自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

冬グロース もう一回二日目

2008-01-09 16:40:08 | グロースキャンプ
正月も終わり、仕事が始まります。

元旦に「富士山」の美しい姿をみて、気持ちのよいスタートを切ることが出来ました。

でもやり残しの仕事が山積み・・・・。

冬グロース2日目を、まだアップしていませんでしたね。

冬グロの、メイン実習は、スキーを始め、「ナイトハイク」、「オリエンテーリング(雪原でのアクティビティ)」、「スキーによる自分表現」・・・と、盛りだくさんですが、もうひとつ大切な実習があります。

それは「シークレットサンタ」
この実習は、ボクたちにとって(たぶん子ども達にとっても)たまらなく幸せな気持ちを味わうことが出来る実習です。

初日に、ロッジの到着後、一人ひとりのネームーカードが入っている箱を用意します。

「これから、この箱の中にあるネームカードを一人ずつひきます。そして、そのカードに書いてある人の素敵なところを見つけるサンタクロースになりましょう。もちろん、その人にはわからないように・・ね。」

子どもたちはワクワクしてカードを引いていきます。
みんなの目がキラキラする瞬間です。



1年生や2年生は、思わず誰のカードを引いたのか分かってしまうようなリアクションをしてしまいます。
でも、それでも一生懸命2日間、サンタクロースになって素敵なところを一生懸命に探します。

2日目の夜、食事も終わった後にセミナールームに集合です。

最初のシークレットサンタが、正面に出てきます。
今回の始まりは、なんと一年生のケンイチロウでした。

「ケンイチロウは、誰のサンタさんになったのか?」

ケンイチロウは、ニコニコしながら
「ダイチーィィィ」とおどけて名前を呼びました。

5年生のダイチは今回の「サンバカ」の一人。
「オレッ?」とか言いながら、照れくさそうに登場です。

ケンイチロウから、ダイチにキャンドルが渡されます。
そして、「ステキなところ」が伝えられます。

ケンイチロウは、頭をカキカキ
「・・・・フフフフフ・・・・・エットー・・・

   ダイチ君だったところ・・・・」

全員大爆笑です。

その後は、次々にみんなからダイチのステキなところが伝えられていきます。

「おもしろいところ」
「ボケキャラのところ」
「みんなをなごませてくれるところ」

聞いているだけで、心がホンワカとあったかくなってきます。

今回は更にスペシャル。

事前にお母さんやお父さんたちに、子どもへの承認の手紙を用意してもらいました。
ボクの手元にある手紙を、子どもたち一人ひとりの許しを得て、みんなの前で読ませてもらいました。

手紙のことを知らせると、少しびっくりした様子。
それでも、ボクが読み始めると、神妙な顔つきで聞いていました。
読み終えたとき、ダイチは照れくさそうに、
「うれしかった・・・」と伝えてくれました。




ほとんどの子どもは、親から手紙をもらうのが初めてだったようです。

どの子どももみんな、とってもうれしそうでした。

イントラは、みんな「うるうる」でした。

全員の承認が終わったとき、セミナールームはとてもあったかい部屋になっていて、だれもがみんなとても優しい気持ちでイッパイでした。

お互いを承認することってとってもステキなことですが、なかなかチャンスがありません。

何年か前、グロースに参加したことのあるコージ君(当時は小学校6年生)が、サッカーの合宿に参加したときのことです。
父親のMさんも、顧問として一緒に参加していました。

その日の練習が終わり、ミーティングが始まります。

どの子どもから出てくる言葉も、全部反省と後悔の言葉ばかり。
全体の雰囲気が暗くなりました。

そのとき、普段はほとんど口を利かないコージ君が、おもむろに話し始めました。

「悪かったところとか、なおしたいところの話も大切だけど、それよりも、みんなで、よかったところを話そうよ」

この言葉は、みんなの心にステキな光を与えました。

お互いが、お互いを認め合い始めたのです。

コージ君が、グロースで体験した、「承認すること」
しっかりと、彼に日常で活かしてくれていたようです。

この場面を見ていたMさん。
もちろん涙がイッパイで困ったそうです。

きっと誇らしかったでしょうね。

グロースは、「自分で決めて、自分で行動して、自分で欲しい結果を創りだす」場所です。

そしてどんな結果であれ、お互いを承認していきます。
「自分で決める」けど、一人ぼっちじゃない。
「自分で行動する」けど、孤独じゃない。
「自分で欲しい結果を創りだす」けど、喜びや悲しみは、みんなで共有します。

二日目も修了。

最終日は、いよいよ、スキーで「自分表現」です。

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