豊橋の路面電車を撮影してから 手持ちの路面電車画像を整理する意味も含めて このブログにアップしてみることにします。 なにゆえ 撮影時期がまちまちなので リアルタイムなものではありませんが まずは地域ごとに整理したうえで撮り溜めた画像の中からカタログ的に紹介していこうと思います。
まず初めは 函館の路面電車を取り上げる事に・・・・。
函館の路面電車は公営交通で 正式には函館市企業局交通部というらしい・・・・。工場長としては以前の函館市交通局といったほうがしっくりくるのですけれど・・・・。
それではいきます・・・・・
710形 721号・・・・1961年 新潟鐵工所製・・・・・。 かつては函館の主力電車でした。 当地 函館だけではありませんが 路面電車には全面の車体広告がつきもの・・・・ カラフルなカラーリングも合わせてご覧いただければ幸いです。 また この広告も数年単位で切り替わっていくものなので 現在は既に異なったカラーを纏っている車両があるかもしれません・・・・。
全国区(というより世界的?)の企業広告・・・・コカ・コーラ塗装。 当然ながら赤一色でした。
800形 810号・・・・・1964年 新潟鐵工所製・・・・・。こちらもお馴染み「BOOK OFF」号。
2000形 2001号・・・・・ 1993年 アルナ工機製・・・・・。 企業広告には地域性のあるものも多いので 旅人としては それを眺めているだけでも楽しいものです・・・・。
この2000形は 27年ぶりに投入された新型車両。 函館市最初のVVVF制御、カルダン駆動を採用した近代的な車両です・・・。 但し北国という事からか冷房装置はありませんでした・・・・。
3000形 3001号・・・・・前掲の2000形と同時に登場。 こちらは冷房装置を搭載、回生ブレーキ装備の電車・・・。函館は坂の街なので回生ブレーキは有効なのでしょう。 撮影時にはJR北海道の広告電車として走っていました。 良く見ると車体側面が789系 スーパー白鳥号の絵が描かれています・・・・。
こちらは801形を車体更新して新たに8000形として登場したもので 1993年 アルナ工機製。更新車という事で足回りは従来の吊りかけ駆動のままで活躍中・・・・・ 御当地の航空会社である AIR DO の広告が北海道らしさ?を演出しているような・・・・ちょっとイイ感じ?
最後は 観光用として使用されている30形 37号・・・・通称「箱館ハイカラ号」。 函館市市制施行70周年事業の一環として1993年にササラ電車(除雪用電車)として残っていた車両を復元改造したものだそうです・・・。 元は1910年 天野工場で製作、千葉県成田市で活躍していたものを1918年に函館に譲渡・・・、以来 当地で活躍してきた車両との事。 明治時代ならではの木造車体が忠実に再現され、ブリル製2軸の足回りも非常に魅力的・・・・。運転席は前後のデッキ部分にあります。 春~秋の観光シーズンを中心に運行されているようですが 冬季は車庫で冬眠?してしまうようです・・・・。 ここは函館、酷寒の北国ですから 冬季は運転手さんが大変なのでしょう・・・・。
函館駅前の急カーブで捉えた37号・・・。2軸の足回りは全く衰えを感じさせず ギューンといった感じ?で軽快に加速していきました・・・・・。
以上、今日は函館の路面電車を紹介してみました・・・・・。