自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『坂の上の雲』司馬遼太郎

2010-03-26 06:36:23 | おもしろかった本
今年の正月に買い込んだ『坂の上の雲』

ついに読破しました。


いやぁ、長かったぁ。



明治維新後の日本。


日清日露戦争を3人の主人公を軸に語られた、長編小説です。



秋山好古、秋山真之、正岡子規



ボクは、学生時代に暗記式の勉強だったので、その知識が頭の中にほとんど残っていません。


高校時代は、どういうわけかその方式が見事に当たって、人生の中でずば抜けて成績が良かった。

テニスもインターハイベスト4ですから、文武両道ってわけで、何を狂ったか、3年の秋に突然受験すると言い出して、親を困惑させた覚えがあります。


受験用の大手の塾に行って、一日目の英語の時間にその時の講師が、「このテキストぐらいは辞書なしで読めるくらいになっているはず」というひと言で挫折。


何とも情けなく、甘い自分に呆れてしまった記憶です。


そんなボクですから、日本史など興味もなく試験対策で暗記した程度ですから、この『坂の上の雲』を読んで、明治維新から日本がどんなふうに国際舞台に登場したのかをしり、衝撃的でした。


そぼ降る冷たい雨の一日で、最後の第7巻を読み終えた満足感と同時に、今の日本があの時代を生きた人たちの、尊い犠牲や国家を愛する気持ちの上で成り立っていることに、感動しています。


それにしても、この小説は、5年間も新聞連載されたらしく、その為の準備にも5年以上かけたという事ですからものすごい情報量とその調査力に感服。


ようやく、買い込んだまま、デスクに積み重なっている児童文学を読み始めます。



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