自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記 「 あそぶ、ころぶ、わらう 」

2015-09-11 07:04:50 | グロースキャンプ
サポーターゲームが終わり、17:00から、高原でのバーベキューが始まる。


でも、今回はサポーターゲームが早く終わったため、子どもたちは思い思いに遊んでいる。


ボクは、と言うと、銅像広場から、テントを張る場所までの急斜面を見ながら、思い出していた。


25年前、初めて子どもたちをこの場所に連れてきた。


見渡す限りの十勝平野に感動する間もなく、子どもたちが、急斜面を駆け下り始めた。


10メートルほどの斜面だけれども、走り出した途端に、足が追いつかなくて転倒する。


それも、ものすごい勢いで転がってしまう。


ケロッとして立ち上がるものの、本人もびっくりしている。


北海道のオヤジがそれを見て、


「 都会っ子は、情けねぇなぁ 」 と笑っていた。


ボクも一緒に笑ったけれど、でも、同時に腹も立った。


都会っ子、バカにされたぞ!って。


近くに、TKMがいる。


「 ここ、走って降りてみな 」


TKMは、すぐに走り降りる。


でも、姿勢は後傾で、恐る恐る降りている。


「 TKM、走るんだよ、走るの 」


すると、素直なTKMは、思い切って走り降りる。


斜面の途中で、遂に足がついていかなくなって、まるでマンガのように転がっていく。


起き上がったTKMは、満面の笑顔。


またすぐに戻ってきて、走り降りる。


また転ぶ。


高原に、みんなの笑い声が響き渡る。


JNYが、やりたそうにしている。


やってみると、やっぱりコロコロと転がってしまう。


次々に挑戦者?が現れて、みんな走って降りる。


もうこうなると、転がらずに降りると、ブーイングが起きるほど。


ちょっと心配になるほどの大転倒なのだけれど、だれもけがなどしない。


思いっきり本気で遊んでいるからか、笑い声ばかり。


グロースは、プログラムとプログラムの間の、ほんのちょっとした時間に始まる遊びが、オモシロイ。


そして、それがいつか定番の遊びになっていく。


泥だらけになって、はぁはぁ言いながら走り、そしてみんなで笑う。


自然とひとつになっていく。


そろそろハラがへった。


高原のバーベキューが始まる。



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