自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

早朝の月参り

2013-06-17 08:44:03 | ひとり言
17日は、父の月命日。


5時過ぎに家を出て、鶴見総持寺まで行ってきました。


早朝に行く理由はただ一つ。


国道が空いているから。


本堂からの朝の読経が聞こえてくるなか、父親とご先祖様にごあいさつ。


お墓の前で泣くこともないし、ここにいないという事も重々承知はしているけれども、なぜか墓の前に佇むと心が澄んでいく。


時折聞こえる鐘の音とともに、心の奥底から何かが聞こえてくるような気がする。


呼吸がゆったりとしてきたときに、ふとあのしわがれ声の父親の声が聞こえてくる。


「おまえさんの好きなように、やりゃあいいんだよ」


線香が半分ほど燃えたころに、お墓をあとにして本堂へ。


本堂には、100人以上の僧侶が集って、朝のお勤めをしている。


何度も立ちあがり、何度も平伏する。


五体投地のような、あいさつが何度も続く。


透き通った鐘の音がするかと思うと、腹の底に響く太鼓の音。


合唱のような読経を聴いていると、非日常世界に自分がいるような不思議な気持になってくる。


そして、また思う。


「素直さが一番いい」


早朝の総持寺には、お年寄りが散歩や体操、太極拳などを楽しんでいる。


のどかで、穏やかな時間。


月曜日


いい始まりができた。

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