衣替えである。
「ほら、薄手のブラウスがあるでしょ。あれ、持ってきてほしいの」
施設暮らしの母親は、自分の衣服のほとんどを未だにマンションに置いてある。
そして、その量たるや驚く程。
女性だから、当然といえば当然なのでしょうが、昨年の冬に向けた衣替えの時も結構大変だった。
少し大きめのダンボール箱に、「薄手のブラウス」は、溢れるほどになった。
施設に持って行き、母親の部屋で選別。
「あっ、それは今の季節にいいわね。」
「それはいる」
「それはもういらない」
「それはシワにならないからいいわよね」
「あら、こんなところにはいってたのね」
「赤のブラウスがないわねぇ」
「それは首が苦しいのよ」
「これはいいものなんだけれど、もう着ることもないかしら」
ここに書いた何倍もの「独り言」を聴きながら、ボクはひたすら選別をし続ける母親につきそう。
大正生まれの母親は、「物を大事にする」のはあたりまえ。
「もう着ない」ブラウスも、「捨てる」ことはしないのである。
「もったいないからねぇ」
施設からの帰り道は、ブラウスを入れていったダンボールに溢れるほどの冬物を入れた。
また、秋冬の衣替えも元気に迎えさせてあげたい。
「ほら、薄手のブラウスがあるでしょ。あれ、持ってきてほしいの」
施設暮らしの母親は、自分の衣服のほとんどを未だにマンションに置いてある。
そして、その量たるや驚く程。
女性だから、当然といえば当然なのでしょうが、昨年の冬に向けた衣替えの時も結構大変だった。
少し大きめのダンボール箱に、「薄手のブラウス」は、溢れるほどになった。
施設に持って行き、母親の部屋で選別。
「あっ、それは今の季節にいいわね。」
「それはいる」
「それはもういらない」
「それはシワにならないからいいわよね」
「あら、こんなところにはいってたのね」
「赤のブラウスがないわねぇ」
「それは首が苦しいのよ」
「これはいいものなんだけれど、もう着ることもないかしら」
ここに書いた何倍もの「独り言」を聴きながら、ボクはひたすら選別をし続ける母親につきそう。
大正生まれの母親は、「物を大事にする」のはあたりまえ。
「もう着ない」ブラウスも、「捨てる」ことはしないのである。
「もったいないからねぇ」
施設からの帰り道は、ブラウスを入れていったダンボールに溢れるほどの冬物を入れた。
また、秋冬の衣替えも元気に迎えさせてあげたい。
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