自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

シンギングボール

2008-06-24 18:34:43 | ボクのクラス
今年の夏の、クエストのイベントは「響き・鼓動」

アーティストの長屋和哉さんをお招きして、真鍮やチベット仏具の楽器を一緒に演奏しながら、表現アートセラピーを体験していきます。

そこで「シンギングボール」のお話。

要するにこれは「おりん」

ほら、仏壇の前に置いてある例の「チーン」です。

でも、ただの「チーン」じゃないんですよ。

サイトで聴いてみたところ、荘厳な響きでした。

本物を見てみたい、触れてみたい…と、いろいろと探していたら(ネットの販売はたくさんあったのですが)、ようやく見つけました。

西麻布にある「アートギャラリー・ノルブリンカ

朝電話したら、「今日はお休みなんですが、ぜひいらしてください。お待ちしています」と、とても明るい声で応対してくれました。
気を良くしたボクは、千桂子先生をつかまえて、早速行ってまいりました。

なんと、気持ちの良いギャラリーだったこと!!

お店の秋山さんという女性がお迎えしてくださって、ついた早々に一人の女性を紹介してくれました。

「こちらは、ネパールから帰ってきたばかりのKさん。ご主人はチベットのリンポチェ(高僧)なんですよ」

びっくりです。Kさんは日本人。
いったいどうやって、出会い結婚したんだろう。

今回は、Kさんがスーツケース2つにいっぱいシンギングボールをつめて運んできたそうです。
(まるで何かの運び屋のようだったと・・・)

お土産屋さんで販売しているような仏具とは違い、5つの金属(鉄、銅、すず、水銀、鉛)を使ったものは、音色も響きも全く違うそうです。

ボクたちは、お休みのギャラリーの中で、梅雨の合間の気持ちの良い陽ざしを受けながら、ひたすらシンギングボールを奏でました。

なんてね、そう簡単に音は鳴ってくれないんですよ。

ボールの外側を「Gong Beater」と呼ばれる木の棒でこすります。
すると、不思議な音が響き渡るんです。

なんとか、音が出てもすぐに消えてしまう。
なんだか、ボクの心を試されているみたいな体験でした。
みごとに響いてくれるボールもあれば、何の反応もしてくれないボールもあります。



ボールの中に水を入れて響かせると6角形の波紋が広がるそうです。
ボクたち人間の体は8割が水。

つまり、このシンギングボールを響かせるたびに、ボクたちの体の中にものすごいことが起きているってわけですね。

今、クエストに二つのシンギングボールが来てくれました。

「Kさん、もしかして、いや当然、お経あげられますよね?」
「はい、まあ・・・」
「あの、ワークショップに来ていただいて、チベット語のお経あげてくれないですか?」
「えーっ、そんな・・・」
「素敵じゃない、素晴らしい、行ってくればいいじゃない」とお店の秋山さんが後押ししてくれました。

実現できるかどうかはまだわかりませんが、不思議な、そして素敵な出会いを体験してきました。

長屋さんは、持っているシンギングボールを全部、ワークショップに持ってきてくれるそうです。
参加者全員で奏でるハーモニーは、いったいどんなドラマを作り出すのでしょうか?
そして、そこに響き渡るチベット語のお経・・・
なんだか、わくわくします。


参加募集は定員まであと半分
お早めにお待ちしています。





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