隠しを科学する」
なんで今このタイミングでジブリ作品かと言うと、以前から要望もあったし、日程がこの日しか取れなかったし、といろいろな理由があるけれど、、、特に大した理由はありません。
しいて言うならば、日本映画興行ランキングで、堂々と1位になっている、この作品が、なぜ1位なのかを自分なりに掘り下げてみたかったのです。
ボクは、以前にも書いたと思うけれども、漫画やアニメが得意ではない。
さらに、原作のある映画は、原作のイメージから離れてしまうことが多いので、敬遠することも多い。
そういった意味合いで、ジブリのスタンダード作品の映画にはできるだけ触れたくない。
最近の『思い出のマーニー』も、『仮暮らしのアリエッタ」も、『ゲド戦記』も、、、、
見たら、ボクが本で読んだイメージが壊れてしまう。
イメージは、それぞれ個人の中で生命力を持って生きていますからね。
まぁ、そんなこんなの理由で、ボクが観たことのあるジブリ作品は、ほんの少ししかない。
でも、その数少ない鑑賞したジブリ作品の中で、この『千と千尋の神隠し』は、とても面白かった。
こういったファンタジー作品は、ユングが示す人間の普遍的心理構造に見合っている。
そういう物語は、ボクたちの心の成長を示すマップであり、ガイドでもあるのです。
主人公を通して、読み手であるボクたちの心の成長を促してくれるということ。
今回ボクが特に興味を持ったのは、「時間」
千尋と両親が、この不思議な街に紛れ込んでから、2泊3日のお話なのだけれども、元の車に戻った時には、周りが草ぼうぼう。
つまり現実の時間は、2泊3日どころではなかったということ。
時を刻む「時間」はクロノスの時間と言う。
今日は、2014年の11月4日、そして時間は朝の何時何分、、、、といった具合。
特定する必要のある時に使う「時間」。
それに対して、カイロスの時間と言うのは、恋に落ちた「とき」、とか、幸せな「とき」、と言った具合。
このカイロスの時間には、長さではなく、そこに「質」があり「奥深さ」がある。
楽しいときの1時間はあっという間に過ぎてしまうけれども、同じ1時間でも退屈なそれは、ものすごく長く感じる。
千と千尋は、ボクが観る限り、ざっと40日ほど経過している。
それも、ちゃんと宮崎さんは、さりげなく、たぶん誰にも気づかれないように映像の中で仕掛けている。
映画では見落としてしまう「時間の流れ」を、ちゃんと描いているのです。
ボクにとって、昨日の2時間のゼミは、あっという間の出来事だった。
この非日常の中に身を置くことで、ボクたちの心は豊かになっていくってこと。
こういう時間を過ごせるのって、しあわせです。
次回のゼミは、年に2回だけ行っている「エニアグラム」のワークショップ。
初めて「タイプごとの相性」に、チャレンジします。
エニア好きな方、どうぞお集まりください!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a3/34c26f64143aaf336b62d2f402714148.jpg)
それも不定期で。
昨日は、久々の、そのゼミだった。
果たして、来てくれた参加者たちがどれほどおもしろかったのかは、まったくの謎だけれども、やっているボクは十分に楽しませてもらいました。
昨日のテーマは「千と千尋の神隠しを科学する」
なんで今このタイミングでジブリ作品かと言うと、以前から要望もあったし、日程がこの日しか取れなかったし、といろいろな理由があるけれど、、、特に大した理由はありません。
しいて言うならば、日本映画興行ランキングで、堂々と1位になっている、この作品が、なぜ1位なのかを自分なりに掘り下げてみたかったのです。
ボクは、以前にも書いたと思うけれども、漫画やアニメが得意ではない。
さらに、原作のある映画は、原作のイメージから離れてしまうことが多いので、敬遠することも多い。
そういった意味合いで、ジブリのスタンダード作品の映画にはできるだけ触れたくない。
最近の『思い出のマーニー』も、『仮暮らしのアリエッタ」も、『ゲド戦記』も、、、、
見たら、ボクが本で読んだイメージが壊れてしまう。
イメージは、それぞれ個人の中で生命力を持って生きていますからね。
まぁ、そんなこんなの理由で、ボクが観たことのあるジブリ作品は、ほんの少ししかない。
でも、その数少ない鑑賞したジブリ作品の中で、この『千と千尋の神隠し』は、とても面白かった。
こういったファンタジー作品は、ユングが示す人間の普遍的心理構造に見合っている。
そういう物語は、ボクたちの心の成長を示すマップであり、ガイドでもあるのです。
主人公を通して、読み手であるボクたちの心の成長を促してくれるということ。
今回ボクが特に興味を持ったのは、「時間」
千尋と両親が、この不思議な街に紛れ込んでから、2泊3日のお話なのだけれども、元の車に戻った時には、周りが草ぼうぼう。
つまり現実の時間は、2泊3日どころではなかったということ。
時を刻む「時間」はクロノスの時間と言う。
今日は、2014年の11月4日、そして時間は朝の何時何分、、、、といった具合。
特定する必要のある時に使う「時間」。
それに対して、カイロスの時間と言うのは、恋に落ちた「とき」、とか、幸せな「とき」、と言った具合。
このカイロスの時間には、長さではなく、そこに「質」があり「奥深さ」がある。
楽しいときの1時間はあっという間に過ぎてしまうけれども、同じ1時間でも退屈なそれは、ものすごく長く感じる。
千と千尋は、ボクが観る限り、ざっと40日ほど経過している。
それも、ちゃんと宮崎さんは、さりげなく、たぶん誰にも気づかれないように映像の中で仕掛けている。
映画では見落としてしまう「時間の流れ」を、ちゃんと描いているのです。
ボクにとって、昨日の2時間のゼミは、あっという間の出来事だった。
この非日常の中に身を置くことで、ボクたちの心は豊かになっていくってこと。
こういう時間を過ごせるのって、しあわせです。
次回のゼミは、年に2回だけ行っている「エニアグラム」のワークショップ。
初めて「タイプごとの相性」に、チャレンジします。
エニア好きな方、どうぞお集まりください!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a3/34c26f64143aaf336b62d2f402714148.jpg)
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