自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記 「 キャンプファイヤーと承認 」

2015-09-12 08:03:40 | グロースキャンプ
山下のオヤジが、特上の牛肉を持ってきてくれた。


トウモロコシ、イモ、焼きおにぎり、焼き肉、それから山下のオヤジ特製ヤキソバ。


今年は天気もいいし、高原で十勝平野を見て、山々を眺めながら、、、、そして、子どもたちがいる。


ボクは、何度もこんな時間と空間を味わわせてもらっている。


しあわせを感じる瞬間だ。


たらふく食って、いよいよ、マキを組む。


子どもたちに、順番に木を運んでもらって、組んでいく。


ボクが大好きな、「 火 」


ずっと、火の番をしていたいほどに、火を見ているのが好きだ。


毎年、ラストイヤーの子どもに点火してもらっている。


4人の子どもたちが差し入れる火が、まきに燃え移り、やがて夕暮れの迫る天に向かって炎があがる。





承認の時間の始まりだ。


先ずはグループごとに、「 ありがとうの実習 」


「 いつも面白いこと言ってくれて、ありがとう 」


「 なくした時に、一緒に探してくれてありがとう 」


「 やさしくしてくれてありがとう 」


そここから笑い声や、鼻をすする音が、夕闇に広がっていく。


高原は、少し曇っているけれど、寒くもなく( 毎年この時間は寒さで震える )、とても気持ちがいい。


そして、最後は、一人一人を承認していく時間。


サンテナーに乗った子どもを、イントラが承認していく。


子どもよりも、イントラが感激して泣いている。


そしてラストイヤーの子どもたちも、涙を隠そうともしない。


「 ○○ちゃんと一緒にグロースに来れて、たのしかったひとぉ? 」


「 ハーーーーーイ!! 」


そこにいる全員が、たったひとりの、その子どもを承認する。


やんちゃなあいつたちも、神妙な顔で聞いている。


ほめられるのではなく、承認されること。


それは、似ても似つかないほどの、全く別の体験。


自分がそこにいる意味や価値を実感していく。


ボクが、とても大切にしている時間だ。


この高原で初めてキャンプファイヤーをしたときに、ボクは泣いた。


声を出して泣いた。


ただただ、グロースを実現できて、うれしかったんだと思う。


そんな自分を、認めてあげられたんだと思う。


全てが終わってから、ラストイヤーの4人から、手渡されたメッセージカード。


部屋で読みながら、やっぱり泣いてしまった。


与える側なのに、与えられてしまう。


ありがとう、キミたちのやさしいこころ。



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