自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

経済学者ケインズの言葉は まるで心理学者

2013-07-14 07:14:02 | ひとり言
今朝の日経新聞の一面。


「脱デフレ 生みの苦しみ」と言う表題で、15歳の女の子が初めて経験した「値上げ」の体験が書かれている。


なんでも、お父さんの誕生日祝いに買おうとしたケーキが、140円から150円に値上がりしていたのだそうだ。


その子は「10円くらい」とは思わずに、家族の「バターの値が上がったら」と言う言葉にも釈然としなかったそうだ。


彼女にとっては、日本のモノの値段が値下げはあっても「値は上がらない」15年を生きてきたということらしい。


この女の子が初めて感じる値上げについて、「15年のデフレの終着点なのだろうか」と記事は書いている。


その中で、イギリスの経済学者ケインズの言葉が紹介されている。


「この世で難しいのは、新しい考えを受け入れることではなく、精神の隅々にまで根を張った古い考えを忘れることだ」


全くもってその通り。


新しい事柄には「興味や関心」を持ちさえすれば、すんなり受け入れることができる。


でも、一度身に着けてしまった価値観は、そう簡単に手放すことはできやしない。


いくら、その価値観を手放したいと思っても、いつまでもまとわりついてくるのだ。


自分を見つめる作業は、こういった、自分にとってもはや必要ではなくなった価値観をいかに手放していくか、につながる。


自分が知らないうちに、自分の価値観にがんじがらめになってしまっていることが多いのです。


この15歳の女の子は、この出来事を通してどんな新しい価値観を身に着けるのだろうか。


できるなら、柔軟な自分に役立つ価値観を身に着けてられるといいのだが。。。。


そんなことを言っているボク自身も、「潜在意識に潜ませてしまった『消極的要素』を『更改』する(中村天風)」訓練の日々。


ネガティブで消極的な考えが浮かんでしまうのは、消極の種が処理されないままに潜在意識に残ってしまっているから、と言うのが天風氏の理論なのです。


これ、なかなかいいんですよ、ほんとに。


昨日の「未来創造塾ゼミ」で、参加した皆さんにも紹介しましたが、これ、ボクにはとても合っているようです。


今日は、まだ経験したことのない、全く新しい一日。


「知っている過去」から情報を集めるではなく、新しい出会いを楽しんでまいります。





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