年末一時帰宅していた母親ですが、急な発熱で、病院に逆戻り。
38度までに上がった熱のせいで、がたがたと体が震えていました。
「まるでコントみたいだねぇ」と、自嘲するほどにがたがたと。
これは尋常ではないと思い、即病院へ行ったのですが、正月ですから当然当直医。
若いそのお医者さん、腕を組みながら、熱も測ろうともせずに
「気持ち悪くは無い?」
「インフルエンザだったら帰ってもらわなきゃならないんだけど」
語りかけるだけ。
インフルエンザ検査のために、鼻に綿棒を入れる時でさえ、からだには一切手を触れようとはしない。
片腕組んだままなんですよ!
「コラァ、コノヘッポコイシャ!オマエハイクラワカイトハイエ、イシャノハシクレダロ!イシャハ、カンジャヲアンシンサセルタメニイルンダ。ドラマノイシャハ、チャントサワッテルゾ!イクラショウガツノバイトダカラトイッテ、テヲヌイタラショウチシナカラナ!」
と、思い切りどやしつけてやったのであります・・・・心の中でですが。
結局、インフルエンザではなく原因不明(ちゃんとした検査ができないので)のまま、病院の自分のベッドへ。
抗生剤を点滴でしばらく続けたら、一日もしないうちに、元気回復。
「冷蔵庫にね、あの、チュウーチュウーすうやつあるでしょ」
・・・ワカラナイ・・・
「ほら、あんたがずっと前に買ってくれたチュウーチュウーするの」
「あー、ゼリーみたいなやつ?」
「そうそれ、それからね、梅干しとね、ブラシ」
「わかった」
「あっそれとね、耳かき」
「わかった」
「あとね」
「まだあんの?」
「元気になったから、もう一度外泊できないかねぇ」
「まだ無理なんじゃない?」
「あー、ビスケットがね、冷蔵庫に入ってるから。」
「わかった」
「この人よく出るねぇ」
「えっ?」
「さっきの人」
テレビをイヤホンで聞きながら、ボクとは話しをするもんだから、時折意味不明。
「数の子買ったのに、もったいなかった」
「仕方ないじゃん」
「あのしゃけの漬けたやつも・・・」
「また買ってきてあげるから」
「あっ、あとね、タオルケット、洗ったまま置いてあるでしょ」
「わかった」
「それからね、醤油とマヨネーズ、ここのご飯は味しないからねぇ」
「・・・わかった・・・・もういいでしょ」
一昨年まで何度かシリーズで紹介していた「ばばファンタジー」を思い出します。
でも、これだけ話せればもう大丈夫。
結局三が日を家で過ごすことは叶わなかった母親ですが、自分流が再び戻ってまいりました。
『注文の多い料理店』では、若い紳士が顔がくしゃくしゃになったまま終わります。
でも、この注文の多いばぁばは、くしゃくしゃの笑顔です。
2013年の年末に米寿を迎えます。
もう少し、生きていてくださいね、お母さん。
38度までに上がった熱のせいで、がたがたと体が震えていました。
「まるでコントみたいだねぇ」と、自嘲するほどにがたがたと。
これは尋常ではないと思い、即病院へ行ったのですが、正月ですから当然当直医。
若いそのお医者さん、腕を組みながら、熱も測ろうともせずに
「気持ち悪くは無い?」
「インフルエンザだったら帰ってもらわなきゃならないんだけど」
語りかけるだけ。
インフルエンザ検査のために、鼻に綿棒を入れる時でさえ、からだには一切手を触れようとはしない。
片腕組んだままなんですよ!
「コラァ、コノヘッポコイシャ!オマエハイクラワカイトハイエ、イシャノハシクレダロ!イシャハ、カンジャヲアンシンサセルタメニイルンダ。ドラマノイシャハ、チャントサワッテルゾ!イクラショウガツノバイトダカラトイッテ、テヲヌイタラショウチシナカラナ!」
と、思い切りどやしつけてやったのであります・・・・心の中でですが。
結局、インフルエンザではなく原因不明(ちゃんとした検査ができないので)のまま、病院の自分のベッドへ。
抗生剤を点滴でしばらく続けたら、一日もしないうちに、元気回復。
「冷蔵庫にね、あの、チュウーチュウーすうやつあるでしょ」
・・・ワカラナイ・・・
「ほら、あんたがずっと前に買ってくれたチュウーチュウーするの」
「あー、ゼリーみたいなやつ?」
「そうそれ、それからね、梅干しとね、ブラシ」
「わかった」
「あっそれとね、耳かき」
「わかった」
「あとね」
「まだあんの?」
「元気になったから、もう一度外泊できないかねぇ」
「まだ無理なんじゃない?」
「あー、ビスケットがね、冷蔵庫に入ってるから。」
「わかった」
「この人よく出るねぇ」
「えっ?」
「さっきの人」
テレビをイヤホンで聞きながら、ボクとは話しをするもんだから、時折意味不明。
「数の子買ったのに、もったいなかった」
「仕方ないじゃん」
「あのしゃけの漬けたやつも・・・」
「また買ってきてあげるから」
「あっ、あとね、タオルケット、洗ったまま置いてあるでしょ」
「わかった」
「それからね、醤油とマヨネーズ、ここのご飯は味しないからねぇ」
「・・・わかった・・・・もういいでしょ」
一昨年まで何度かシリーズで紹介していた「ばばファンタジー」を思い出します。
でも、これだけ話せればもう大丈夫。
結局三が日を家で過ごすことは叶わなかった母親ですが、自分流が再び戻ってまいりました。
『注文の多い料理店』では、若い紳士が顔がくしゃくしゃになったまま終わります。
でも、この注文の多いばぁばは、くしゃくしゃの笑顔です。
2013年の年末に米寿を迎えます。
もう少し、生きていてくださいね、お母さん。
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