自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2009グロースセミナー3日目-②

2009-08-19 14:06:47 | グロースキャンプ
いよいよ出発という時になって、コトハがまた泣いています。

すぐそばで、同じグループの3年生まりあが泣いています。


初参加でも、まりあはひょうひょうと実習をやり遂げてきました。
でも、泣いています。
泣いているのは、意外でしたが、いつも気づくとまりあは親指をしゃぶっています。

やはり、まりあなりに頑張ってきていたんでしょう。




自転車に乗ってサイクリング・・・・という、簡単なものではないことを、初参加のまりあは、ひしひしと感じたんだと思います。

中村さんの奥さんが、二人に
「頑張って走るんだよ!」
と励ましてくれています。

泣きながら・・・・でも、二人は、ちゃんとスタートしました。



このグループのリーダーはまりえ。
あとは、ケンイチロウとカズホ。
初参加の中学1年生のミツキ。

マリエしかこのグループを引っ張れなかったかもしれません。
ミツキは、初参加ながら、マリエをしっかりサポートしてくれていました。


5つのグループに、ありったけのサポートをつけます。
安全であることを第一に、ゆっくりと下りていきます。
とにかくサポーターは、でかい声で叫び続けます。

「ブレーキーーーー!イチ・ニィ・サン!今度は、はなしてぇ――――!!イチ・ニィ・サン!」

この繰り返しです。

約3㎞ほどの急坂を、この調子で行きます。


最終組でスタートしたボクは、坂の途中で止まっているグループを発見しました。

みすずのグループです。
かたまりの中心にいるのは・・・・キキです。



声を上げずに、唇をかみしめながら泣いています。
大粒の涙がほほを流れています。

「どうした?」
ボクは小さな声でイントラに聞きます。

「坂が怖いらしくて・・・・、でも、大丈夫です、キキはやります」

グループが一つになって、励ましたり、慰めたりしています。

このグロースが始まったころは、1年生がこの坂を下りるなんてありえない事でした。
そもそもブレーキに手が届かない子どもばかりでしたから。



それでも・・・・、キキはまたチャレンジし続けます。
スタートしました。
怖い自分をチャレンジして乗り越えていく姿に感動です。


本当にすごい!

子どもたちの、この一瞬の決断が自分の新しい道を開いていきます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿